清酒値上げ、地方が先行 萱島酒造 6月1日実施へ

 【大分】清酒「西の関」醸造元の萱島酒造(国東市、萱島進社長)は6月1日、値上げを実施する。一部据置きの商品を除き、約5~7%のアップ。値上額は、1・8l商品小売末端(税別)で110円前後になる。関係者に対し、今年2月中に値上げの意思を示し、3月24日付、改定価格を通知した。

 主な商品の改定価格(1・8l、参考小売価格・税別、カッコ内上げ幅)は、▽特撰=2230円(118円)▽手造り純米酒=2500円(106円)▽手造り本醸造=2071円(116円)▽からくち=2022円(115円)▽上撰=1913円(114円)▽花印(佳撰クラス)=1694円(108円)

 値上げ理由について同社は次の通り説明している。

 「清酒を取り巻く環境は年々厳しく、さらに重油関連の影響が膨らんで仕入れ資材等の価格上昇が思わぬところまで波及してきた。米価は上昇していないとの報道もあるが、米生産者は年々、付加価値の高い品種へとシフトし、一般買入米は、徐々にだが確実に上昇の傾向を示している」。

 「地方の蔵にとり、合理化やコスト吸収の手段は極めて困難なことであり、引き続いての資材価格の上昇は、すでに地方蔵の一線を越えている。将来に向け、さらに良質の日本酒を醸し、お客様にご満足いただける製品を造っていくのが私どもの責任であるとともに、事業の継続、継承が地方蔵にとって、より重要なことと今回の価格値上げを決断した」。

(掲載日:2008年04月04日)

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