日本酒造組合中央会 4月の課税移出数量

2023年06月19日

 日本酒造組合中央会は、今年4月の清酒・単式蒸留焼酎の課税移出数量をまとめ発表した。4月の清酒の課税移出数量は、3万4422㎘となり、前年同月の3万6181㎘に比べて4・9%の減少となった。また、単式蒸留焼酎の課税移出数量は、3万472㎘となり前年同月の3万5206㎘に比べて13・4%減と大幅な減少となり、4月は清酒、単式蒸留焼酎ともに減少した。
 4月の清酒主産地の課税移出数量は、▽新潟県=2723㎘で6・1%減▽京都府=5667㎘で21・3%減▽兵庫県=8850㎘で0・4%増▽福島県=749㎘で1・6%減▽秋田県=1372㎘で7・8%減▽広島県=625㎘で5%減――となり、兵庫県のみ増加した。
 タイプ別の課税移出数量は、▽吟醸酒=5590㎘で2%増(うち純米吟醸酒は4128㎘で6・4%増)▽純米酒=4939㎘で3%減▽本醸造酒=2099㎘で3%減▽一般酒=2万1795㎘で7%減(うち生酒は3178㎘で1・2%減)――となり、吟醸酒、純米吟醸酒のみ増加した。
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 一方、単式蒸留焼酎主産地の4月の課税移出数量は、▽福岡県=3374㎘で9・4%減▽佐賀県=392㎘で4%減▽長崎県=176㎘で15・9%減▽熊本県=1041㎘で3・4%減▽大分県=6744㎘で12・4%減▽鹿児島県=8223㎘で5・7%減▽宮崎県=8177㎘で24・6%減▽沖縄県=1252㎘で1・4%減――となり、主産地すべてで前年同月の実績を下回った。
 原料別の課税移出数量は、▽さつまいも=1万3187㎘で14・7%減▽米=2634㎘で0・4%減▽麦=1万3058㎘で14・2%減▽そば=563㎘で17・8%減▽酒かす=38㎘で4・1%増▽その他=993㎘で15・1%減――となり、原料別では、酒かすのみ前年同月の実績を上回った。