高橋酒造が〝父の日フェス〟

2023年06月20日

 【熊本】6月10・11日、熊本中心市街地、上通のびぷれす広場で『白岳(はくたけ)父の日ファミリーフェス』があった。本格米焼酎トップブランド「白岳」醸造元、高橋酒造(本社・熊本県人吉市、高橋光宏社長)が主催するもので2019年以来4年ぶり2回目。両日とも親子らが多数来場し、お父さんへ、あるいはおじいちゃんにまで、白岳で想いをつなぎ和みを広げる場となった。
 父の日ギフトとして「白岳KAORU(かおる)星空ボトル」、「白岳金しろ・白岳銀しろ」にオリジナルクッキーを付けたセットが販売された。さらに子どもの手形や可愛いメッセージで彩る、世界に一つだけのオリジナルうちわや、白岳しろオリジナルラベルづくりも楽しんでもらった。
 「白岳しろ」は「白岳」とともに同社代表ブランドで、上品な香りと軽やかな口あたり、透明感のあるスッキリとした味わいが特長。白岳金しろは樽熟成が生み出す厚みのある口当たり、白岳銀しろは深くまろやかな味わいが楽しめる、白岳しろのシリーズ商品だ。
 白岳KAORUは、同社が酵母の力を引き出す技術で進めている〝香る酒プロジェクト〟開発商品。醪造りから蒸留法まで徹底的に見直し「より一層高い吟醸香を抽出できる独自製法により『白岳』の深い味わいを活かしながら、米にしか出せないフルーティな吟醸香を際立たせることに成功。女性や今まで焼酎に馴染みがなかった層にも気軽に楽しんでもらえるよう、フルーティで華やかな吟醸香と米由来のコク深くふくよかな味わいの両立を実現した」。1800㎖パック・900㎖スリムパックを2019年8月に全国発売。
 そして今年4月6日〝しろの日〟に全国発売したのが白岳KAORU星空ボトル(900㎖瓶)だ。白岳ブランドは、創業の地・多良木蒸溜所(熊本県球磨郡)の南に構える名山白髪岳(しらがたけ)に由来。〝満天の星空にたたずむ白髪岳〟の世界観をラベルやボトルの色で表現し、キャップも満月をイメージした黄色としている。
 両日とも〝KAORUキッチンカー〟が登場。4種の商品=白岳KAORU・白岳しろ・白岳金しろ・白岳銀しろ=の無料試飲も行った。
 コラボのオリジナルクッキーは、SNSで人気のcoccolina(コッコリーナ)さんによるもの。ギフト2セット購入者には、同氏によるアイシングクッキー体験教室に参加してもらった。
 今回のフェスは、同社女性社員により企画され、子育て世代の人たちに来場してほしいとInstagramでの広告などで周知したという。かつては白岳を、米焼酎を飲んでいた人が、レモンサワーやハイボール、RTDなどに流れる変化があり、そうした人たちを引き戻したり、さらには白岳KAORUをアピールすることで新規ファンづくりにつなげる、そうした契機とする試みもあった。