昨年の清酒出荷数量は68万klにとどまり、前年の71万klに比べ5・2%の減少だった。その中で純米酒が前年比1・9%伸び、純米吟醸酒が2%増加し、純米系統の清酒が好調だったが、清酒全体中の85%を占めている本醸造酒と一般酒の伸び悩みが痛く、全体で4%~5%減退を余儀なくされた。19年の清酒出荷数量68万281klは前年の71万7519klより3万7000kl減少(石数換算では前年より20万6000石のマイナス)の状況。昨年の清酒の輸出数量は9000klで、前年比6・5%も増加し逐年、清酒輸出の伸長傾向が続いている。
日本酒造組合中央会が発表した平成19年(1月―12月)における全国清酒課税移出数量は68万281kl(石数換算=377万石)で、前年(1月―12月)の71万7519kl(石数換算=397万8000石)に比べ3万7000kl(20万6000石)減で、5・2%減少した。
主産地の平成19年における清酒課税移出状況(前年対比)は、▽京都府=11万3225kl(5・4%減)▽兵庫県=20万6223kl(4・7%減)▽新潟県=5万716kl(4・2%減)▽福島県=1万8914kl(6・2%減)▽秋田県=2万4938kl(6・8%減)▽愛知県=2万5072kl(2・3%減)▽広島県=1万6923kl(6・9%減)――となり、主産地は軒並み前年割れの状況で、沖縄県の微増を除けば前年を上回っているのは山梨県のみとなった。
平成19年におけるタイプ別清酒の出荷状況(前年対比)は、▽吟醸酒=4万5346klで前年の4万6309klに比べ2・1%減(うち純米吟醸酒が2万3808klで前年の2万3348klに比べ2%増)▽純米酒=5万8136klで前年の5万7033klに比べ1・9%増▽本醸造酒=7万8661klを出荷したが、前年の8万4024klに比べ6・4%減▽一般酒=49万8139klで前年の53万155klに比べ6%のマイナス――の状況となった。
純米酒と純米吟醸酒の純米系統清酒はプラスだが、清酒全体の約85%を占める本醸造酒と一般酒の低迷が清酒の需要不振の大きな要因となっており、一般酒の需要開発と市場の拡大への注力がさらに必要だ。
平成19年の清酒全体出荷数量に占めるタイプ別清酒の出荷割合は、▽吟醸酒=6・6%(前年6・5%)▽純米酒=8・5%(7・9%)▽本醸造酒=11・6%(11・7%)▽一般酒=73・2%(73・9%)――で、純米酒の割合が前年に比べて0・6%アップしている。
また、吟醸酒と純米酒と本醸造酒をプラスした出荷数量の割合である「特定名称清酒割合」は19年が26・8%で、前年の26・1%より0・7%増加している。
平成19年における清酒輸出数量(免税)は8945klで、前年の8401klに比べ6・5%増加している。
昨年末の12月分全国清酒課税出荷数量は11万3737klで、前年確数の12万874klに比べ5・9%減少し、年末の最需要期の割には伸び悩んでいた。