【松山】愛媛県の卸業者でつくる愛媛県卸売酒販組合(戸田善丈理事長、松山市竹原)は、得意先の小売販売を支援するネットシステムを広島の卸業者と共同で8月をメドに構築する方針を固めた。同組合が3年前の平成16年10月から取り組んでいるリテール・サポート(RS)事業の一環で、当面は2社の運用で小売店に有用な商材を供給。将来は100社規模でスケールメリットを生かした商品供給に拡大する構想という。
今回のシステムは、広島酒類商業協同組合(広島市中区、佐伯穣理事長)がすでにネット上で運営しているウェブサイト「広島うまいじゃろう市場」(http://www.umaijaro.com)をベースに開発し、中四国で双方が取り扱う有用な地場産品を中心に酒販店に役立つ商品供給に力を入れる考え。平成15年の経営革新支援法で卸が対象になったことから経営基盤強化計画の一環でRS事業を進めてきた愛媛県卸売酒販組合に昨年8月末ごろシステム構想の打診があったという。
非価格競争の観点で酒販店の支援策に重点を置く愛媛県卸売酒販組合は、卸中央会とも関係が深い中小企業診断士やコンピューター会社社長らをブレーンにRS事業の基盤作りを進めてきた。所属する卸業者の営業マンを対象とした集中的なコア要員研修を積極開催してきたほか、2年前の平成17年9月からは催事商品の取り扱いも開始。古代米や宍道湖のシジミなど酒食品を問わず、酒販店の仕入れに有益な幅広い支援商材の拡充を進めている。