
【宮崎】今年5月創業90年を迎えた霧島酒造(本社・都城市下川東、江夏順行社長)が10月13日、記念の式典を同社霧島ファクトリーガーデン(同市志比田町)で挙行。同社の「3番蔵」(江夏社長)として今夏竣工、稼働中の「志比田増設工場」(同市志比田町)も披露した。当日式典には、全国の酒類流通業者をはじめ、金融機関・行政関係者ら約800人が招待され、同社江夏社長が感謝の言葉を重ね、さらなる飛躍を誓った。
式典冒頭あいさつのなかで江夏社長は、90年の事業継続は、「地元の生活者、販売流通に携わっていただいている方々、行政関係の皆さん、長年にわたる幅広い支援の賜物だ」と述べるとともに、高品質な酒質を生み出すための施策についてもアピール。業界に先駆け環境・品質ISOを認証取得し、コンプライアンス(企業倫理)の確立にも努めていると訴えた。
さらに、「創業90周年を礎の年とし、地場産業としての役割をこれまで以上に果たし、環境の世紀ともいえる21世紀を新創生期と位置づけ、飛躍したい」との決意を表明。「おかげさまという感謝の気持ち、感謝の花吹雪でいっぱいだ」と言葉を重ねた。
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同社の2006年3月期(05年4月-06年3月)の出荷数量は20万4900石(前年同期比112%)。ほぼ全量が本格芋焼酎で、うち「黒霧島」が66%を占める。
45億円を投じ今夏竣工した「志比田増設工場」(敷地面積1万6000平方m)は1日あたり生甘藷(サツマイモ)処理能力80t。日産400石の芋焼酎製造能力を有す。生甘藷使用・100日操業換算で4万石、冷凍貯蔵甘藷を使えば、さらに大幅な増石が可能で、稼働中の本社工場、志比田工場を含む3工場で、30万石生産体制も視野に入れる。
環境対応では同時に、新たに焼酎粕処理プラントを本社工場に隣接し建設。鹿島建設設計・施工によるもので、焼酎粕を固液分離しないままメタン発酵させる画期的なシステムを採用している。