老松酒造 森山社長が退任

 【大分】焼酎・清酒製造販売業、老松酒造(日田市)の社長が2月1日付け、森山保徳氏から永井鑑氏へ交代した。取締役社長に就いた永井氏は同社の親会社、東理ホールディングス(以下東理HD、東京)の専務取締役。代表取締役会長には東理HD代表取締役社長の福村康廣氏が就任。形の上でも、東理HD主導の経営体制が整った。

 老松酒造は1789年(寛政元年)に創業。焼酎「閻魔(えんま)」、清酒「山水」などを主力ブランドに事業を展開していたが、2005年に全株式9万株を東理HDに売却。同社の子会社となった。同年6月期の老松酒造の売上高は35億4300万円、経常利益4億2100万円で、業績は過去最高を記録していた。後継者がない同社にとっては、個人保証できない債務を切り離し、従業員の雇用を確保するなど、厳しくなる環境下で予想されるリスクを回避する課題があった。当時森山社長は、会社がベストの時に攻めの施策を打つためと説明していた。

 東理HDは2004年、東京理化工業所の株式移転により設立された純粋持株会社で、同年東証二部に上場。M&Aで酒造・食品流通、教育へと事業分野を広げてきた。酒類関係では、05年に酒類DSの山田酒販(現「ボン・サンテ」)を子会社化。清酒メーカー「(株)越後伝衛門」(新潟市)は老松酒造の子会社。東理HDの08年3月期連結売上高は324億8400万円。

(掲載日:2009年02月23日)

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