【高知】高知県の酒造メーカーでつくる県酒造組合(竹村彰夫会長)は、建て替え中だった新しい事務所が竣工したのに伴い、高知市上町の有名ホテル城西館で7月18日、業界関係者や財界人ら約150人を招いて落成を祝う祝賀会を開いた。同組合は設立50周年でもあり、あわせて祝福。新たな拠点づくりが完成したことで今後も県産酒躍進の歴史を刻んでいく。
新事務所は、マンション13階建てで、3階までを同組合が所有する。建て替えのため数年前から本町に一時移転していたが、今年5月30日に完成。住所・連絡先(高知市廿代町15-33、TEL088-823-3558・TEL088-823-3559)は変わらない。今回は、土地を売却して建物の一部を所有する「等価交換」の方式が採用され、分配された所有物件の賃貸収入でメリットを発揮する。
同組合は、もともと昭和4年に組織化された高知酒造組合が前身で、28年の酒団法設立と同時に中央会とともに県酒造組合が設立された。今回の50周年記念は、32年に高知酒造組合と幡多酒造組合に分離されて出来た県酒造組合連合会の33年設立から数えた。同連合会は、6年前の平成14年に再度2つの単位組合を統合したため、連合会の文字をはずして現名称に変わった。
祝賀会の会場となった日輪の間は、全国知事会議から急きょ参加した新知事の尾﨑正直(まさなお)氏ら祝福する関係者で埋まった。あいさつした竹村会長は「県内景気はどん底だが、いわゆる高知で言う『おだってみよう』と皆さんに案内させてもらった」と述べた上で、日本酒低迷のなか宇宙酒や宇宙米で仕掛ける話題豊富な県産酒の発展に向けて「絶大なご協力をお願いしたい」と語りかけた。
会場では、盛大な鏡開きのほか、土佐酒の発展に貢献した無手無冠の山本紀子さんや33年組合に務めた秋久徳子さんをはじめ、県工業技術センター関係者や新事務所建築の清水建設四国支店長ほか、宇宙酒開発を支援した有人宇宙システム社長や天くろうの会会長らに感謝する表彰式も温かい拍手を集めた。