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2008年04月30日

19BY全国新酒鑑評会開催概要 合計957件が出品

 独立行政法人・酒類総合研究所主催の「平成19酒造年度全国新酒鑑評会」の出品結果、鑑評会の予定などがこのほど、発表された。

 (1)出品結果

 <第Ⅰ部>計129件(前年は118件)<第Ⅱ部>計828件(前年は863件)で、総合計957件出品があり、前年より24件減少した。(詳しくは別表を参照)

 (2)鑑評会の予定

 <審査予定>“1”予審=4月22日~4月24日まで“2”決審=5月8日から5月9日まで▽開催場所=“1”“2”とも、独立行政法人 酒類総合研究所(東広島市鏡山3-7-1)

 <製造技術研究会>▽日程=5月22日午前10時~午後3時半まで▽開催場所=広島県立広島産業会館西展示館(広島市南区比治山本町16-31)

 <公開きき酒会>▽日程=6月11日午前10時~午後1時および午後4時から午後8時まで▽開催場所=サンシャインシティ ワールドインポートマート展示ホールA2・A3(東京都豊島区東池袋3-1-3)

 (3)審査結果の発表日

 審査結果の発表は、5月20日午前10時から同研究所ホームページに掲載予定(HP: http://www.nrib.go.jp)。また、製造技術研究会の会場においても結果を配布する。

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広島県清酒品評会 千本錦1位は美和桜

  【広島】第103回、広島県清酒品評会が4月17日、ANAクラウンプラザホテル広島で開かれた。

 今年の品評会には、県内50の蔵から94点の出品があり、広島国税局鑑定官室、酒類総合研究所、広島県酒造組合、県立総合技術研究所食品工業技術センターから選出された7人の審査員で審査が行われ、成績優秀の上位蔵を優等賞として表彰した。また、広島県で開発された大吟醸用酒造好適米「千本錦」を使ったお酒を審査する「千本錦酒の部」では、金賞に「美和桜」美和桜酒造が選ばれ、金尾恵弘杜氏が表彰された。同部の銀賞には「華鳩」榎酒造が、銅賞には「芳華金紋 白牡丹」白牡丹酒造が輝いた。

 県酒造組合の三宅清嗣会長はあいさつの中で、「広島県市場における県産酒のシェアは平成7酒造年度は85・6%と好調だったが、平成17酒造年度は71・6%と14%も減少した。しかし、近県の状況からみるとまだまだ高い位置で推移しているので、今後も地産地消の観点からも流通の皆さんの協力もいただきながら県産酒の消費拡大に努めていきたい」とあいさつを行った。また、若者の日本酒離れが深刻になっていることに触れ、「お酒の楽しさやおいしさ、おいしい飲み方など業界関係者からのアドバイスが聞きたがっている」とし、愛飲者の掘り起こしに協力を呼びかけた。さらには値上げ問題について、「原材料などのコストアップを自助努力で吸収することが困難な状況にあることから、清酒の価格改定については理解をいただきたい」と訴えた。

 また、永年勤続杜氏・職員表彰も行われ、35年以上勤続で岡田弘俊氏(福美人酒造)、10年以上勤続で平暉重氏(醉心山根本店)、上岡徳泰氏(県酒造組合)の3氏が三宅会長より表彰された。

 当日は、第57回広島県春季きき酒競技会の上位5位までの表彰が行われ、1位は原純氏(原本店)が受賞した。

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三和酒類 「いいちこ」がデザインワーク展

  【大阪】三和酒類(本社・大分県宇佐市)は4月18日から20日までの3日間、大阪市北区の梅田スカイタワーウエストの梅田ステラホールで、「iichikoのポスターとデザインワーク展」を開催、期間中に約3000人が来場した。

 この展覧会は、本格焼酎「いいちこ」のグラフィック、パッケージ、映像など、25年間にわたるデザインワークを展示するもので、今回は10年ぶりの開催となる。

 会場では、1984年からの「いいちこ」のB倍判ポスター311枚のうち、150枚が展示されるなど、同社が持っている資産の一つであるデザインワークを広く消費者に紹介。コミュニケーションの一助としていく考えだ。同社では、今後も継続して全国で開催をしていくという。

 「iichikoのポスターとデザインワーク展」は、1986年に地元・大分で第1回目を開催。その後、全国各地で11回開催してきたが、大阪は今回が初めての開催となる。

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2008年04月28日

花酒<続>

「だまって飲んでも面白くない。だから、語りながら飲むのです」。「花酒」~お酒がおいしくなる唄~ は、平成9年6月から醸界タイムス紙にて連載を開始した歌集「花酒」を本にまとめたもの。酒にまつわる狂歌や川柳、漢詩、はたまた選者・笑々氏オリジナルの歌(唄)を、独特の解釈(説明文)を交えて紹介している。平成19年5月5日に亡くなった著者(選者)の笑々氏の命日にあわせ、今回続編を発刊。初版掲載分を除いた全歌集を掲載した。
 書籍ご購入はこちらから

投稿者 jyokai : 16:24 | トラックバック

1月酒類課税出荷状況 51万klで前年比11%増

 国税庁が発表した今年1月分の酒類課税出荷状況(国産酒類と輸入酒類の合計)によると、全酒類合計課税数量は51万1990klで、前年の46万2833klに比べ10・6%の増加。ほとんどの酒類の出荷数量が前年を大幅に上回っている。

 主要酒類出荷数量の対前年比は清酒が0・2%微増、合成清酒が23・5%増、連続式蒸留焼酎が2・2%増、単式蒸留焼酎が7・9%増、みりんが11・7%増、ビールが5・9%増、果実酒が9・3%増、ウイスキーが5・4%増、発泡酒が17・9%増、その他の醸造酒(新ジャンル酒類)が10・3%増、スピリッツが59・7%の著増、リキュールが23・7%増となっており、ビールが前年比5・9%も増加したのは、キリンビールが2月1日からの値上げに伴う仮需要の発生が重なったもので、発泡酒と新ジャンル酒類の増加も値上げ仮需要によるもの。それと前年1月の酒類課税出荷状況の低調(清酒、果実酒などの出荷が良くなかった)だったことの裏返しによるものとみられる。

 平成20年1月分の国産酒類課税出荷数量は49万2148klで、前年同期の44万2176klに比べ、11・3%増加した。主な国産酒類出荷数量の対前年比は清酒0・2%の微増、連続式蒸留焼酎22・9%増、単式蒸留焼酎7・8%増、ビール6%増、果実酒11・4%増、ウイスキー5・1%増、発泡酒18%増、その他の醸造酒11・4%増、スピリッツ57・5%の著増、リキュール22・5%増--状況だ。

 また、今年1月分の輸入酒類課税出荷数量は1万9842klで、前年同月の2万657klに比べ3・9%の減少。そのうち果実酒は1万384klで、前年の9581klに比べ8・4%の増加となった。

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金沢局酒類鑑評会開催 優等賞、27場が受賞

  【金沢】金沢国税局(金沢市)が主催する「平成19酒造年度金沢国税局酒類鑑評会」(北陸三県の67製造者から吟醸酒240点が出品)の予審および結審を3月26日から28日にかけて行われた。その結果、優等賞に27製造者および製造責任者(杜氏など)が選ばれ、4月9日、ホテル日航金沢(金沢市)にて表彰式と新酒きき酒会が開催された。

 同局の岩槻安浩鑑定官室長は「今酒造期の気象条件は酒造最盛期の1月後半から2月にかけて寒冷な日が続き、酒造りに適した気候だった。また、品質の良好な原料米が潤沢に入荷したこともあり、酒造りに適した環境であった。今回出品された清酒は、いずれも芳醇な香りと、ふくらみの有る上品な米の旨みを持ち、すっきりとした味わいの気品ある酒質のものだった」と講評した。

 優等賞受賞銘柄(製造者・製造責任者、杜氏等)は次のとおり。

 <富山県>▽勝駒(清都酒造場・上島健一郎)▽有磯 曙(髙澤利朗・髙澤龍一)▽三笑楽(三笑楽酒造・山﨑英博)▽銀嶺立山(立山酒造・加藤智明)▽若鶴(若鶴酒造・米山弘)<石川県>▽加賀鶴(やちや酒造・外村一)▽ほまれ(御祖酒造・横道俊昭)▽朱鷺の里(見砂酒造・桐田光朗)▽加賀ノ月(加越・渡辺利一)▽大日盛(橋本酒造・前良平)▽神泉(東栄松商店・吉田正)▽獅子の里(松浦酒造・松浦文昭)▽竹葉(数馬酒造・四家裕)▽能登誉(清水酒造店・半崎征勝)▽菊姫(菊姫・松元良治、森脇正域)▽天狗舞(車多酒造・岡田謙治、中三郎)<福井県>▽黒龍(黒龍酒造・畑山浩)▽福千歳(田嶋酒造・武藤利夫)▽越前岬(田辺酒造・鷹木美芳)▽北の庄(舟木酒造・野尻和徳)▽早瀬浦(三宅彦右衛門酒造・中倉正信)▽わかさ(わかさ富士・山岸昭治)▽一本義(一本義久保本店・藤原悟)▽一乃谷(宇野酒造場・南山幸男)▽源平(源平酒造・藤原勝幸)▽花垣(南部酒造場・日置大作)▽真名鶴(真名鶴酒造・泉惠介)

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コカ・コーラ 全国初の専門施設

 コカ・コーラウエストホールディングスは、北九州エコタウン地区(北九州市若松区)に、コカ・コーラシステムの主要資産である自販機の廃棄処理を専門的に行う施設を、全国で初めて建設し4月4日から竣工・稼動した。

 コカ・コーラシステムは、「循環型社会」構築への社会的責任を果たすとともに、環境先進企業としての企業価値の増大を目指し、資源の有効活用と適正リサイクルの強化に取り組んでいる。今回、そうした取り組みの一環として、北九州さわやかリサイクルセンター「廃棄自動販売機リサイクルセンター」を竣工した。

 同施設の活用により、これまで産業廃棄物として処理していた使用済の自動販売機を自社で解体処理し、有害物質を回収するとともに、資源の有効活用を強化していく。

  【施設概要】▽場所=北九州エコタウン地区(北九州市若松区響町1-105-24)▽面積=土地・4125平方m、建物・工場棟682平方m、控室棟55平方m▽処理対象・量=廃棄自動販売機、オープンクーラー、ディスペンサー等、最大処理量年間2万台 (1日80台)▽対象地域(予定)=福岡、佐賀、長崎、広島、岡山、山口、島根、鳥取県から排出される廃棄自動販売機▽施工業者=株式会社神鋼環境ソリューション▽運営(リサイクル施設の中間処理業務)=コカ・コーラウエストロジスティクス株式会社(広島市中区東千田町2-11-20)▽総工費=約3億1400万円(うち用地費約9000万円)

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2008年04月25日

全国卸売酒販組合中央会 酒類ガイドライン本部会議 

 全国卸売酒販組合中央会は3月下旬に、酒類の公正取引の推進を図るため「酒類ガイドライン遵守推進本部会議」を開催し、当面の酒類市場問題について意見を交換し、酒類流通業界にとって最重要課題である「ビール類の価格改定問題」について国分勘兵衛卸中央会会長は「ビールの価格改定問題は、まずまず順調に推移している状況だが、4月1日以降にはサッポロビール、サントリーが価格改定するので、ぜひ速やかに価格改定が行われて小売酒販店の店頭価格が適正になるよう努力するので、生産各社の適切な対応をぜひお願いする」と切望した。

 国分勘兵衛・中央会会長は会議の冒頭でのあいさつで次のように語った。

 ■ 国分会長

 ビール類の価格改定は卸業者も危機感を持って努力、推進しており順調に推移している。ただ、肝心の大手・全国系量販店が最終的に決着していないので、非常に心配している。4月1日以降はサッポロビールおよびサントリーの価格改定となるが、速やかに価格改定が行われて、小売酒販店の店頭価格が揃うように、われわれも努力する。

 世の中の経済情勢が非常に大きく変化しており、酒類業界全体も非常に厳しい状況だ。そのため、小売業界に与信の問題などが起こってくる可能性がある。業界も「そうは問屋が卸さない」という時代になってくると思うし、問屋も儲からないと、経営困難ということになってくるから、相当腹を決めてやっていくことになる。

 価格改定に当たっては、ゆり戻しの話もあったが、これにより問屋がなくなるようなことはあり得ない。メーカーによる販促費の問題もあったが、これらが微妙な鍵になってくるのではないか。われわれの方も一生懸命に努力するので、ぜひともメーカーには無事に価格改定できるようにご努力していただきたい。メーカーおよび卸においてもまだまだ疑心暗鬼な部分もあると思うが、自主ガイドラインを守っていただければ、そういうことはない、と思うので、ぜひお願いしたい。

 これからは「量より質」の時代ということであり、量についてはそれほど大きな期待ができないので、「質」に十分力を入れて、皆が酒類業界の発展のために自助努力していただきたい。

 また、津久浦慶之・酒類ガイドライン遵守推進本部長は中央情勢報告の中で、ビール類の価格改定問題について次のように語った。

  ■津久浦本部長

 今回のビール類の価格改定は、小売段階のCVSでは早々に価格改定を行ったところが多く、組織量販店も2月中にはほとんど価格改定が終った、という段階だ。今回の値上げによる価格改定は17年ぶりということで、オープン価格という制度の中では初めての経験でもあったので、それなりに価格転嫁ができている、と思っている。ただ、問題は2月中の売買の代金回収が3月末日ということで残された日数で果たしてできるかどうかだが、それなりの形で収れんしそうだ。

 また、新取引制度の推進時と同様に、ゆり戻しが気になるところだが、具体的な方針として阻害要因を協調してこれを排除することを原則とすることを確認して今日まで価格改定の交渉を実施してきているので、おそらく大きなトラブルの事例は起こらないだろうと考えている。

 もう一つはメーカーの大規模小売店などに対する直送は新帳合の直送を絶対に受けないこと、また、特約店に対しても直送しないことをはっきり明言してほしいことをお願いしており、特にアサヒビール、キリンビールに対してはこのことを各特約店に早急に徹底するよう申し入れている。

 とにかく、ビール類の価格改定に当たっては「ゆり戻しがないように」「新取引制度導入時と同じ状況にならないよう」にしていただきたい。大規模小売業も現在の世界的な価格の流れを理解し、前と同じ価格ではできないという意識がここにきて強くなっているので、価格改定問題もほぼ、うまくいっているのではないか。

 今回のビール類が順調に推移し、蒸留酒などもそれなりに店頭売価に反映しているような状況にある。アルコール飲料の中で、価格改定の煙の出ていないのが清酒だが、これも時間の問題だ、と理解してよいと思う。

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熊本局鑑評会 世界レベルの高品質

  【熊本】熊本国税局(横山恒美局長)が主催する「平成20年酒類鑑評会」の審査結果を公表する表彰式が4月18日、熊本市の国際交流会館であった。鑑評会は同局管内4県(熊本、大分、宮崎、鹿児島)の清酒と本格焼酎を対象に、品質評価するもの。今鑑評会には、清酒の部に28場から131点、本格焼酎の部に261場から514点の出品があり、今年3月に審査を行った結果、成績優秀と認められる「優等賞」を清酒11場(入賞場率39%)、本格焼酎113場(同43%)が受賞した。

 今年の鑑評会には改革があった。

 清酒の部に“熊本酵母吟醸酒の部”を創設。鑑評会を舞台とした“吟香”競争への異論があり、「食中酒としての吟醸酒には、まろやかな吟味が不可欠で、鑑評会でこの技術の進歩向上を図っていく必要がある」との課題提起で、同部門へは20場が出品。8場が優等賞を受賞(入賞場率40%)した。

 燗酒に向く清酒の出品も促した。純米酒を対象とするなどの規定を設けず、さらには製造年度や使用酵母、アルコール分や出品時酸度も問わない、“完全不問”の自由出品。「燗酒は純米酒、とのイメージが定着することを懸念する」(同局鑑定官室・三宅優室長)との観点で、食中酒としての品質評価を試みた。賞の授与はなかったが、12場が吟醸酒を除く特定名称酒、普通酒や古酒、コメの精米を抑えたものなど22点を出品した。

 本格焼酎の部門では、芋焼酎の出品規定を「複数品種の甘藷を使用した出品に限り、3点の出品を認める」と改めた。これまで原料芋はコガネセンガンに集約していたが、多様な芋を使用した芋焼酎の出品を促すねらい。今回は全248点の出品中、「コガネセンガン」が202点で81%を占め、「コガネセンガン・以外」の出品が46点、19%あった。

 「コガネセンガン・以外」の甘藷品種は、▽白系=ジョイホワイト、シロサツマ、シロユタカ、ダイチノユメ、ゲンチ芋、シモン芋▽赤系=高系14号、紅さつま、紅はるか、ベニアズマ、ベニコトブキ、金時いも、クリコガネ▽紫系(カロチン系含む)=アヤムラサキ、頴娃紫、種子島ロマン、山川紫、紫芋、安納いも--があった。審査では、品種ごとの特性を的確に評価するために、品種のグループ化を行って品質評価した。

 <同局・三宅優鑑定官室長「審査講評」>

 熊本酵母の吟醸酒は、適度な吟醸香を備え、吟醸独特のまろやかな味わいのするものが多く、吟醸酒ファンを魅了するできばえだった。その他の酵母による吟醸酒には、華やかな香りのものが多く、味は濃醇なものから淡麗なものまで多様だった。

 本格焼酎について、芋焼酎は伝統的なサツマイモ特有の甘い香りを強調したもの、新しい品種のサツマイモを使用した個性的なものなど、原料特性が品質に反映したものが多く見られた。  米焼酎と麦焼酎は、本格焼酎の主産地にふさわしく、旨み、原料特性が出品酒すべてに感じられた。かつ、酒質の多様化が進んでいる。

 黒糖焼酎は、すべてに原料黒糖の甘い香りがあり、米麹と黒糖を調和させた濃醇な味のものから、軽快できれいな味のものまで酒質の広がりを感じた。

 そば焼酎は、香味に原料そばの特性が生かされ、技術の高さをうかがわせた。

 その他焼酎は、栗、とうもろこし、清酒粕、玄米からの出品があった。

 総じて、出品の清酒と本格焼酎は、地域ではぐくまれた味を守りながらも、新しい技術が導入され、品質の高いものに仕上がっている。レベルの高い地域のブランドとして、日本はもとより世界の清酒、本格焼酎として高い評価を得るものと確信する。

 なお、受賞者代表として、次の10場(清酒=全管内で2場、本格焼酎=管内4県各2場)を表彰した。(所在県・製造場名)

 清酒 ▽受賞製造場代表=熊本・美少年酒造▽受賞製造責任者代表=熊本・瑞鷹川尻本蔵  本格焼酎 ▽受賞製造場代表=熊本・松下醸造場、大分・二階堂酒造、宮崎・明石酒造、鹿児島・白金酒造平松工場▽受賞製造責任者代表=熊本・田苑酒造熊本工場、大分・三和酒類第三製造場、宮崎・雲海酒造綾工場、鹿児島・相良酒造

  ■入賞場(製造場、原料、杜氏等製造責任者)

 <清酒の部>

 ●熊本酵母吟醸酒部門【熊本】▽瑞鷹(瑞鷹川尻本蔵、岩根豊生)▽かめまん(亀萬酒造、田中一義)▽美少年(美少年酒造、成松広司)【大分】▽山水(老松酒造、小野勅郡)▽玄亀(亀の井酒造、佐藤博之)▽一の井手(久家本店、松野勇夫)▽龍梅(藤居酒造、小川登)▽和香牡丹(三和酒類、瀧上新和)

 ●熊本酵母以外の酵母による吟醸酒部門【熊本】▽美少年(美少年酒造、成松広司)【大分】▽智恵美人(中野酒造、小野東一)▽久住千羽鶴(佐藤酒造、佐藤好昭)

 <本格焼酎の部>

 【熊本】▽太鼓判(瑞鷹東肥蔵、米、濱田康太郎)▽蕎麦(同、そば、同)▽白水(メルシャン八代工場、麦、藤田康範)▽球磨焼酎(球磨焼酎、米、前田豊)▽天の雫(常楽酒造、米、蔵座幸一)▽繊月(繊月酒造、米、越冨茂)▽白岳(高橋酒造多良木工場、米、藤本一見)▽米・球磨拳(垣松酒造本店、米、前田勝国)▽球磨の泉(那須酒造場、米、那須雄介)▽白岳(白岳酒造研究所、米、高橋信行)▽山河・花(福田酒造商店、米、今村洋助)▽房の露(房の露、米、松本勝博)▽旅愁(渕田酒造場、米、渕田稔)▽最古蔵(松下醸造場、米、信国満昭)▽田苑(田苑酒造熊本工場、米、上田勝則)【大分】▽大分むぎ焼酎二階堂(二階堂酒造、麦、二階堂圭二)▽十王(みろく酒造、麦、小野東一)▽いいちこ(三和酒類日田蒸留所第一製造場、麦、藤田善也)▽同(同第二製造場、麦、山本二十志)▽ぶんご太郎(ぶんご銘醸、麦、清杉和男)▽米華(同、米、同)▽どっとん(赤嶺酒造場、麦、植田健治)▽ふしぎ屋(藤居酒造南町製造場、麦、西山浩幸)▽いいちこ(三和酒類第一製造場、麦、椛田実)▽同(同第二製造場、麦、清原政敏)▽同(同第三製造場、麦、松浪英樹)▽常德屋(常徳屋酒造場、麦、中園誠)▽泰明(藤居醸造、麦、藤居泰明)▽荒城の月(牟礼鶴酒造、麦、森健太郎)【宮崎】▽いいとも(雲海酒造綾工場、麦、斉藤勇一)▽そば雲海(同、そば、同)▽久蔵(同、米、同)▽日向木挽(同高岡工場、甘藷、福岡哲朗)▽いいとも(同、麦、同)▽黒霧島(霧島酒造本社工場、甘藷、横山憲仁)▽同(同志比田工場、同、益田孝一)▽駒(柳田酒造、麦、柳田實)▽そば雲海(雲海酒造五ヶ瀬第一工場、そば、菊池吉之)▽いいとも(同、麦、同)▽ひむかのくろうま(神楽酒造、麦、後藤光広)▽風白馬(同、米、同)▽栗しょうちゅう(同、栗、同)▽銀の水(佐藤焼酎製造場、麦、甲斐裕一)▽三代の松(同、栗、同)▽刈干(高千穂酒造、とうもろこし、下中野健)▽わかむぎ(同、麦、同)▽不阿羅王(王手門酒造、甘藷、嶋内英次)▽紫の焼芋(櫻の郷醸造第一製造場、甘藷、有田忠司)▽紅芋の囁き・櫻泉(同焼酎道場、甘藷、黒木豊)▽黒麹平蔵(櫻乃峰酒造、甘藷、永谷幸一)▽八重桜(古澤醸造、甘藷、古澤昌子)▽日南娘・銀の星(宮田本店、甘藷、宮田育紀)▽明月(明石酒造、甘藷、川野政文)▽尾鈴山 山ねこ(尾鈴山蒸留所、甘藷、竹井三千弘)▽橘(黒木本店、甘藷、角上愼一)▽逢初(正春酒造、甘藷、黒木裕章)【鹿児島】▽相良兵六(相良酒造、甘藷、渕脇直志)▽さつま無双黒(さつま無双、甘藷、松元太)▽かめつぼ仕込み(三和酒造、甘藷、丸田紀)▽黒麹仕立て桜島(本坊酒造鹿児島工場、甘藷、堂原憲吉)▽青潮(祁答院蒸溜所、甘藷、黒瀬明)▽田苑・田苑黒麹仕込み・流川(田苑酒造鹿児島工場、甘藷、中永田浩一)▽同(同、麦・米、同)▽小鹿・紅とんぼ(小鹿酒造、甘藷、地寄誠)▽千代吉(八木酒造、甘藷、吉行正巳)▽朝日(朝日酒造、黒糖、喜禎浩之)▽奄美(天川酒造、黒糖、福地初弘)▽浜千鳥乃詩(奄美大島酒造、黒糖、竹山茂機)▽あまみ六調(大島食糧酒造所、黒糖、根釜哲也)▽奄美(亀澤酒造場、黒糖、前田義清)▽はなとり(徳田酒造、黒糖、宿里英司)▽奄美(中村酒造、黒糖、中村裕)▽天下一(新納酒造、黒糖、新納仁司)▽珊瑚(西平酒造、黒糖、本間泰伸)▽氣(西平本家、黒糖、小俣都美夫)▽奄美(松永酒造場、黒糖、松永晶子)▽あまみ長雲・長雲一番橋(山田酒造、黒糖、山田隆)▽さつま木挽(雲海酒造鹿児島工場、甘藷、日高良則)▽さつま諸白(鹿児島酒造阿久根工場、麦、弓場裕)▽さつま島美人(長島研醸、甘藷、中村雅洋)▽利右衛門黒(指宿酒造協業組合、甘藷、黒瀬和吉)▽しま甘露(高崎酒造、甘藷、神渡義照)▽種子島金兵衛(種子島酒造、甘藷、市囿清次)▽太古屋久の島(本坊酒造屋久島伝承蔵、甘藷、本坊龍二)▽島乃泉(四元酒造、甘藷、四元貴教)▽天文館(宇都酒造、甘藷、神渡勇次)▽さつま白波(薩摩酒造頴娃蒸溜所開聞蔵、甘藷、宿里初男)▽同(同御領蔵、甘藷、古木保明)▽さつま白波(薩摩酒造火の神蒸溜所、甘藷、後山努)▽知覧 武家屋敷(知覧醸造、甘藷、森正木)▽萬世・薩摩萬世(萬世酒造、甘藷、神渡博文)▽小松帯刀(吹上焼酎、甘藷、下別府和広)▽黒麹仕立て桜島・薩摩紅(本坊酒造知覧蒸留所、甘藷、俵積田敏彦)▽貴匠蔵(本坊酒造津貫貴匠蔵、甘藷、川上芳史)▽同(同津貫工場、甘藷、上村敏彦)▽小鶴くろ(小正醸造、甘藷、笠野美好)▽熟成玄米(同、玄米、同)▽十二萬七千七百五十(薩摩金山蔵、麦、福元藍)▽金鶴の蔵(同、米、同)▽兼重(濵田酒造焼酎蔵薩洲濵田屋伝兵衛、麦、坂元学)▽海童(濵田酒造傳藏院蔵、甘藷、中野俊伸)▽いろはのい(同、麦、同)▽白の匠(同、米、同)▽黒伊佐錦(大口酒造第二蒸溜所、甘藷、原田幸太郎)▽同(同本社、甘藷、山之上則久)▽伊佐大泉(大山酒造、甘藷、南谷義昭)▽白金乃露(白金酒造重富工場、甘藷、黒瀬東洋海)▽白金乃露 黒(同平松工場、甘藷、工藤清輝)▽おやっとさあ(岩川醸造、甘藷、新原通雄)▽大隅(大隅酒造、甘藷、山ノ内洋一)▽志布志湾(同、麦、同)▽さつま若潮・さつま黒若潮(若潮酒造協業組合、甘藷、原田修治)

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宝酒造田んぼの学校2008 親子で田植えを体験

 【千葉】宝酒造は4月19日、千葉県栄町の田んぼで「TaKaRa田んぼの学校2008」を開催。32家族105人の親子が参加し、もち米の田植えに挑戦したり、田んぼ周辺に生息する生物などの自然観察を行った。

 入学式では、校長を務める井野拓磨・宝酒造常務が「田んぼの学校は、今年で5回目の開催になる。今回は1403家族から参加の応募があり、抽選によって選ばれた32家族105人に参加していただいた。カリキュラムは、今回から食育にも力を入れ、田植えをする米の種類も、昨年までのうるち米からもち米に変更、この米を原料に本みりんをつくることにした。この学校を通じて、子供たちの環境教育、社会・伝統文化教育につながっていけばと考えている」とあいさつ。

 このあと裸足になった親子は、まだ水の冷たい田んぼに入り、地元農家の指導を受けながら、生まれて初めての田植えに挑戦した。

 「TaKaRa田んぼの学校」は、同社がNPO法人「森の学校」の協力で開催しているもので、親子が自然と触れ合い、自然と命のつながりなどを学ぶことが目的。参加した親子は米づくりや自然観察などの体験を通じて、自然や食べ物の尊さ、日本の伝統文化などを学習する。

 カリキュラムは、4月から10月までの間に、田植え編、草取り編、収穫編、恵み編の4回の活動で行われ、収穫したもち米は同社の松戸工場で本みりんを製造し、来年春に参加者に届けられる。

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2008年04月24日

とどろき酒店が企画 全国19の蔵元、250人来場の熱気

  【福岡】日本酒が美味しい理由--。造り手と会ってもらえれば、そのわけが分かる。そんな投げかけがテーマの酒会が4月13日、福岡市内のホテルであった。主催したのは、“全国銘酒と自然派ワイン”の専門店「とどろき酒店」(福岡市博多区三筑2-2-31、轟木行男代表)で、全国19の蔵元(うち1社ワイン醸造)が出展。飲食店関係者や一般消費者ら約250人の来場者でうまった会場には、“美味い日本酒”との出会いの輪が深く幾重にも広がり、熱気に包まれた。

 酒会は有料立食で、来場者が蔵元の出展ブースをめぐるスタイル。出展蔵はすべて同店一押しの、いわば“とどろきブランド”だが、これまでまとまった形での酒会を催す機会がなく、九州の酒会には初登場という蔵元もあった。こうした酒会の開催は、飲食店も求めていたという。当初予定の定員200人分は即完売。申し込みが絶えなかったが、会場の許容いっぱいの追加、250人でとどめた。当日来場した飲食店主は、「同店が企画したこれまでの酒会とは、出展蔵が異なり新鮮。ワクワク楽しみにして来ました」と声を弾ませた。

 同店轟木代表(63)は、「焼酎がピークを過ぎ安定期に入り、その間に和のリキュールも出てきたが、日本酒に目を向けてほしいという思いがある。こんなに美味しい酒があるのに、飲み知る機会がない。そのために、美味しいお酒でも売れないことがある。蔵元さんにはアピールのチャンスにしてほしい」と、酒会開催の主旨を語る。開場に際しては、「最高レベルの酒をたくさん出品してくれているので、いろいろと酒談議もいただきたい」と訴えた。

 今回19の蔵元が出品した酒は86種類。個性は酒だけでなく、蔵元の人柄にもにじむ。贔屓(ひいき)筋の蔵元がある飲食店。それにコアなファン。もちろん、新たな出会いにも胸が高鳴る。密度の濃い対話の熱風が、あちこちに起こる。造りへの熱い思いがほとばしる。飲み進むうちに、価格以上の酒質レベルの高さに驚く。飲食店関係者はいかに管理し、いかに料理と合わせ、いかに提供しているのかを語る。美味しい酒を、美味しく飲んでもらいたい、その温かな思いに触れ、造り手は有り難いと思う。一般消費者は日々の愛飲を語り、蔵元との出会いに興奮しきりの様子。

 今回の企画を任された同店店長の轟木渡さん(35)は、「日本酒が美味しいのは、伝統に磨きをかける蔵や、次世代の若い醸造家の出現によって日々進化しているから。こんな人が一所懸命に造っているから美味しいんだということを知ってほしかった」と語る。日本酒蔵のなかにある、ただ1社のワイン醸造場は、「和に合う、山梨の地酒」という位置づけで出展を依頼したという。

 実際、日々の商いのなかでは、日本酒への風も感じている。飲食店からの、「ちゃんとした品揃えで日本酒を勧めていきたい」との声も高まっているし、同店での日本酒の売り上げは伸び続け、手応えは日ごとに強くなっているという。今秋には格段の上向きが期待できる。その下準備をしておく意味も、酒会にはあった。

 ある出展蔵は、「私どもと酒屋さんは運命共同体。車の両輪で、その片方の輪を一所懸命に回していただいていると感じ、本当にうれしいし、ここでいただく生の声はきっと、次の造りに活きる」と語る。酒会は、造り手と売り手、飲み手の絆を一層強める場のように見える。

 出展蔵は次のとおり。▽東一(あづまいち・五町田酒造/佐賀)▽醸し人九平次(かもしびとくへいじ・萬乗醸造/愛知)▽亀齢(きれい・亀齢酒造/広島)▽栗駒山(くりこまやま・千田酒造/宮城)▽独楽蔵(こまぐら・杜の蔵/福岡)▽五凛(ごりん・車多酒造/石川)▽雑賀(さいか・九重雑賀/和歌山)▽貴(たか・永山本家酒造場/山口)▽楯野川(たてのかわ・楯の川酒造/宮城)▽東洋美人(とうようびじん・澄川酒造場/山口)▽土佐しらぎく(とさしらぎく・仙頭酒造場/高知)▽庭のうぐいす(にわのうぐいす・山口酒造場/福岡)▽八海山(はっかいさん・八海山/新潟)▽美田(びでん・井上/福岡)▽飛露喜(ひろき・廣木酒造本店/福島)▽御湖鶴(みこつる・菱友醸造/福島)▽山形正宗(やまがたまさむね・水戸部酒造/山形)▽若竹屋(わかたけや・若竹屋酒造場/福岡)▽<ワイン>ARUGA BRANCA<アルガ ブランカ・勝沼醸造/山梨)

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京都府酒造組合連合会 ボトルネッカー製作

 京都府酒造組合連合会では、6月に開催される「サミット外相会合(G8)」の京都での開催を歓迎するため、「ボトルネッカー」を製作し、協賛事業を実施する。内容は、同会傘下の酒造会社約52社の、720ml前後を中心とした商品にボトルネッカー(清酒びんにぶらさげるもの)を提げて、京都府下の酒販店において販売を行うもの。実施期間は3月下旬から外相会合終了日を目途にしている▽問い合わせ=TEL075-611-4115(京都府酒造組合連合会)

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サントリー3月分販売動向 過去最高のシェア達成

 サントリーは、ビール、発泡酒、新ジャンル飲料の3月の販売状況について次のとおり発表した。

 ビール事業の販売数量は、「ザ・プレミアム・モルツ」の好調、新商品「ゼロナマ」の発売に加え、びん・樽の価格改定前の仮需により、1-3月累計で15万2928kl、前年比8・6%増を示し、過去最高のシェア12・8%を達成した。

 ビールは、累計で5万3710kl、4・3%増となった。「ザ・プレミアム・モルツ」は好調に推移し、単月で販売数量93万ケース、42・4%増、累計で202万ケース、36・1%増を示した。

 発泡酒は、累計で4万2777kl、4・1%減。糖質ゼロの新発泡酒「ゼロナマ」は単月で55万ケース、累計で82万ケースを達成した。

 新ジャンル飲料は、昨年発売した「金麦」が寄与し、累計で5万6442kl、26・2%と大きく伸長した。「金麦」は、単月で72万ケース、累計で164万ケースとなった。「ジョッキ生」は、単月で89万ケース、38・1%減、累計で207万ケース、23・2%減を示した。

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2008年04月23日

日酒販 イケウチと資本業務提携

 日本酒類販売(本社・東京都中央区、松川隆史社長)は4月8日、八王子市の酒類卸、イケウチ(大津邦芳社長)と業務提携を目的とした資本提携を行うと発表した。

 今回の資本・業務提携は商流機能の充実、物流・情報体制の拡充、人材の有効活用など、機能する地域卸として企業体質の強化と、得意先へのサービス向上を図っていくことが目的。なお、イケウチと三井食品の業務提携は円満に解消した。

 イケウチは今後も現経営陣が引き続き経営を行い、日本酒類販売はイケウチの経営健全化と卸機能向上に必要な支援を行っていく。 イケウチは昭和27年創業、資本金は6600万円で、平成19年9月期の年商額は74億円。

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福岡局「きき酒会」華やかに 地酒振興アピール

  【福岡】福岡国税局(戸田聡局長)は4月10日、福岡市内のホテルで春季恒例の「新酒きき酒会」を開催した。同局管内・北部九州3県(福岡、佐賀、長崎)の地酒の魅力を、地酒振興に寄与する管内の経済界、報道機関、酒類流通団体、外国領事館、消費者などにアピールするもので、38回目の開催。当日は招待者ら244人が出席。きき当てに挑戦したほか、同会に続き行われた「福岡・佐賀・長崎の地酒を楽しむ会」(3県酒造組合主催)で、3県の季節料理とともに地酒を堪のうした。

 同会には招待者だけでなく、公募による一般消費者も50人程度が参加。清酒の甘辛別3点・タイプ別4点、本格焼酎の原料別5点--計12点の酒をきき当てる競技にも挑戦し、12点満点「名人位」には佐賀大学准教授の小林元太さんを認定した。

 「--地酒を楽しむ会」には管内3県89の蔵元が出品。

 清酒は、▽福岡=41場▽佐賀=20場▽長崎=11場▽計=72場が、▽吟醸酒=125点▽純米酒=50点▽本醸造酒=34点▽燗酒(平成19年度福岡局酒類鑑評会「純米酒の部」入賞酒)=15点▽計=224点--を揃えた。本格焼酎は、▽福岡=26場▽佐賀=8場▽長崎=18場▽計=52場が、各1点計52点を出品した。

 開宴に先立ち戸田局長は、「3県の地酒を心ゆくまで味わって、是非多くの人にPRいただきたい」とあいさつ。主催者代表の長崎県酒造組合・瀬頭昭治会長は、「懸命にいい酒を造ろうと努めているが、この会を始めたころと比べると、消費量は半分に減っている。“酒道”に励み、3県の酒をと、もう一声トーンを上げていただきたい」と語り、地酒愛飲を呼びかけた。

 乾杯は“お酒の学校”卒業生、3人の女性。学校は各県が女性を対象に、日本酒全般について、さらには地元の酒について知ってもらおうと開校しているもので、これまでの卒業生は、▽福岡=225人▽佐賀=105人▽長崎=25人--に及ぶ。福岡のお酒の学校校長・木下宏太郎さんは、卒業生を地酒の強力なサポーターだと語る。「地元の酒を愛するコアな女性ファンをつくることでもあり、口コミの情報発信が期待できる」。

 乾杯の発声では3人が、「居酒屋では必ず3県の酒があるかと尋ねます」「粋に楽しむための労を惜しみません」などと宣言し、「この会に出席の皆さんも、是非実践いただきたい」と訴えた。

 今年の新酒(清酒)のできばえについては、同局・川瀬直樹鑑定官室長が、「年明けには、酒造りにとって好条件の寒冷となり、加えて3県の杜氏の伝統的な技術がいかんなく発揮され、例年以上にいい酒ができあがった。ソフトで口当たりも良く、しかも、この北部九州のしっかりとした味付けの料理にも釣り合うだけの、コク、味の強さも伴っている」と講評した。

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三宅本店 「特別純米酒 福乃頂」

  【広島】清酒「千福」を醸造する三宅本店(呉市本通、三宅清嗣社長)は“特別な日に”“大事な人に”“自分へのご褒美に”薦める「特別純米酒 福乃頂」を3月24日から発売した。

 同商品は減農薬・天日乾燥で造った広島県高宮産酒造好適米「八反錦」を100%使用し、60%まで磨いたこだわりの特別純米酒。呉市の灰ヶ峰伏流水、酵母は広島県開発の「せとうち21号」、安芸三津村伝承広島杜氏仕込、と広島の米・水・酵母・技で醸した。味わいはふくよかで味わい深いコク、さわやかな口当たりが特長で、パッケージはレトロなびん・デザイン、首にかけたしおりにはこだわりの想いがつづられている。

  【商品概要】▽アルコール度=16度▽日本酒度=プラス5▽容量/希望小売価格=720mlびん/2226円

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2008年04月22日

ビール酒造組合 STOP!未成年飲酒キャンペ

 ビール酒造組合および会員であるビール5社(サントリー・アサヒビール・キリンビール・サッポロビール・オリオンビール)は未成年者の飲酒防止を目的として推進するキャンペーン「STOP!未成年者飲酒」プロジェクトを4月中旬から交通広告について首都圏、名古屋、京阪神地区に加えて、札幌市・仙台市・広島市・福岡市・那覇市において拡大展開している。

 今回は10代へのメッセージを中心に展開しているが、東京都、大阪府の一部ビジネス街を通過する地下鉄については大人たちへのメッセージを訴求している。さらに、一昨年より実施しているコンビニエンスストア・スーパーマーケット業界との連携を継続するなど、未成年者の飲酒防止に関する取り組みを、ますます強化していく。主な展開内容は次のとおり。

  ■展開内容

 新聞広告・交通広告の実施=2005年10月から実施しているビール5社の各種商品広告・販促物の中へのシンボルマーク掲出に加えて、今年も4月には「STOP!未成年者飲酒」を新聞広告、交通広告を通じて訴求していく。

 コンビニエンスストア業界・スーパーマーケット業界の協力参加=一昨年から継続して協力してもらっている、日本フランチャイズチェーン協会、日本チェーンストア協会、日本ボランタリー・チェーン協会、全国スーパーマーケット協会の協力参加を得て、全国のコンビニエンスストア(酒類小売免許を有する店舗)ならびに、スーパーマーケット・チェーンストアの酒類売場で「STOP!未成年者飲酒」のシンボルマークをデザインしたPOP類(缶バッチ・スウィングステッカー・リーチイン用仕切り板・マルチステッカー・店頭ポスターなど)を展開する。

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大阪国税局 日本酒の情報発信源に

  【大阪】大阪国税局は4月11日、大阪市中央区のKKRホテル大阪で、日本酒の需要振興を目的にしたイベント「SAKE日本酒セミナー2008」を開催。大阪にある領事館関係者、料飲店、デパート、そして女子大生ら約200人が参加した。

 このセミナーは、日本酒に関する正しい知識を消費者に普及させるコア要員を拡充するなど、日本酒の需要振興に向けて側面的な支援を図るとともに、消費者の意見を把握し、酒類行政に反映していくことを目的に、大阪局が毎年開催しているもの。

 4回目となる今回は、大阪国税局の岡本佳郎局長が「この大勢の参加者の方が、日本酒に親しみ知識を深めることで、新たな情報の発信源となって日本酒のPRにつなげてほしい」と主催者のあいさつを述べた後、講師に丹波杜氏組合小島喜代輝組合長と、大津プリンスホテル北野登和食料理長を招き、講演を行った。小島組合長は、「旨い日本酒造りと伝えたい醸技」の演題で、杜氏の現在置かれている状況について、高齢化が一段と進んでおり、その歴史・物語性、そして技術を継承していくことの必要性を述べるとともに、酵素・酵母など発酵学が進み、香りや力価、味までコントロールされる時代となったが、今こそ麹が出す生きた香りや味、酵母の造り出す深みのある旨い酒で良さを訴えたいと語った。

 また北野料理長は「日本酒を美味しく飲む和食からの提案」の演題で、料理にあわせて銘柄だけでなくグラスや温度を変え、例えば食事を始める先付の時には華やかな味わいの大吟醸酒を10度Cに冷やし、温度が上がると味が変わるその変化が楽しめるようブランデーグラスを使うなど、消費者の視点から日本酒の美味しい飲み方などを提案した。

 講演の後には鑑定官が利き酒の方法を指導。試飲コーナーでは、近畿2府4県の地酒約200銘柄が出品され、参加者はきき酒を楽しんだ。特に日本酒をベースにしたカクテル体験コーナーは、パック入り清酒を使ったお手軽カクテル6種類が提案され、熱心に飲み比べる女性たちの姿が目立った。

投稿者 jyokai : 09:48 | トラックバック

キリングループ3月分販売動向 炭酸飲料が躍進

 キリンホールディングスは、キリンビール以外のグループ各社の3月分概況について、次のとおり発表した。

  【メルシャン】ワイン事業は、3月単月で11%減(販売金額)を示し、国産ワイン8%減、輸入ワイン13%減とともに減少した。

 国産ワインでは「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」が5%増、「ボンルージュ」が10%減、「ビストロ」が8%減となった。

 輸入ワインは、チリワイン「サンライズ」が昨年のスクリューキャップ導入によるキャンペーンの反動で7%減と前年を下回ったが、その他ではチリワイン「フロンテラ」が73%増、オーストラリアワイン「イーグルホーク」が22%増など主力のスクリューキャップ商品群が引き続き好調に推移している。

 加工用酒類事業は3月単月で5%減となった。アルコール製剤は前年並みを維持したが、みりん、発酵調味料、加工用ワインは前年をやや下回った。

  【キリンビバレッジ】発売80周年を迎えた「キリンレモン」のリニューアル発売とフルーツビネガーを使用した新商品「ジャバダバ」の投入効果で、炭酸飲料が単月169%増(1-3月累計で31%増)と好調に推移した。「ボルヴィック」も単月16%増と引き続き好調を維持している。

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2008年04月21日

日本洋酒酒造組合2月分の洋酒出荷 8万4千klで19%増

 日本洋酒酒造組合が発表した2月分の国産洋酒類出荷数量は全品目合計が8万3896klで、前年同月の7万809klに比べ18・5%の著増となった。

 主な品目の前年対比は▽ウイスキー=12・8%減▽ブランデー=19・8%の著増▽スピリッツ=38・6%の大幅増加▽リキュール=21%増(うち梅酒が24・7%の著増、カクテル・チューハイが22・2%の大幅増加)--の状況で、スピリッツ、リキュールが好調に推移している。

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一ノ蔵 「第16回大阪・一ノ蔵を楽しむ会」開催

  【大阪】一ノ蔵(宮城県大崎市、松本善文社長)は、4月11日に太閤園迎賓館(大阪市都島区)にて「第16回大阪・一ノ蔵を楽しむ会」を開催した。  同会は、宮城の同社のお酒を他県の人たちに知ってもらうには、飲んでもらうのが一番と考え、各地で開いている。

 松本社長は「『伝統的なおいしさを持つ日本酒造りの継承と発展を目指す』この想いはより良い原料米の確保を願い農業への参入まで広がり、昨年の経営方針を“一ノ蔵型第六次産業”という言葉に込めて実現を目指す事にしている。米作りを中心とした第一次産業、酒造りの第二次産業、販売・サービスの第三次産業、この一次から三次までを掛け合わせた、新しい蔵元の形を構築したい」とあいさつした。

 会場は約500人の来場者で賑わい、女性の愛飲者が多い人気の低アルコール酒「ひめぜん」を中心に華やいだ空間となっていた。

 会場では、タンク酒の特別純米生原酒薄にごり非売品・純米大吟醸松山天(しょうざんてん)・発泡清酒すず音・特別純米酒・熟成酒招膳(しょうぜん)・ひめぜんDry・米米酒・金龍蔵純米吟醸など、日頃手に入りづらいお酒が飲めることもあり、試飲コーナーは列が出来るほどの盛況ぶり。同社のお酒をお店で知り、全種類を飲みにきたと楽しそうに飲んでいる来場者もいて、回を重ねるごとに同社のお酒の知名度が上がってきている。タイムサービスであま酒のシャーベットを配ったり、特賞に有機米仕込純米大吟醸とひとめぼれのセットのほか、豪華な景品が当たる抽選会など、趣向に凝った内容に来場者たちは楽しいひと時を味わっていた。

 同会は料理をチケット制にし、“海の幸、山の幸、宮城の幸”をテーブルに取り、ゆっくりとお酒を楽しんでもらえるようにした。「おいしい料理とお酒を毎回楽しみに来ている」と10回も通っている来場者もいたり、「もっと身近に同社のお酒が買える販売店を増やして欲しい」などの意見が多数あった。イベントを開くことで消費者の声を直に聞くことが出来るのがメリットになっており、アンケート酒のコーナーを設け、まだ未発売のお酒を飲んでもらうことで消費者の反応を知るきっかけも作っていた。

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キリンビール第1四半期販売動向 価格改定の影響受ける

 キリンビールは第1四半期(1-3月)のビール・発泡酒・新ジャンル市場の販売動向について、次のとおり発表した。

 ビール+発泡酒+新ジャンル計は、価格改定による仮需の反動、他社の仮需の影響もあり、前年比6・9%減とマイナスになったが、新ジャンルに関しては17・0%増と好調に推移した。

 ビール計は、昨年発売した「キリン・ザ・ゴールド」の裏返しもあり、19・3%減とマイナスとなった。今後、最盛期に向けて「勝ちTキャンペーン」や味の素社とのコラボレーション企画などを展開する。

 発泡酒計は、業界全体と同様に減少を示し4・7%減。その中で、2月20日に発売した「麒麟ZERO」は、3月末までに146万ケース販売と予定を上回る勢いで好調に推移し、すでに年間目標の3分の1を達成している。「淡麗グリーンラベル」「淡麗アルファ」とあわせた糖質オフ系発泡酒計では20%以上のプラスを示した。

 新ジャンル計は17・0%増と好調に推移した。「のどごし生」は定番回帰の流れを受け、好調を継続。2005年4月の発売以来、累計40億本を3月13日に突破した。

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2008年04月18日

3月分ビール類課税出荷状況 41万7千klで19%減

 3月分のビール類(ビール+発泡酒+新ジャンル酒類)のビール大手5社の課税出荷数量は41万7000klで、前年の51万3000klに比べ18・7%の大幅減少だった。ビールは20万4000klを出荷したが、前年比28・7%の大幅マイナス。発泡酒は10万8000klで13・5%減少。一方で、新ジャンル酒類は10万5000klを出荷し2・9%増加した。ビール、発泡酒の出荷数量が減少したのはアサヒ社などの値上げに伴う仮需要の反動によるものとみられる。今年1-3月累計のビール類出荷数量(第1・四半期出荷状況)は119万9000klで、前年同期の123万klに比べ2・6%減少した。そのうち、ビールが62万6000klで前年比4・9%減少。発泡酒が31万2000klで4・5%減少の一方、新ジャンル酒類は26万klを出荷し、5・8%増加している。

 ビール酒造組合、発泡酒の税制を考える会などがまとめた3月分のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)課税出荷数量は41万6681klで、前年の51万2555klに比べ18・7%の2ケタの減少(前年より9万5874klのマイナス)となった。

 これは3月から値上げしたアサヒ社の製品に係る仮需要の反動や2月から先行値上げしたキリン社製品の仮需要の影響が残っていた関係もあり、5社合計で出荷が大幅減少した結果となった。

 ジャンル別の3月出荷状況は▽ビール=20万4015klを出荷したが、前年の28万6096klに比べ28・7%の大幅マイナス▽発泡酒=10万7827klで、前年の12万4589klに比べ13・5%減▽新ジャンル酒類=10万4839klで前年の10万1870klに比べ2・9%増--の状況で、ビールと発泡酒は前年より減少し、新ジャンル酒類のみが増加している。

 1-3月累計(第1・四半期)のビール5社のビール類課税出荷状況は119万8717klで、前年同期の123万1315klに比べ2・6%減少(前年同期より3万2598klマイナス)した。うち▽ビール=62万6117klで前年対比4・9%減▽発泡酒=31万2379klで4・5%減▽新ジャンル酒類=26万221klで5・8%増--で、新ジャンル酒類のみが前年より増加している。なお、ビール類1月-3月累計がマイナスとなったのは3年ぶりだ。

 ビール酒造組合がまとめた1-3月のビール市場動向は「3月は2月の大幅増加の反動もあって、前年対比71・3%。1-3月累計では95・1%で、マイナスとなった。容器別販売動向は、びんが前年比91・6%、缶が94・2%、樽・タンクが99・1%の状況。用途別販売動向は業務用が97・6%、家庭用が92・8%の状況」。

 また、発泡酒の税制を考える会がまとめた1-3月の発泡酒市場動向によると「本年3月は値上げによる仮需要もあって前年比86・5%、1-3月累計では95・5%となった。容器別販売動向は、びんが前年比87・1%、缶が95・5%、樽・タンクが98・1%。用途別販売動向は業務用が97・8%、家庭用が95・4%」としている。

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羽島体験プロジェクト 千代菊で発表

  【岐阜】JAS有機の認定を受けたアイガモ米づくりから純米吟醸酒の仕込み、さらにさまざまな農作業を体験する羽島体験プロジェクト「第11回 米から酒までマイブランドをつくる」のイベントスケジュールが4月14日、羽島市の千代菊で発表された。

 これは、千代菊、アイガモ稲作研究会などが母体となり羽島市が後援、岐阜地域農業改良普及センター、JAぎふ羽島営農経済支援センターが支援する「羽島体験プロジェクト実行委員会」が主催するもので、会員(300人)を募り(登録料2000円)、田植え、ヒエ抜き、稲刈り、酒仕込み体験・見学、酒蔵見学などを実施する。出来上がった純米吟醸酒は来年2月に予定されている「ふれあいパーティー」で披露されることになっている。

 会員価格でアイガモ米や純米吟醸酒(生酒)が買えることに加え「農作業を通じて自然の恵み、自然との調和や共生が実感できる」と、すっかり定着したこのイベント。記者発表に駆けつけた白木義春羽島市長も「米づくりから酒づくりまで体験するこのプロジェクトは、地産地消そのもの」とした上で「自然体験には子供の道徳心や規律を育む効果があり、食の安全や食糧問題、さらには農作物の生産に関心を持つ機会にもなる」と評価。「過去10回のノウハウを生かして今回も素晴らしいものにしてほしい」と述べ、出来上がった純米吟醸酒を「羽島の特産品」として全国にPRしていく姿勢も示した。

 千代菊の坂倉吉則社長は、イベント内容を説明した後、前回のプロジェクトで生産した「アイガモ一家」に火入れした「千代菊有機純米吟醸酒」が全国酒類コンクール・純米大吟醸部門で第1位を獲得したことを感謝の言葉と共に報告。「これからも千代菊といえば『安心・安全、有機のお酒』と言われるよう、努力していきたい」と結んだ。

 スケジュール発表前から登録料を振り込んでくる人もいるほどの人気イベント。参加希望は千代菊(TEL058-391-3131・担当:河合)、もしくは同社HP(http://www.chiyogiku.co.jp)まで。

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アサヒビール3月分販売動向 仮需の反動で減少

 アサヒビールが発表した3月分のビール類課税出荷数量は10万5285klで、3月からのビール類値上げによる仮需の反動により、前年比43・7%の減少となった。1-3月累計の出荷数量は44万3736klで、2・8%減を示した。

 ジャンル別に見ると、▽ビール=6万9145klで46・6%の減少(1-3月累計では30万3894klで2・5%減)▽発泡酒=1万5685klで55・3%減(8万2805klで6・7%減)▽新ジャンル=2万454klで7・9%減(5万7036klで1・7%増)――といずれも仮需の影響を受ける結果となった。

 主要ブランドの販売数量は、▽「スーパードライ」=500万ケースで49・5%減(累計は2345万ケースで1・5%減)▽「熟撰」=36万ケースで414・3%増(48万ケースで220・0%減)▽「本生ドラフト」=37万ケースで63・4%減(211万ケースで2・3%減)▽「本生アクアブルー」=34万ケースで51・4%減(176万ケースで20・4%減)▽「スタイルフリー」=42万ケースで40・0%減(232万ケースで231・4%増)▽「クリアアサヒ」=90万ケース(累計も同)▽「あじわい」=36万ケース(182万ケース)

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2008年04月17日

2月ビール出荷数量(確数) アサヒ仮需で20%増

 ビール酒造組合が発表した2月分のビール課税移出数量(確数、地ビールは含まず)は 23万9892klで、前年同月の20万282klに比べ19・8%の著増。前々年の21万660klに対しては13・9%増加となった。

 今年1月-2月累計課税移出数量42万779klで、前年同期の37万1031klに比べ13・4%増加しており、前々年同期の38万2151klに対しては、10・1%の増加となった。

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月桂冠 米由来の化粧品

 月桂冠(京都市伏見区、大倉治彦社長)は化粧品「モイストムーン」の新シリーズ「モイストムーンプライム」である美白美容液「薬用ホワイトニングエッセンス」と、日焼け止め化粧品「プロテクトUVミルク」の2アイテムを通信販売ならびに、月桂冠大倉記念館の売店で4月1日から発売した。

 同シリーズは「モイストムーン」の保湿力をベースに、美白や紫外線カットなどの機能性をプラスしたスペシャルケアシリーズで、米醗酵液や、米ぬかエキスなど米由来の美肌・保湿成分ほか、植物から抽出した天然成分を配合、肌にうるおいを与えるスキンケア化粧品。

 「薬用ホワイトニングエッセンス」は肌のくすみや日焼けによってできるシミ、ソバカスを防ぎ、うるおいを与え透明感のある肌に仕上げるようにした。「プロテクトUVミルク」は伸びが良く、顔だけが白く浮き上がって見える白浮きの状態を抑えるよう、使用感に配慮した。

 ▽申込方法=ハガキ…〒540-8790大阪東郵便局私書箱396号、月桂冠モイストムーン受注センター行、FAX…0077-780-380、TEL…0077-780-180、インターネット…http://www.moistmoon.jp/▽容量/希望小売価格(税別)=「ホワイトニングエッセンス」30ml/5000円、「プロテクトUVミルク」30g/2500円

投稿者 jyokai : 09:52 | トラックバック

ミツカングループ 米国調味料市場を拡大 

 ミツカングループの米国現地法人、ミツカンアメリカズは4月3日、インペリアルブランド社のグルメ・スペシャリティ部門(食酢・クッキングワイン部門)を買収し、新たに加工用クッキングワインビジネスに参入するとともに「EdmundoTM」(クッキングワイン)などのブランドを取得した。

 今回の買収により同グループでは、クッキングワイン市場でのマーケットシェア拡大および新ブランド取得によるブランドビジネス強化を目指すとともに、食酢ビジネスの買収による規模拡大で、ミツカンアメリカズの液体調味料事業の基盤強化を図っていく。

 同グループは、「多角化」「国際化」をグループの戦略として掲げており、米国への進出は1981年の食酢メーカー買収を皮切りに四半世紀以上に及んでいる。今回の買収を機会に、ブランド・新製品開発強化を推進し、さらなるグローバル化を図っていく。

投稿者 jyokai : 08:56 | トラックバック

2008年04月16日

2月酒類輸出状況 清酒、39%の伸び

 財務省関税局が発表した2月分の酒類輸出通関状況によると、ビールが1840klで前年比7・8%増加、清酒が1082klで38・6%の著増、ウイスキーが102klで34・3%増、リキュールが189klで38・1%増加、焼酎が232klで2・8%増--と軒並み前年を大幅に上回っている。

 今年1月-2月累計輸出数量の前年対比は、ビールが22・9%増加、清酒が8・2%増加、ウイスキーが3・9%減少、リキュールが17・7%増加--の状況。

 清酒の2月分輸出数量の主な相手国別数量と前年対比は、アメリカが325kl(前年比26・7%増加)、台湾が159kl(55・2%増加)、香港が101kl(10・5%増加)、カナダが94kl(前年の3・2倍)、韓国が85kl(40・6%増加)--の状況。

投稿者 jyokai : 10:37 | トラックバック

メルシャン 母の日にあわせスペシャルパック

 メルシャンは、ワインの需要が高まるゴールデンウィーク、母の日にあわせて、フランスワイン「ピア・ドール」と「bボルドー」のスペシャルパックを4月9日から発売した。

 「ピア・ドール」は、南仏の日当たりの良い畑から収穫されるぶどうで造られた、フルーティな口当たりの飲みやすいワイン。1本につき1個、ローズを中央にあしらったピンクを基調とした“ローズリボン”がついている。また「bボルドー」は、ワインの王道とも称されるフランスの銘醸産地ボルドーの名門ネゴシアン「ドゥルト社」がベストバランスの味わいを追求して造っているワイン。1本につき1枚、ローズ柄に“b”の文字をあしらったオーガンジー素材の巾着型のラッピングがついている。

  【商品概要】▽希望小売価格(税別)=「ピア・ドール 08年スペシャルパック」1040円、「bボルドー 08年スペシャルパック」1060円▽容量=750mlびん▽発売期間=商品がなくなり次第終了▽発売地域=全国

投稿者 jyokai : 09:41 | トラックバック

高松の周知会 多田理事長ら説明

  【高松】高松エリアの酒販店でつくる高松小売酒販組合が通常総代会の決議内容を広く組合員に知らせる「周知会」が3月26日、高松市林町のサンメッセ香川であり、会場を埋めた約100人が多田健治理事長らから熱心に説明を受けた。同組合の第55期通常総代会は、すでに2月22日に開かれ、前年12月期の第54期決算や今年度予算など全ての議案を滞りなく可決していた。

 周知会に参加した組合員らで会場は満員となり、議事を進めた浅田邦弘副理事長ら複数の幹部とともに出席した多田理事長は業界の現状や今後の対応について説明した。厳しい酒類販売の環境について多田理事長は、規模を縮小しながらも効率をあげた自店の最近の動向を例に参加した酒販店の組合員を勇気づけ、「皆さんもお客さんと良い商売を続けてほしい」と期待を示した。

 会では、量販部会や業務用部会など市場安定に向けて組合内の積極的な活動が続けられている点が強調されたほか、今春から始まるタバコ自販機の完全規制に伴う法制化の動きなど最新情報が提供された。行政からは、高松国税局の山崎派遣酒類業調整官や高松税務署の三宅酒類指導官らが出席。同組合の活動について「厳しいなか、行政に対する協力に感謝すると同時に敬意を表したい」と高く評価したうえで商売に役立つ研修を継続する考えを強調。未成年者飲酒防止や電子申告などで協力も求めた。

投稿者 jyokai : 08:45 | トラックバック

2008年04月15日

近畿酒類販売業者名簿2008

 近畿地方の小売業者を網羅した「近畿酒類販売業者名簿」は、昭和29年の初版発行以来、酒類業界の各シーンで活用されてきた。今版の名簿には、市町村合併に伴う住所変更に対応しているほか、新規免許取得者のデータも掲載した。

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投稿者 jyokai : 17:36 | トラックバック

小売酒販中央会 不当廉売の防止へ

 全国小売酒販組合中央会は、今国会に提案されている独占禁止法改正案に対する酒販業界の意見・要望を公正取引委員会、自民党、公明党、国税庁などに提出し、不当廉売行為などの防止へ抑止力のある実効性を伴った制度とするよう強く要望した。

  ■独占禁止法改正法案に対する意見・要望

 (1)課徴金の対象となる行為類型が拡大されて不当廉売など(同一の違反行為を繰り返した場合)も課徴金の対象となるが、その違反行為については「排除措置命令(勧告)」が基準とされているが、酒類などでは「排除措置命令(勧告)」の発令は今までになく、条文が形骸化(けいがいか)してしまうのではないか、と考えられる。また、違反行為による排除措置命令を繰り返した場合でなく「一度目の違反行為による排除措置命令」で課徴金を課すべきだ。

 (2)不当廉売などの違反行為を行った場合の課徴金は「違反行為に係る商品の売上額」に算定率を乗じた金額となっているが、これでは課徴金が小額となり、違反行為の抑止力となり得ないのではないか。「おとり商品」的扱いによりほかの商品の売り上げが上がることから、当該対象店総売上を基準にするか、もしくは売上高によって一定の課徴金額の設定をすべきではないか。

 (3)優越的地位の濫用に係る取引相手との取引額が10億円以上となる場合が課徴金の対象としているが、ハードルが高すぎる。さらに減額すべきだ。

 (4)酒類については国税庁との協力スキーム体制も明確に示してほしい。また、公正取引委員会の「酒類ガイドライン」の違反行為の判定基準は国税庁指針との共有化を願いたい。

 (5)中小零細企業事業者団体での団体訴訟制度の導入をさらに検討すべきだ。

投稿者 jyokai : 10:20 | トラックバック

酒販年金事件 責任追求へ連携求める

  【福岡】酒販年金事件の被害者に現況を説明する会が4月6日、福岡市中央区の福岡小売酒販組合であった。小売中央会の元事務局長・関被告への東京地裁実刑判決によっても、何ら救済の道が開けない被害者に対し、あらためて年金事件の問題を指摘し、被害者同士が連携を強め、粘り強く責任追及と救済を求めるよう訴えるもの。事件の幕引きムードが強まるなか、事件が終わってはいないことを主張する場ともなった。

 主催したのは、「福岡県酒販年金被害者の会」代表の大島和加丸氏(元・全国小売酒販組合中央会北九州支部長、元・福岡県小売酒販組合連合会会長)。同会発起の浅川吉允氏(現・県小売酒販連理事、福岡小売酒販組合理事長)も同席した。

 大島氏は、事件への強制捜査の端緒となった刑事告発人。現在、東京地裁に対し、福岡や鹿児島、東京の被害者194人を原告団としてまとめ、事件に関与した金融ブローカーや銀行員を詐欺罪に問い、中央会関与者の責任も追及する、新たな刑事告訴を提起している。関被告の公判では証人尋問に立ち、関被告一人が起こした事件ではないことを訴えた。

 当日の説明会には地元の被害者が出席。大島氏は関被告の東京高裁への上告提訴が昨年10月に認められ、今年5月20日に公判が始まる予定を報告。新たな刑事告訴が受理されず、保留のままの状態が続いていることに対しては、「事件性があるから返せない。受理しないこと自体が異常だ」と語った。

 政治家秘書が絡み、官僚の恩恵享受も疑われている年金事件。「144億円もだまし取られた詐欺事件を、どうしてマスコミは取り上げないのか」として、「報道管制が敷かれているのではないか」との疑念も示した。

 大島氏は事件について、「ねつ造捜査だ」と断言。自身の刑事告発を捜査着手の端緒としながら、年金運営委員会委員などを含め中央会関与者の責任を問う告発の訴えを無視し、関一人への断罪で事件を終結させる結論ありきで捜査が進められたことを批判。

 また、中央会が被害者から民事提訴される、対立の構図も異常だと指摘。自己責任論で対抗し、被害者救済に動かない中央会や地方組合に対して、「酒販年金は、老後の生活資金にと、中央会が国税庁の指導の下に立ち上げた福利厚生事業。しかも2万2600人、組合員の4分の1が被害者になっている」として責任ある対応を求めた。

 事業が破たん状態に陥るなか、幹事銀行の解散勧告に従えば、被害はなかった、とも。詐欺を誘発する要因となった事業継続に決定的な役割を果たしたとして、当時の年金運営委員で現中央会会長・藤田氏の重大な責任を指摘。事件関与者が会長を務める異常な組織だから、保身のために、刑事提訴もできないし、被害者救済にも動けないと訴えた。

 「143億9000万円が、本当に外国に投資されたかどうかはわからないという、中央会の公式文書もある。明らかに詐欺であり、訴えられないのは、仲間だからだ」とも。暴走にブレーキをかけるべき役割を果たさなかった顧問弁護士の責任も問うた。

 今回の説明会は、奇しくも、平成17年3月、国税庁が中央会に対し業務是正命令を、4月に運営改善勧告を発出してから3年を経過して、同年11月の強制捜査からは2年5カ月の歳月を経て開かれたことになるが、被害者は救済されるどころか、取り巻く環境はむしろ悪化している。孤立を余儀なくされ、絶望とあきらめのなかにある。

 障害を持つ子供のためにと、掛け金を積んできた人。高齢な親の介護と自身の生活に窮する人。受給されるはずだった期日が、過ぎれば過ぎるほど加入者は高齢化し生活困窮の淵に落とされる。

 説明会に出席した男性によると、裁判費用はかさむから提訴にはかかわらない方がいい、というような被害者の対抗措置や結束を妨げる声も大きくなっているという。そのなかで、「責任を追及したり、掛け金を取り戻すなんて、できっこないとあきらめている」。

 「刑事訴訟なら費用はかからない。訴えることは被害者の権利であり、一つの組織としてまとまらなければならない」と呼びかける大島氏に対し男性は、「被害者同士の連携を働きかけ、90%のあきらめムードを変えていきたい」と応えた。

 説明会は、4月13日、北九州市でも開かれる。

投稿者 jyokai : 09:27 | トラックバック

イズミック 営業譲統合で大阪支店移転

  【名古屋】酒類・食品総合卸売業と流通および物流に関するリテールサポート事業を展開するイズミック(名古屋市・盛田宏社長)は4月1日、100%子会社であるヨシカワ酒販(東大阪市高井田中2-1-23、佐々木利保社長)の大卸を除く酒類卸売の営業と、葛城酒類販売(奈良県大和高田市東三倉堂町17-22、井上元博社長)の酒類販売業を継承し営業統合した。この統合に伴い、営業拠点を新設、同時にイズミック大阪支店を大阪市西成区から東大阪市に移転した。

 3社が持つ物流および情報システム、商品政策などの卸機能を統合し、関西地区での業態別営業組織体制へ変更。さらに受発注センターを設置することで顧客サービスを強化していくことが狙い。

 <新営業拠点>

 ▽イズミック大阪支店(旧ヨシカワ酒販中央支店・大阪府東大阪市高井田中2-1-23、TEL06-6782-1553)▽イズミック大阪支店受発注センター(大阪府東大阪市高井田中2-1-23、TEL06-6782-1638)▽イズミック大阪支店南大阪営業所(旧ヨシカワ酒販南大阪支店・大阪府泉北郡忠岡町忠岡南3-14-73、TEL0725-23-1441)▽イズミック大阪支店大阪西営業所(旧イズミック大阪支店・大阪市西成区南津守2-1-40、TEL06-6652-7111)▽イズミック京阪支店奈良営業所(旧葛城酒類販売・奈良県大和高田市東三倉堂町17-22、TEL0745-22-2001)

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2008年04月14日

2月分酒類への家計支出 全国平均3千円で5.6%増

 総務省統計局が発表した2月分家計支出調査結果によると、酒類の一世帯当たり(2人以上の世帯・農林漁家世帯を含む)の全国平均家計消費支出金額は3039円で前年に比べ5・6%増加した。

 主要酒類の支出金額(前年比)は▽清酒=566円(109・9%)▽焼酎=568円(107・6%)▽ビール=935円(106・4%)▽ウイスキー=77円(73・3%)▽ぶどう酒=194円(120・5%)▽発泡酒=444円(99・3%)▽その他の酒類=256円(105・3%)--の状況で、清酒、焼酎、ビール、ぶどう酒への家計支出が増加しており、清酒の購買金額は、東京都区部で前年比10・9%増加、大阪市でも19%も伸びていて、清酒への支出金額増加が注目される。

 また、主要酒類の一世帯当たりの平均購入数量(前年比)は▽清酒=759ml(112・9%)▽焼酎=853ml(102・5%)▽ビール=1830ml(108・3%)▽ウイスキー=65ml(97・0%)▽ぶどう酒=145ml(95・4%)▽発泡酒=1300ml(97・7%)--の状況で、清酒、焼酎、ビールの購入数量が増加している。

 なお、2月分の外食への家計支出金額は平均1万1570円で、前年比97・3%と回復していない中で、そのうちの飲酒代も平均1030円で、前年比86・9%にとどまっている。

投稿者 jyokai : 10:52 | トラックバック

キッコーマン 醤油を世界の調味料に

 キッコーマンは、昨年の米国進出50周年を契機に、グループの将来ビジョン「グローバルビジョン2020」を策定した。同ビジョンは、2020年を目標とする同グループの「目指す姿」およびそのための「基本戦略」を定めたもの。

 「目指す姿」は、同グループの定性的な目標として、“1”キッコーマンしょうゆをグローバルスタンダードの調味料にする“2”食を通じた健康的な生活の実現を支援する企業となる“3”地球社会にとって存在意義のある企業となる――の3つを定めている。

 「目指す姿」を実現するための柱となる基本戦略は次のとおり。

 (1)しょうゆ世界戦略…高収益を上げてきた「海外のしょうゆのビジネスモデル」を世界に広げていく。2020年の目標は売上3000億円、しょうゆの販売量100万klを目指していく(数量シェア12%、金額シェア世界ナンバーワン)。  各国別の戦略は、▽日本=高付加価値化を進めるとともに、しょうゆ関連調味料の拡大を図っていく▽北米=安定成長期に入っており高付加価値化と業務・加工用のさらなる開拓を進める▽欧州=今後も2ケタ成長を目指す。主要市場の深耕とロシア、中東欧の開拓を進めていく▽アジア=10年後の成長を支える市場として考えている。本醸造しょうゆを浸透させるとともに、中国、インド市場の開拓を重要としている▽南米、アフリカ=アジアに続く同社の成長を支える潜在力を持つ市場であり、2020年以降の成長のための助走期間と考えている――とビジネスモデルを順次世界各地に展開していく。  製造拠点は、現在海外に6つあるが、2020年にはその倍程度になると考えている。北米、欧州ともに現在の生産拠点の増産だけでは販売量をまかなえなくなるため、2015年前後に北米第3工場および欧州第2工場が必要となる。南米は可能性を検討、アジアの生産拠点については現地企業との提携なども含めて検討を行う。

 (2)東洋食品卸世界戦略…しょうゆに次ぐ第二の柱として、拠点ネットワークの整備と物流体制の強化を図り、蓄積してきたノウハウを活用することで、世界ナンバーワンの東洋食品卸としての地位を強固なものとする。

 (3)デルモンテ事業戦略…デルモンテ事業は、アジア・オセアニア地域の商標使用権を活用し、国内および海外での展開を図る。アジア・オセアニア地域では、タイおよび今年5月から生産が始まる中国の生産拠点を活用し、商品の競争力を向上させていく。中国市場については、生産拠点と合わせて販売拠点を構築し、本格的に参入することを課題としている。国内では、グループ経営資源を活用し、飲料事業の成長およびチルド分野への本格進出を図る。

 (4)健康関連事業戦略…しょうゆ醸造で培ってきた技術と日本の食文化の中心的役割を担ってきたノウハウをいかして、「食と健康」の分野で成長を果たすことを目指す。現在、国内では臨床診断や衛生検査の分野で展開、海外では企業買収により健康食品事業を展開しているが、これらの成長を果たすとともに、新たな企業買収も視野に入れて、健康関連事業の拡大を図る。

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未成年者飲酒防止キャンペ 地元高校生45人参加

  【福岡】博多税務署管内酒類業懇話会(石蔵利正会長=石蔵酒造取締役)は4月4日、九州の玄関口、JR博多駅で未成年者飲酒防止街頭キャンペーンを実施した。同防止強調月間に合わせ行うもので、地元高校の生徒らも参加。未成年者の健全育成を阻害する飲酒を認めない社会環境づくりを呼びかけた。

 主催の懇話会は、博多地区の酒類生販三層で構成(事務局・博多小売酒販組合)。キャンペーンの実施を、警察(福岡県警本部、博多警察署)、行政(福岡県、福岡市、博多区役所、福岡国税局、博多税務署)のほか、地元高校3校(博多女子高等学校、精華女子高等学校、沖学園高等学校)、JR九州・西日本が協賛。協賛高校の生徒45人を含め、総勢115人が参加し、JR博多駅の博多口前広場と新幹線改札のある筑紫口で、啓発文入りウェットティッシュ6000個を配布した。

 実施に際し、懇話会石蔵会長は「未成年者の健全育成へ寄与するものであり、熱意ある活動を願いたい」と訴えた。

 未成年者飲酒防止強調月間に合わせ、福岡県下では今月中に5地区で、地元高校生らも参加して同主旨のキャンペーンが実施される。参加者総数は240人以上(1地区未定)、啓発のための配布ノベルティの総数は1万3400個に及ぶ。

 博多・福岡・田川税務署管内では4日同日実施。3地区とも懇話会の主催で、実施場所は福岡が西鉄福岡駅、田川が量販店2店(サンリブ、Mr.Max)。

 9日には、直方小売酒販組合が主催し、早朝から地元高校2校の校門前に立ち、登校する生徒にクリアファイルを配付。

 24日には、香椎の懇話会がイオン香椎浜店で実施の予定。

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2008年04月11日

2月分単式蒸留焼酎出荷数量 4万8千klで23%増

 2月分の単式蒸留焼酎課税出荷数量は4万8000klで、前年対比22・5%の増加となった。これは、麦焼酎の値上げに伴う仮需要の影響も重なったものとみられる。主な原料別単式蒸留焼酎出荷数量の前年対比は▽いも=15%増加と堅調▽米=2・7%の伸び▽麦=36・3%の著増--で推移している。今年1-2月の累計出荷数量は8万2000klで、前年対比11%増加の状況の中で原料別は▽いも=8・7%増▽米=2・4%増▽麦=25%ほど増--となっており、本格焼酎は値上げがほぼ終了し、安定成長に向かって着実な需要拡大と収益の確保への経営努力に注力が期待されている。

 日本酒造組合中央会が発表した単式蒸留焼酎の2月分課税出荷数量(概数)は4万7764klで、前年の3万8984klに比べ22・5%の大幅増加。前年確数4万359klに対しては18・3%となっており、1月に続いて2カ月続けて出荷数量がプラスとなった。

 単式蒸留焼酎主産地の2月分出荷数量(前年比)は▽福岡県=3900kl(10・1%増)▽佐賀県=316kl(18・6%増)▽長崎県=310kl(7・9%増)▽熊本県=2230kl(12・1%増)▽大分県=1万2812kl(37・5%の大幅増加)▽鹿児島県=1万2389kl(14・1%の著増)▽宮崎県=1万398kl(36・5%増)▽沖縄県(泡盛)=2269kl(0・8%の微増)--で、福岡国税局管内と熊本国税局管内の全県が前年を相当上回っている。

 2月分単式蒸留焼酎の主な原料別出荷状況(前年比)は▽さつまいも=1万5780kl(15・1%増)▽米=4560kl(2・7%増)▽麦=2万4525kl(36・3%の著増)▽そば=1007kl(10・5%減)▽酒かす=44kl(14・4%減)▽その他=1849kl(10・9%増)--の状況で、いも焼酎と麦焼酎が大幅に増加している。

 今年1-2月累計の単式蒸留焼酎課税出荷数量は8万1717klで、前年同期の7万3324klに比べ11・4%ほど増加し、主な原料別焼酎の出荷数量の対前年比は▽さつまいも=8・7%増▽米=2・4%増▽麦=25%増▽そば=3・4%減▽酒かす=7・5%減▽その他=15・2%増--となっている。

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平成20年「四国清酒鑑評会」 24場が優等賞受賞

  【高松】高松国税局は4月4日、四国4県で今シーズン醸造された新酒の出来栄えを見る平成19年「四国清酒鑑評会」の結果について成績優秀な最高位の「優等賞」を24製造場(徳島4・香川2・愛媛9・高知9)が受賞したと発表した。清酒メーカーなどを対象に出品酒を公開する「製造技術研究会」は、4月10日午前10時から2時間同局3階鑑定官室で開かれ、あわせて午後1時から30分間7階第1会議室で「表彰式」も実施された。

 4県全体で55場が吟醸107点と純米54点の計161点を出品。県別の内訳は▽徳島9場27点(吟醸18点・純米9点)▽香川7場19点(吟醸13点・純米6点)▽愛媛22場64点(吟醸42点・純米22点)▽高知17場51点(吟醸34点・純米17点)。同局鑑定官室で3月18-19、21の3日間審査した。

 発表によると、今年の新酒は軽快で芳醇な味わいで多様な品質の傾向があるのが特徴。同局は「例年並に1-2月の安定した寒冷な気候に恵まれ、蔵元の巧みな酒造技術が発揮されて高品質の清酒が醸された。良質なコメの旨みが引き出された『吟醸酒』については、酵母の生成による果実のような香りがほどよく調和してすっきりした風味に仕上がり、純米酒は品質の特徴が良く出てマグロの刺身との相性も見るべきものがあった」としている。

 平成19酒造年度は、アルコール20度換算で前年より17・6%少ない9358klが製造される見込みで、15・6度の市販酒換算では1万1354kl。優等賞24場(氏名は製造責任者)は次の通り。

  【徳島】▽吉本醸造(株)(眉山)吉本直弘▽日新酒類(株)太閤酒造場(瓢太閤)森下寛▽司菊酒造(株)(司菊)苛原靖▽(名)中和商店(今小町)上田穰

 【香川】▽西野金陵(株)多度津蔵(金陵)山口一弘▽西野金陵(株)八幡蔵(金陵)酒井史朗

  【愛媛】▽栄光酒造(株)(酒仙栄光)岡田彦男▽協和酒造(株)(初雪盃)井上藤樹▽雪雀酒造(株)(雪雀)石田久雄▽(株)八木酒造部(山丹正宗)村上浩由▽西本酒造(株)(虎の尾)西本勝▽川亀酒造(資)(川亀)二宮靖▽石鎚酒造(株)(石鎚)越智稔▽首藤酒造(株)(寿喜心)首藤壮一郎▽武田酒造(株)(日本心)上田益男

  【高知】▽酔鯨酒造(株)(酔鯨)土居教治▽(有)仙頭酒造場(土佐しらぎく)仙頭竜太▽土佐鶴酒造(株)北大野工場千寿蔵(土佐鶴)福留幸一▽土佐鶴酒造(株)北大野工場天平蔵(土佐鶴)池田健司▽土佐鶴酒造(株)本社工場(土佐鶴)粂野敦志▽(株)アリサワ(文佳人)有澤浩輔▽高木酒造(株)(豊の梅)高木直之▽司牡丹酒造(株)(司牡丹)浅野徹▽亀泉酒造(株)(亀泉)西原一民

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キリンビール中国統括支社 キリン広島工場70年

  【広島】キリンビール広島工場が誕生して70年になることを記念した式典が3月27日、キリン広島ブルワリーで開催された。

 1938年、かつて国府があった安芸郡府中村(現在の安芸郡府中町)に同社4番目の工場として誕生した広島工場は、当時、東洋一の規模を誇った。1997年に、同社の3カ年の中期経営計画の骨子「ニュー・キリン・ビジョン21」で工場の再編成が行われることになり、広島工場も1999年に「キリンビアパーク広島」へと生まれ変わっている。

 式典には地元府中町から和多利義之町長をはじめ商工会長らを来賓に招いて開かれ、横山良範広島統括支社長は、「広島工場の製造中止が決まったとき、地域の人たちからたくさんのあたたかいメッセージをいただいた。戦前から戦後、そして現在と、広島でビール造りを行えたことを感謝している。現在は形をビアパークと変え、樽生ビールを中心に製造を続けているが、従業員すべてが感謝の気持ちで、地元の企業として広島の元気を応援していきたい」と話した。

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2008年04月10日

国税庁 未成年者飲酒防止強化を要請 

 国税庁、酒類の関係省庁は毎年4月を「未成年者飲酒防止強調月間」として全国的な広報啓発活動を展開し、国民の未成年者飲酒防止に関する意識の高揚を図っており、酒類販売業者に対して未成年者への酒類販売防止対策を一層強化するよう強く予防することとしている。

 そこで、国税庁は酒類小売業者および酒類販売管理者へ未成年者飲酒防止のために次の7カ条の取り組みを積極化するよう要請していく。

 ■未成年者飲酒防止への取り組み7カ条“1”未成年と思われるお客様には年齢確認を実施し、未成年者には酒類を販売しないようにする“2”夜間に酒類を販売する場合には未成年者の酒類購入を責任をもって防止できる者を配置するなど販売体制の整備を“3”未成年者が酒類を清涼飲料と誤認して購入しないよう、酒類(特に清涼飲料的な酒類)と清涼飲料との分離陳列の実施を“4”未成年者のアクセスを防止すよう改良された酒類自動販売機(改良型酒類自動販売機)以外の酒類自動販売機の撤廃および設置した改良型酒類自動販売機の適切な管理を“5”カタログ販売やインターネット販売などの通信販売形態で酒類を取り扱う場合には、未成年者飲酒防止の注意喚起および申込者の年齢記載・年齢確認の徹底を“6”ポスター掲示などによる未成年者飲酒防止の注意喚起を“7”アルコール飲料としての酒類の特性、特に未成年者の心身に対する悪影響および未成年者と思われる者に対する年齢確認の実施方法などの従業員研修を実施

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キッコーマン  新コーポレート導入

 キッコーマングループは、新コーポレート・マークおよび新コーポレート・スローガンを、日本および海外のグループ各社で導入し、グローバルに展開する。なお本格導入は6月下旬だが、4月から一部の商品ラベルなどで導入を開始している。

 同社では、2006年4月から「消費者本位」の原点に立ち、長期的な視点から、新しい事業構造にふさわしいコーポレート・マークをはじめとしたブランド体系を構築すべく、検討を重ねてきた。  その中で、消費者に事業を通して何を提供するのかをとりまとめた「キッコーマンの約束」を構築し、将来のあるべき姿としている。

 「キッコーマンの約束」は、新しいコーポレート・マークおよびスローガンのベースとなり、新しいブランド体系の根幹をなすもの。さらに、この「キッコーマンの約束」を一言に凝縮して表現したものが、新コーポレート・スローガン“seasoning your life”で、日本語では、“おいしい記憶をつくりたい。”となっている。  コーポレート・マークおよびスローガンの刷新により、キッコーマングループは、今後も消費者の視点に立った先進的な取り組みを続け、消費者の期待にこたえていきたいと考えている。

 【新コーポレートについて】デザインの中心となるイメージは、「かよいあうこころ」。食のよろこびと、こころとからだの健康を、のびやかでやわらかに表現した。また小文字を使用することで、「やさしさ・ぬくもり・親しみやすさ」を表している。ロゴの右肩に配した六角形のマークには、革新と伝統を融合していくキッコーマングループの意思が込められている。

 ブランドカラーはオレンジ色。太陽や炎、大地や豊穣(ほうじょう)を感じさせ、「健康・若々しさ・活力」を象徴するとともに、食欲を増進させる色としている。

 【キッコーマンの約束】「こころをこめたおいしさで、地球を食のよろこびで満たします。」“1”伝統のわざと知恵を磨き続け、高品質の商品・サービスを誠実にていねいにお届けします。“2”素材をいかし、栄養バランスに優れた食生活の提案により、こころとからだの健康を応援し、毎日を明るい笑顔で彩ります。“3”世界の食文化との出会いの中で新しいおいしさを創造し、時代や文化に合った豊かな食生活をご提案します。

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国分 ワインネッツの全株式取得 

 【大阪】国分とアサヒビールは3月27日、アサヒビールの子会社である卸会社、ワイネッツ(本社・大阪市住之江区、吉田博社長)の全株式を国分が譲り受けることで合意した。

 ワイネッツは、大阪府およびその周辺地域を中心に活動している酒類卸で、今回の全株式取得は、同エリアにおける酒類食品営業力の一層の強化と、取引先への的確な卸機能発揮によるサービスレベル向上を目指して行ったもの。平成20年4月10日に株式譲渡が行われ、全株式取得後、国分は代表取締役社長として竹村学氏(国分近畿支社付部長)を派遣する。

 ワイネッツは大阪の地場卸、ヨシトモ、吉田、浜泉の3社の合併によって平成11年に設立。平成19年12月期の年商額は、200億円強を売り上げている。現在の従業員数は103人。

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2008年04月09日

蒸留酒酒造組合20年度事業計画 連続式蒸留焼酎の拡大に注力

 日本蒸留酒酒造組合は3月25日の臨時総会で、平成20年度(平成20年4月から21年3月)の蒸留酒業界の事業計画を決定し「連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)、合成清酒の公正競争秩序の維持」「連続式蒸留焼酎の需要拡大対策(組合統一PR)」「蒸留酒用原料対策」「連続式蒸留焼酎の表示自主基準の周知徹底」などの重点施策を推進する。

 ■平成20年度事業計画
 (1)校正競争秩序の維持=少子高齢化により酒類の総需要の減少が見込まれる中、これまで以上に品目間の競争の激化と低価格志向の高まりが予測される。従って、連続式蒸留焼酎および合成清酒については国税庁の「酒類に関する公正な取り引きのための指針」、公正取引委員会の「酒類の流通における不当廉売、差別対価などへの対応について」および組合の「甲類焼酎の公正な取り引きのための基本的な考え方」による秩序ある競争を基調とした取引慣行の維持および消費税、酒税の適性な転嫁が強く要請されるところであり、監督官庁の指導と関係業界の協力のもとに適切な対策を講ずる。

 (2)需要拡大対策=連続式蒸留焼酎および合成清酒の需要開発を図るため、最近の飲酒形態の多様化と嗜好の変化に沿う品質および意匠の創造開発などについて調査研究を進める。特に連続式蒸留焼酎は品目間の競争もますます激化する環境の中で、引き続き需要の拡大を図るため、活字媒体とインターネットを活用した全国的なPRにより商品の品質特性である純粋性、飲み方の多様性、健康性を強調して訴えるなど、一層効果的な広報宣伝に努める。なお、近年の酒類を取り巻く環境変化を踏まえ、広報宣伝に当たっては未成年者の飲酒防止、飲酒運転禁止やアルコールと健康問題および酒類容器のリサイクルに関する注意表示を行う。

 (3)蒸留酒用原料対策=組合員が製造する酒類の原料については諸外国との自由貿易協定交渉が進展する厳しい国際情勢の中で、大半を海外の原料に依存している現状に鑑み、原料に関する諸外国の情報を積極的に収集し、適時適切に組合員に提供することにより、原料の価格の安定と確保に資する。

 (4)酒類の表示の実施に対する対策=連続式蒸留焼酎の表示については平成19年10月1日から実施している「連続式蒸留焼酎の表示に関する自主基準」の周知徹底を図るとともに、混和焼酎の表示については平成17年1月1日から実施している「焼酎甲類と焼酎乙類を混和した酒類の表示に関する自主基準」の周知徹底を図る。

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霧島酒造20年3月期決算 30万2千石、19%増で着地

 【宮崎】霧島酒造の平成20年3月期決算における本格焼酎販売量は30万石を突破し、30万2000石(前年同期比118・7%)での着地となった。販売のほぼ全量が芋焼酎「黒霧島」「霧島」という同社。「黒霧島」の構成比が全体の8割を占めた。紙パック商品比率は48%の状況。

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久留米商工会議所 酒どころ・久留米アピール

 【福岡】久留米商工会議所(本村康人会頭)は3月25日、久留米市内のホテルで「久留米の新酒を楽しむ会」を催した。会議所会員の交流を深め、地元久留米の日本酒をPRするもので、3回目の開催。日本酒の蔵元の数が18と、単独市としては全国2位の久留米をアピールした。

 平成17年2月、1市4町(久留米市、三井郡北野町、三潴郡三潴町、同郡城島町、浮羽郡田主丸町)の合併によって、久留米市は全国有数の酒どころに。日本酒の実製造場が最も多い京都市(27場)に次ぎ、神戸市(18場)と並ぶ。

 楽しむ会は酒どころ・久留米をアピールする格好の機会で、福岡国税局、久留米税務署、久留米市が後援。福岡県酒造組合が協力のもと、当日は久留米市内にある日本酒の全メーカー18社が出展した。会はその他、地元の6商工会が協力。(社)久留米法人会が協賛した。

 今回の会には、会議所会員270人、来賓30人の計300人が参加。久留米の18の蔵元は、新酒をメインに約60種の日本酒を揃え、ブースに立って商品説明など行った。参加者は、5つのタイプの日本酒の利き当てに挑戦した後、料理とともに地元久留米の日本酒を堪能。筑後酒造り唄が披露され、出展蔵の紹介もあった。

 同会議所本村会頭は、久留米市の酒類卸、(株)本村商店の社長で、福岡県卸酒販組合・副理事長。主催者あいさつのなかで、「久留米商工会議所は5千余の会員を擁し、“小さな企業の大きな元気”を目指し前に進んでいる。酒どころ・久留米の、本当のおいしい地酒を十分に堪能していただきたい」と語り、“地域資源”である地元の日本酒蔵を誇った。福岡局・戸田聡局長は、「地酒振興のための会が盛大に開催される」ことへ感謝の辞を述べた。

 久留米市・江藤守國市長は、「久留米市には18社の蔵元があり、これは人口10万人当たりでは全国で一番多い。筑後川に恵まれ、長年継承されてきた産業。久留米市は今年4月に中核市に移行するが、地域ブランドを形成していくなかで、大きな象徴として日本酒を、全国に売り出していく必要がある」と訴え、地元の蔵元へエールを送った。応え、蔵元代表は「数だけでなく、品質においても日本有数の酒どころとの名声を得るよう努力したい」と語った。

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2008年04月08日

租特87条 期限切れで今後の動向に注目

 中小規模の酒造メーカーに対する酒税の軽減税率を定め、3月31日に期限切れとなった租税特別措置法第87条の、今後の行方に注目が集まっている。

 同法は、清酒、連続式蒸留焼酎、単式蒸留焼酎、果実酒、合成清酒、発泡酒、地ビール製造業者を対象に、年間の製造数量が1300kl未満のメーカーに対し、そのうち200klの酒税を25%(果実酒、合成清酒、発泡酒は30%、地ビールは20%)軽減するというもの。清酒では1klあたり12万円の酒税が3万円軽減され、現在は全清酒メーカーのうち、96%以上の業者が適用を受けているとされる。

 昨年末の平成20年度税制改正大綱で、5年間の延長が認められたが、現在の衆参ねじれ国会の影響を受け、ガソリン税の暫定税率の延長をめぐる攻防の中で、審議が棚上げされたまま3月31日の期限切れを迎えた。

 現時点では、自民党が4月29日以降に行うと見られているガソリン税の衆議院での再可決時に、租特法第87条も可決されるとの見方が強いが、世論や政局などの動向も含め、延長が実現するかどうかは、流動的な状況だ。

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杵の川酒造 創業100周年で盛況

 【長崎】清酒「杵の川」を醸造する杵の川酒造(諫早市、瀬頭昭治社長)は3月22日、23日の両日、恒例の「杵の川蔵開き」を開催した。

 22日は好天に恵まれ1900人、23日は悪天候ながら1100人と昨年に引き続き2日間で3000人の来場者が訪れた。

 諫早で創業して100周年にあたる今年は、吉次諫早市長ほか来賓による鏡開きで開会し、100周年記念ボトルのネーミング募集、JRウォーキング(諫早駅~同社までの7㎞)、子供向けJRミニかもめの試乗会や郷土産品の即売会などが催された。2日間にわたり郷土芸能などのアトラクションも出演し、春の新酒を楽しむイベントとして、参加者たちは大いに盛り上がった。

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キリンビール 3つのレモンで新提案

 キリンビールは、缶チューハイ「氷結」のスタンダードシリーズ「氷結・レモン」をリニューアルし、4月製造分から順次切り替える。あわせて、「氷結・レモン<ストロング>」を5月14日から全国で発売する。

 リニューアルでは“飲みやすい新しい定番”を目指し、シチリア産レモンの“氷結ストレート果汁”を使用し、アルコール度数を6%に下げ、さわやかな香りと爽快感を高めた。

 「氷結・レモン<ストロング>」は、「氷結」の飲みやすさはそのままに、アルコール度数を高めの8%にすることで、ハードなボディ感とシャープなレモン感がのどを刺激する、飲みごたえのあるおいしさを実現した。パッケージは、現行「氷結」の清涼感あるデザインをベースに、味わいの濃さと強さを表現した。

一目で「氷結レモン」のストロングタイプであることが伝わるように、缶の正面に「STRONG」の文字を配置し、ブルー部分を濃く、銀色の面積を多くとった。

 同社では、今回これまでにない新しい価値を持つ「氷結・レモン<ストロング>」を発売することにより、リニューアルする「氷結・レモン」と「氷結・早摘みレモン<糖質50%オフ>」とあわせて、それぞれ特長のあるレモンフレーバーを3種類揃えることで、チューハイ市場での「氷結」の存在感をさらに高めていく。

 【商品概要】▽容量=250ml缶・350ml缶・500ml缶(「氷結・レモン<ストロング>」は350ml缶・500ml缶)▽希望小売価格=オープン価格▽販売予定数量=約1160万ケース(250ml換算・2008年年間)

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2008年04月07日

2月連続式蒸留焼酎焼酎出荷 3万klで前年並み 

 日本蒸留酒酒造組合がまとめた2月分の連続式蒸留焼酎出荷数量は2万8661klで、前年の2万8957klに比べ99・0%とほぼ前年並みの状況。

 今年1-2月の累計出荷数量は4万6054klで、前年同期の4万3566klに対しては5・7%増加した。

 また、合成清酒の2月分出荷数量は4268klで、前年の4343klに比べ1・7%減少し、1-2月の累計出荷数量は6740klで、前年同期の6328klに比べ6・5%増加している。

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岐阜県酒造組合連合会 第15回新酒鑑評会 延べ40場が入賞

 【岐阜】岐阜県酒造組合連合会(中島善二会長)は3月28日、第15回岐阜県新酒鑑評会のきき酒および表彰授与式を岐阜市のホテルグランヴェール岐山で開催した。

 今回の鑑評会には第1部(吟醸酒の部)に29場・82点、第2部(純米醸造酒の部)に25場・51点、第3部(本醸造酒の部)に23場・45点の出品があり、審査の結果、次のとおり入賞者が決まり表彰された。

 ■岐阜県知事賞

 ▽吟醸酒=五味饗宴(はざま酒造)▽純米醸造酒=玉柏(山田商店)▽本醸造酒=美濃天狗(林酒造)

 ■岐阜県議会議長賞

 ▽吟醸酒=花美蔵(白扇酒造)▽純米醸造酒=女城主(岩村醸造)▽本醸造酒=久寿玉正宗(平瀬酒造店)

 ■連合会会長賞(吟醸酒のみ)

 榮一・林本店、ヒカリ百春・小坂酒造場、花美蔵・白扇酒造、玉柏・山田商店、菊花盛・花盛酒造、美濃天狗鼻高々・林酒造、五味饗宴・はざま酒造、女城主・岩村醸造、久寿玉・平瀬酒造店、初緑・高木酒造、蓬莱・渡辺酒造店、白真弓・蒲酒造場

 冒頭、あいさつした中島会長は「消費が低迷する中、品質に裏打ちされた岐阜の地酒の売り上げ拡大を図るためには、全国販売の方向に進むことが必要」とし、「全国販売のために所属蔵を紹介する小冊子を製作しているので、拡販に役立ててほしい」と参加者に呼びかけた。

 続いて、10年から50年までの永年勤続者14人が「これからも高い技術力で業界を支えてほしい」との労いの言葉と共に中島会長より表彰を受け、老田正夫氏(岐阜県酒造組合連合会前会長)と中野浩氏(岐阜県酒造組合連合会技術顧問)に感謝状が贈られた。

 初めて表彰式に参加した古田肇岐阜県知事は、あいさつの中で「海外からの客のお土産に岐阜の地酒を使っている」と話し、「今年は知事賞受賞酒をプレゼントしたい」と笑顔で宣言。「ひいきと思う蔵は、来年がんばって知事賞を獲ってください」とユーモアを交えて激励した後、「継続中の観光キャンペーンの中心は『食と温泉』。どちらも清酒と切り離せない」と応援する姿勢を見せた。

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サントリー 奥大山ブナの森工場が稼働 

 【鳥取】サントリーのグループ会社、サントリー天然水は、建設を進めていた「サントリー天然水・奥大山ブナの森工場」(鳥取県日野郡江府町)の本格稼動を3月26日から開始した。

 新工場は、伸長する同社ミネラルウォーター事業の西日本の新たな生産拠点として稼動したもので、「サントリー天然水」第3の水源地となる。最新鋭の設備・技術による徹底した衛生管理のもと、ペットボトル容器成型から充填(じゅうてん)包装・品質管理に至るまで一貫して行い、“自然、安全、おいしい”「サントリー天然水・奥大山」(4月22日発売)を中国・四国・近畿エリアに届けていく。また、サントリーグループのコーポレートメッセージである「水と生きるSUNTORY」をコンセプトに、地域・自然との共生を図るさまざまな取り組みも行っていく。

 「サントリー天然水・奥大山」は、奥大山の豊かな自然に育まれた良質なナチュラルミネラルウォーターで、硬度20のやわらかですっきりとした味わいの軟水で、そのまま飲むのはもちろん、料理などにも最適な水質となっている。同商品の2lペットボトルは、国産最軽量(ラベル・キャップ含む)の省資源ボトルを採用し、環境負荷軽減にも配慮している。

 また同工場では、徹底した節水技術や省エネ技術、クリーンエネルギーの導入のほか、工場周辺地域の森林保全活動などにも取り組み、環境配慮型工場の実現を目指している。また6月2日から、事前予約制での工場見学を開始する。

 【新工場概要】▽工場長=徳田昌嗣(サントリー天然水代表取締役社長兼任)▽所在地=鳥取県日野郡江府町大字御机字笠良原1177▽敷地面積=約27万平方m▽建築面積=約9000平方m(生産棟)▽年間生産能力=1500万ケース▽生産品目=「サントリー天然水・奥大山」(2l、500ml)▽従業員数=約70人▽投資額=約75億円(土地代含む)

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2008年04月04日

2月分全国清酒出荷状況 5万3千klで5.8%増

 日本酒造組合中央会の集計によると、前年の出荷数量に比べ5・8%も上回る5万3千klを出荷した。厳寒の追い風を受けて、2月の全国清酒出荷数量がかなり昨年をクリアする、との期待どおりの結果となった。京都府、兵庫県の大幅増加をはじめ、主産地は軒並み前年を上回り、すべてのタイプの清酒が前年より増加した。とりわけ一般酒が前年を上回ったの注目され、純米酒の堅調振りもさらに目立ってきている。

 日本酒造組合中央会の発表によると、2月分の全国清酒課税出荷数量は5万2948kl(概数)で前年に比べ5・8%の増加だ。(前年確数の4万9228klに比べては7・6%の大幅増加)

 その要因は“1”2月は全国的に厳寒の追い風を受けたこと“2”前年2月の出荷数量が少なく、それとの対比--などによるもので、清酒需要にとって大事な寒冷が厳しかったことが幸いした。

 清酒の主産地の2月分出荷状況(前年対比)は▽京都府=8938kl(10・5%増)▽兵庫県=1万7325kl(5・4%増)▽新潟県=3286kl(1・9%増)▽福島県=1505kl(5%増)▽秋田県=1861kl(8・6%増)▽愛知県=2069kl(7・6%増)▽広島県=1296kl(2・2%増)--の状況で、主産地は軒並み前年を上回り、とりわけ京都府、兵庫県の出荷増が際立っている。

 全国的に出荷状況を眺めても▽東京局管内4県=前年比13・8%増▽関東信越局管内6県=3・3%増(群馬県のみ減少)▽大阪局管内=6・7%増▽札幌局=0・2%の微減▽仙台局管内=4・9%増▽名古屋局管内=4・7%増▽金沢局管内=3・1%増▽広島局管内=1・1%の微増▽高松局管内=0・9%の微減▽福岡局管内=12%の著増▽熊本局管内=6・3%増--と、ほとんど全国税局管内にわたって前年を上回った。

 また、2月分のタイプ別清酒出荷数量(前年対比)は▽吟醸酒=2698kl(4・5%増)▽純米吟醸酒=1538kl(5・8%増)▽純米酒=4341kl(8・2%増)▽本醸造酒=5220kl(0・2%の微増)▽一般酒=4万689kl(6・4%増<うち生酒は3011klで4・8%増>)--となっており、一般酒の増加が目立ち、すべてのタイプの清酒がプラスとなったのは珍しい。なお、2月分の清酒輸出数量は1216klで、前年の605klに比べ倍増の状況だ。

投稿者 jyokai : 10:29 | トラックバック

清酒値上げ、地方が先行 萱島酒造 6月1日実施へ

 【大分】清酒「西の関」醸造元の萱島酒造(国東市、萱島進社長)は6月1日、値上げを実施する。一部据置きの商品を除き、約5~7%のアップ。値上額は、1・8l商品小売末端(税別)で110円前後になる。関係者に対し、今年2月中に値上げの意思を示し、3月24日付、改定価格を通知した。

 主な商品の改定価格(1・8l、参考小売価格・税別、カッコ内上げ幅)は、▽特撰=2230円(118円)▽手造り純米酒=2500円(106円)▽手造り本醸造=2071円(116円)▽からくち=2022円(115円)▽上撰=1913円(114円)▽花印(佳撰クラス)=1694円(108円)

 値上げ理由について同社は次の通り説明している。

 「清酒を取り巻く環境は年々厳しく、さらに重油関連の影響が膨らんで仕入れ資材等の価格上昇が思わぬところまで波及してきた。米価は上昇していないとの報道もあるが、米生産者は年々、付加価値の高い品種へとシフトし、一般買入米は、徐々にだが確実に上昇の傾向を示している」。

 「地方の蔵にとり、合理化やコスト吸収の手段は極めて困難なことであり、引き続いての資材価格の上昇は、すでに地方蔵の一線を越えている。将来に向け、さらに良質の日本酒を醸し、お客様にご満足いただける製品を造っていくのが私どもの責任であるとともに、事業の継続、継承が地方蔵にとって、より重要なことと今回の価格値上げを決断した」。

投稿者 jyokai : 09:33 | トラックバック

佳撰クラスで95円 山村酒造 4月1日、値上げ実施 

 【熊本】2月中に価格改定を表明していた山村酒造(阿蘇郡高森町、山村唯夫代表)は4月1日、清酒「阿蘇の酒れいざん」の値上げを実施した。小売末端7~8%のアップ。「生産コスト全体の高騰は免れず、製品の品質維持向上のため、値上げに踏み切った」(同社)。

 主な商品の改定価格(1・8l、参考小売価格・税別、カッコ内上げ幅)は、▽純米酒=2190円(86円)▽本醸造酒=2000円(36円)▽特撰=2381円(252円)▽上撰=1886円(88円)▽粋撰(佳撰クラス)=1695円(95円)

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2008年04月03日

若林商店 自己破産を申請へ

  【福岡】 醸造機械販売会社の若林商店(久留米市、若林保佑社長)が福岡地裁久留米支部へ自己破産申立の準備を始めたことが明らかになった。代理人弁護士によると現時点で、負債総額は1億5000万円以上にのぼるとみている。

 酒類業界において、清酒の売上げ低迷が続くなか、同社の主な納入得意先だった清酒メーカーが事業を縮小したり、新たな設備投資を抑えたことが事業悪化を招いた。同社の売り上げは、平成17年9月30日決算(36期)で2億7000万円と3億円を下回り、37期、38期決算では約2億円にまで激減した。その間、事業継続のための資金を若林社長の個人資産で補填してきたが、今年に入ってからも売り上げは伸びず、2月29日の支払手形の決済をするための資金繰りに行き詰まり、営業を廃止せざるを得ない状態に陥ったという。

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西条清酒品評会 1位は賀茂鶴御薗蔵

  【広島】 西条酒造協会(前垣壽男理事長)は3月21日、西条清酒品評会を開催した。今年は、9社14蔵から25点の新酒が出品され、広島国税局鑑定官室の筒井謙之室長を審査長に、酒類総合研究所、食品工業技術センターなどから選出された11人の審査員が審査を行った。審査の結果、最高位の最優秀賞には賀茂鶴酒造御薗蔵が輝いた。

 審査長を務めた筒井室長は、「昨年は酒造期の初めから12月までは温暖な気候だったが、酒造最盛期である1月からは安定して寒冷な気候が続き、近年には珍しく酒造りに適した年だった。製成酒は華やかな香りときれいな中にもしっかりした旨みを持ち、香味の調和がとれたすばらしい味わいのものが多数あった」と評価した。

 前垣理事長は、「清酒市場は長く低迷期にあるが、ここへきて関東などでは話題が戻りつつある。しかし、まだまだ厳しい中にいるのには違いない。当協会としても、英知を結集して新たなことに挑戦していこうと、西条酒のJAPANブランド化を推進してきた。今後も西条らしい酒をもっと出し、西条からさまざまなことを発信していきたいと考えている」と話した。

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三重県新酒品評会 優等賞に43点輝く

  【三重】 三重県酒造組合(川端治夫会長)は3月21日、第38回新酒品評会の一般きき酒会と表彰式を津市のホテルグリーンパーク津で開催した。

 今回の品評会には吟醸酒の部39点(19場)、純米吟醸酒の部17点(17場)、純米酒の部23点(23場)、本醸造酒の部20点(20場)、普通酒の部17点(17場)の出品があり、厳しい審査を経て各部門ごとの首位賞が決定した。また、吟醸酒の部9点、純米吟醸酒の部8点、純米酒の部9点、本醸造酒の部8点、普通酒の部9点には優等賞が贈られた。

 なお、各部門の首位賞は次のとおり。

 ▽三重県知事賞(吟醸酒の部)=宮の雪・宮﨑本店▽三重県議会議長賞(純米吟醸酒の部)=福の聲・福井酒造場▽全農三重県本部運営委員会会長賞(純米酒の部)=鉾杉・河武醸造▽三重県科学技術振興センター所長賞(本醸造酒の部)=若戎・若戎酒造▽三重県酒造組合会長賞(普通酒の部)=俳聖芭蕉・橋本酒造場

  ■優等賞

 ▽吟醸酒の部=鈴鹿川・清水醸造、噴井・石川酒造、おかげさま・伊勢萬、半蔵・大田酒造、酒屋八兵衛・元坂酒造、天下錦・福持酒造場、初日・油正、鉾杉・河武醸造、伊勢旭・旭酒造▽純米吟醸酒の部=鈴鹿川・清水醸造、参宮旅街道・澤佐酒造、入魂宮の雪・宮﨑本店、鈿女・伊藤酒造、俳聖芭蕉・橋本酒造場、初日・油正、三重の寒梅・丸彦酒造、義左衛門・若戎酒造▽純米酒の部=福の聲・福井酒造場、初日・油正、きげんよし・今村酒造、鈴鹿川・清水醸造、三重の寒梅・丸彦酒造、若戎・若戎酒造、妙の華・森喜酒造場、俳聖芭蕉・橋本酒造場、噴井・石川酒造▽本醸造酒の部=初日・油正、福の聲・福井酒造場、瀧自慢・瀧自慢酒造、勲泉・清水酒造場、鈴鹿川・清水醸造、酒屋八兵衛・元坂酒造、寒紅梅・寒紅梅酒造、半蔵・大田酒造▽普通酒の部=鈴鹿川・清水醸造、福の聲・福井酒造場、初日・油正、きげんよし・今村酒造、瓢竹・菅野酒造場、青雲・後藤酒造場、東海白鷺・大田酒造、噴井・石川酒造、天一・早川酒造部

 また、新商品の部2点(2場)、三重県産新規開発酒米「神の穂」試験醸造酒11点(11場)もきき酒会に出品され、注目を集めていた。

 表彰式の冒頭、川端会長は「審査結果は全体的に好評だったものの、日本酒自体の需要は昨年比マイナス5%と残念な状態。品質で巻き返しを図らなくてはならない」とした上で「世界各国で國酒と呼ばれる酒の需要が低迷しているが、輸出に支えられ生産量は変わっていない。日本酒も輸出に力を入れているが、なかなかうまくいかないのが現状」と述べ「三重の地酒の三重県内のシェアはわずか20%。地産地消の観点からも三重県の地酒振興に協力してほしい」と参加者に呼びかけた。

 また、忙しい公務の合間をぬって駆けつけた野呂昭彦三重県知事は「急いできき酒をしたので酔ってしまった」と会場を沸かせた後「三重県は実質経済成長率全国一を継続しているが、経済も大切だが県民の生き方・文化も大事。豊かさを実感する時には日本酒が欠かせない」と述べ「県としても地域の魅力アップのため様々な施策を展開していくので、県内の清酒業界も努力を続けてほしい」と激励した。

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2008年04月02日

月桂冠総合研究所 バイオエタノール生産技術を開発

 月桂冠総合研究所は、化石燃料に代わる新しい燃料として期待されているバイオエタノールの新たな生産技術を開発した。もみ殻や稲わらなど、食用でない植物原料からも、直接エタノールが生産できる画期的な技術で、麹菌の遺伝子を清酒酵母に組み込んだ「スーパー酵母」によって実現した。

 植物を発酵可能な状態にするための前処理は、従来の化学薬品を使う方法に拠らず、高温・高圧状態の水によって行う。この研究は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の革新技術開発研究事業の一環として、東北大学、神戸大学、京都大学の研究者らとともに取り組んだ。その成果は3月28日、名古屋市の名城大学で開催された(社)日本農芸化学会の2008年度大会で発表された。

 バイオエタノールの原料となる植物のセルロースは、化学的に安定し、強固な構造を持っているため、まず「亜臨界水処理」と呼ぶ方法で前処理することで、構造を弱め発酵可能な状態にする。「亜臨界」では、水が150~370度の高温で高圧の状態にあり、強い酸性を示すが、温度や圧力が下がると、速やかに中性に戻る。臨界点(水の場合374度、218気圧の高温・高圧)を超える「超臨界」状態での処理よりも簡易な装置で、植物のセルロースを前処理できる。すでに実用化されている硫酸など、化学薬品による前処理に比べて、環境への影響や安全性の面ですぐれている。

 アルコールをつくる「スーパー酵母」は、麹菌から見出したセルロース分解酵素をつくる遺伝子を清酒酵母に組み込むことで、酵母の細胞表面へ、酵素を千手観音の手のように高密度に並べたもの。酒造りでは、通常麹が米のデンプンを糖に分解し、一方でその糖を酵母によって発酵させる2つの経路が進行して、アルコールがつくられる。今回開発したスーパー酵母には、麹菌の機能を組み込んでいるため、亜臨界水で前処理したセルロースから単独でエタノールを作ることができる。

 「亜臨界水処理」により、クリーンで簡易に前処理を行うとともに、「スーパー酵母」を用いたシンプルな方法で、高効率にエタノールを生産する技術により、植物原料が発生する場所ごとに分散して、小規模なプラントを用いて処理することも可能になる。もみ殻や稲わらからエタノールが生成できることも実験により、確認しており、今後実用に供せられるよう、アルコールの収量・収率をあげる研究も進めていく。

 同研究所では、日本の酒造りの中で培われた発酵技術、微生物や酵素の利用技術を、バイオエタノールの生産に生かすことが、地球環境問題解決の一助になればと考えている。

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徳島県鑑評会 完成度高く秀に11点

  【徳島】 徳島市住吉の県酒造組合で3月13日、新酒の出来栄えを調べる第49回「清酒鑑評会」があり、審査の結果、吟醸酒など出品33点のうち秀11点、優8点、良14点を選んだ。メーカーの若手従業員ら20人が参加した「きき酒競技会」も開かれ、日新酒類の女性社員、丸山恵さんが1位を手にした。

 鑑評会には、県内の清酒実製造場11社のうち10場が吟醸24点と純米酒など9点を出品。味や香りを調べた審査員は、高松国税局鑑定官室の須藤茂俊室長、山中圭司鑑定官、県工業技術センターの岩田深也専門研究員、山本澄人主任研究員ほか、組合で技術顧問を務める桑原健治、石川朝章、谷本林三郎の3氏に加え斉藤尚武、松浦一雄、妹尾寛及、中村盛彦の計11氏が務めた。

 式典で吉田映治会長は、サブプライムローンに絡む円高やねじれ国会に伴う経済失速で租税特別措置法の維持に懸念を示した上で、徳島の地酒について「生き残らないといけない。組合を中心にメーカーが一丸となって需要開発に取り組んでいきたい」と強調した。新酒の出来栄えについて、須藤室長は「吟醸は上立ち香が高過ぎることもなく上品で優雅さがあり、味は含み香や風味感など潜在性が確認できた。純米も旨みやコクがあり、総じて完成度が高い」と講評で高く評価した。

 きき酒競技会は、2位も日新酒類の小林巧さんで、3位が斎藤酒造場の斎藤智彦さん。会場では、永年勤続者として本家松浦酒造場で勤続20年になる松浦孝氏と10年の中川靖之氏とともに表彰し、栄誉を称えた。

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伏見酒造組合 永年勤続従業員を表彰

  【京都】 伏見酒造組合(山本源兵衛理事長)は3月19日、京都市伏見区の御香宮神社で、平成19酒造年度従業員表彰式を開催した。

 今回、表彰を受けたのは40年勤続10人、30年勤続23人、20年勤続24人、10年勤続18人の合計75人。山本理事長は「この表彰式は明治45年から続いている伝統的行事で、今回の受章を機に、さらに業務に励んでもらいたい」と述べるとともに、最近の清酒業界を取り巻く環境について「清酒業界はさまざまな問題が山積しているが、“伏見の清酒で乾杯”などの運動を通じて、今後も需要開発活動に力を入れていく必要がある」と今後の課題について語った。

   このあと、受章者を代表して北川本家の西村繁氏が「今回の栄誉を胸に、今後も伏見の清酒業界発展のために、 力を尽くしたい」と謝辞を述べた。

 当日は同組合内で、伏見酒造組合加盟の各社が出品した新酒や市販酒のきき酒会も開かれ、流通や料飲業界からも多くの関係者が、今年の新酒の出来映えを楽しんだ。

投稿者 jyokai : 10:26 | トラックバック

2008年04月01日

全醤工連20年度事業計画 値上げの市場定着を徹底

 全国醤油工業協同組合連合会は3月18日、臨時総会を開催し平成20年度(20年4月-21年3月)事業計画および収支予算案を提案通り可決した。

 武田與光会長は冒頭のあいさつの中で「今年は波乱の年でスタートし、醤油の主原料の大豆、小麦などが高騰しており、これにともない醤油の値上げを発表するメーカーが続出している。そこへ円高傾向になって、輸入原料が安くなったとみて喜んでいられなくなった。円高差益が需要関係などからの原料価格の上昇に追いつかない状況で、輸入原料が円高で安くなったというのは早計だ。いずれにせよ、醤油の主原料は高くなっており、価格改定の定着を市場で徹底しなければならない。醤油の需要は依然として減少傾向で、醤油のPR事業に一層注力しなければならない。その一環としての食育事業も進み、成果が出てきた」と述べた。

 決定した「平成20年度事業計画」の中で、需要課題である企業経営に関する事項は次のとおり。

 (1)市場問題への対応=醤油の年間出荷量は依然として減少傾向をたどっており、平成19年の出荷量は前年対比2・1%減の92万1000klだった。主原料である大豆や小麦および原油価格の高騰により、昨年12月半ばから大手を中心に数十社がやむを得ず平成2年以来の価格改定を発表した。今後この改定がどのように市場価格に反映され、実質的に各企業の収益改善にどの程度寄与しているかなどの動向を把握する。

 (2)原料問題に関する事項=大豆および小麦の需給、価格動向に関する情報を収集し提供する。また、原油および原材料高騰による影響調査を行う。

 (3)優越的地位の濫用に対する対応=食品産業センターと連携して公正取引委員会や量販店などの流通業者に優越的地位の濫用を防止するよう働きかける。

 (4)PR事業=PR事業の費用対効果を高めつつ、事業の核として「食育事業」と「パブリシティ」を活動の中心に据え「しょうゆ食育プロジェクト」を業界一丸となって強力に推進し「醤油の価値」の復権を目指す。また、平成21年度以降のPR事業のあり方および賦課金について検討する。

 また、醤油業界が発表した平成19年における醤油の出荷状況は92万1455klで、前年の94万1570klに比べ2・1%の減少。このうち大手5社の出荷数量は46万3596klで、前年の47万2652klに比べ1・9%減少し、全醤工連傘下の中小メーカー出荷数量は45万7859klで前年対比2・4%の減少だ。

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愛知県酒組連 清酒きき酒研究会表彰式

  【名古屋】 愛知県酒造組合連合会(内藤三郎会長)は3月19日、平成20年清酒きき酒研究会の審査結果発表と表彰式を名古屋市中村区のホテルキャッスルプラザで開催した。

 今回、出品されたのは、純米吟醸酒の部・51点(21場)、吟醸酒の部・62点(24場)、純米酒の部・47点(20場)、本醸造酒の部・42点(17場)の計202点。厳正な審査の結果、次のとおり入賞が決まり、それぞれの杜氏が表彰を受けた。

  ■愛知県知事賞

 ▽純米吟醸酒=長譽・丸石醸造▽吟醸酒=東龍・東春酒造▽純米酒=冠勲・丸一酒造▽本醸造酒=ほうらいせん吟醸工房・関谷醸造・稲武工場

  ■連合会長賞

 ▽純米吟醸酒=菊石・浦野、國盛・中埜酒造、尊皇・山﨑、東龍・東春酒造、四海王・福井酒造、孝の司・柴田酒造場▽吟醸酒=神の井・神の井酒造、菊石・浦野、清洲桜・清洲桜醸造、生道井・原田酒造、尊皇・山﨑、あいおい・相生ユニビオ、國盛・中埜酒造▽純米酒=孝の司・柴田酒造場、菊石・浦野、ねのひ・盛田、生道井・原田酒造、あいおい・相生ユニビオ▽本醸造酒=冠勲・丸一酒造、清洲桜・清洲桜醸造、長譽・丸石醸造、あいおい・相生ユニビオ、孝の司・柴田酒造場

 表彰式であいさつした内藤会長は「経営環境は依然として厳しいが、需要減少傾向は落ち着いてきた感がある」とした上で「愛知県酒造組合として活動を開始する4月からも、愛知の地酒振興に努力していきたい」と語った。

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徳島の新酒をPR 新酒まつりに500人来場

  【徳島】 徳島県の新酒をPRする「阿波の新酒まつり」が3月22、23両日、JR徳島駅前の「そごう徳島店」6階であり、デパートの来店客や地酒ファンら約500人でにぎわった。県酒造組合の主催で、最終日は午後3時から約2時間、組合が県産酒のファンで組織化する団体「とくとく倶楽部」のメンバーを中心に有料で「阿波の新酒を楽しむ会」も開かれ、人気を集めた。

 新酒まつりは、初日午前10時から2階正面玄関ロビーステージで飯泉(いいずみ)嘉門知事らがオープニングの鏡開きをしてスタート。鏡開きの樽酒や先着100人にプレゼントする甘酒が盛大に振る舞われた。6階有名陶磁器「たち吉」の売り場横にある特設会場をメインに参加者らは午後2時からゲストに招かれた笑福亭学光さんの落語を楽しんだ。

 酒器や酒造りの道具、蔵元のハッピなどが飾られた会場は、メーカーお勧めの逸品に加え、今年から県鑑評会の出品酒もきき酒できるようにしたほか、一般消費者を対象にした「きき酒大会」の地区予選も5点マッチング方式で実施。地酒の試飲販売コーナーではデパート関係者も接客し、熱心に地酒を売り込んだ。

 徳島の地酒業界は、県を中心に地元自治体や行政が支援する地産地消の追い風に乗って活気を帯び始めている。四国4県で2月からスタートした大規模なスタンプラリー地酒88カ所巡りも香川に次いで3月5日に第1号の達成者が誕生。板野郡北島町の会社代表、山田啓功(ひろよし)さんが初日の表彰式で場内の拍手を浴びた。

投稿者 jyokai : 10:21 | トラックバック