【佐賀】酒類食品卸の佐賀酒類販売(佐賀市)は6月10日、県の原産地呼称認定を受けた日本酒15銘柄を180mlスリムボトルに詰めた「佐賀ん酒15撰」を発売した。従来から300ml6本セット商品で“認定酒”を展開してきた同社が、飲みきりサイズで、より手軽に“認定酒”を楽しんでもらおうと企画。県が原産地を保証し、品質へもお墨付きを与えた日本酒をアピールすることで、地産地消の輪を広げるねらいがある。“ガンバロウ日本酒佐賀”をスローガンに掲げ、“佐賀ん酒”の魅力発信の起爆剤とし、「日本酒の復権と地域活性化を目指す」(同社)。
原産地呼称酒の認定は、県が主導する「佐賀県原産地呼称管理制度」に基づき、県産原料を100%使用した県産の日本酒(純米酒)と本格焼酎を対象に、官能審査も加味し実施。認定のための審査会を、平成17年3月以来、今年5月までに5回開催している。
同社の企画は、認定酒のうち日本酒に特化しアピールするもの。180mlスリムボトルに貼付したラベルには個々の銘柄とともに、認定にかかわる内容(認定年月、分類<純米吟醸酒など>、原料米品種、精米歩合、採水地、製造場所在地)を表示。さらに15銘柄に共通し、“佐賀ん酒”の文字、「佐賀県原産地呼称管理委員会・認定」の統一マークを刷り込んだ封紙をかけた。
税込小売価格は315円~475円でバラ売り。自由なラインアップで品ぞろえが可能。1・3・5本入りカートンも用意し、父の日用や結婚式の引き出物などパーソナルギフトへも対応する。
現在、佐賀県産の日本酒へは流通筋の関心が高まっているが、今回の商品では、「ヘビーユーザーではなく、女性や男性若年層をターゲットに日本酒需要の掘り起こしにつなげたい」(同社)という。そのために、「品質はもとより、見た目や買いやすさなども考慮」。県内の大手GMS・量販店、酒販店、百貨店、空港、土産販売店などを通じ展開し、他県へのアプローチも視野に入れる。
受注段階で、料飲店チェーンや業務用酒販店の引き合いもあり、手ごたえは十分。「料飲店では、1合入りの商品をそのままご提供いただくことで、安心、信頼して“佐賀ん酒”を楽しんでもらえる」(同社)。県も東京開催中の物産展でアピールするなど、支援のスタンスを示している。
今回の販売は、1蔵当たり1500本の限定。次回発売は、今年の日本酒の日、10月1日を予定(各2000本限定)。今回同様、認定審査会の開催に合わせた発売とし、県の原産地呼称制度の周知にも一役買う。