能登半島地震、門前町・輪島市の酒類業界も被害大

 【石川】25日午前9時42分ごろ、北陸を中心に強い地震があった。石川県の七尾市、輪島市、穴水町で震度6強、志賀町や能登町などで震度6弱、珠洲市で震度5強を観測。新潟、富山各県でも震度5弱を記録した。気象庁によると、震源地は能登半島沖で、震源の深さは約11キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・9と推定。

 酒類業界も門前町、輪島市、穴水町、志賀町、七尾市一帯で大きな被害が出た。

 酒蔵では、輪島管内に12蔵あるうち、特に門前町の1蔵が壊滅して手がつけられない状況。輪島市6蔵のうち2蔵もタンク破損などと被害が大きく、また能登町松波の1蔵も被害を受けた。なお珠洲市の清酒2蔵、焼酎1蔵には被害はなかった。

 北陸拠点の酒類問屋のカナカン(株)(金沢市尾張町、桑島敏彰社長)では、同社能登にある営業所(七尾、穴水、珠洲)のうち七尾で、商品のビンや缶がラックから落ち、机の引き出しが散乱、パソコンなどにも被害が出たが、人的な被害はなく、25日中にほとんど片付けられた。

 酒販店では門前町から輪島周辺に入って行くことが困難な状況で、被害状況はつかめないが、棚から商品が落ち散乱するも店や屋根が崩れ落ちているなどの報告はない(27日現在)。

 観光で成り立っている能登は過疎の上、酒蔵も酒販店も売り上げ低迷で苦しんでおり、地震が追い打ちをかけた今後が心配される。

 なお、富山県はタンクから酒が流失した蔵もあった、被害はほとんどなかった。

(掲載日:2007年03月28日)

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