
【大阪】チョーヤ梅酒(羽曳野市、金銅幸夫社長)では、和歌山県紀州産の南高梅を中心に約5000~8000t(例年)の国産梅を大型タンクへ漬け込む作業が最盛期を迎えているという。6月12日から本格的な漬け込みが始まり、6月末まで続く予定。
今年は気温が低かったことや、日照不足などで和歌山県の梅の収穫予想はがやや減少傾向、群馬県では平年並みとなっており、例年より数日遅れての仕込み開始となった。
国内の梅の種類は約100品種にものぼるが、同社では「梅酒」に適した紀州産南高梅をはじめ、古城梅、白加賀梅など6~7品種の梅を使用。特に南高梅は果肉が厚く、酸度が高いことが特徴で、梅の最高品種とされており、同社では全体の30~40%がこの南高梅を使用している。全国にある約9000件の梅農家、各地のJAと連携し、例年約5000~8000t国産梅を仕入れているが、梅の国内生産量は約10万tといわれていることから、その5~8%が同社の梅酒として使用されていることとなる。
朝、農家で手摘みされた梅は、その日の昼ごろからJAを通して出荷され、工場に着くとすべて洗浄され、最大10万Lの容量が入る大型タンクに仕込まれる。梅の鮮度を逃さないように収穫から約24時間以内の作業となる。同社のタンクは、伊賀上野工場、紀州工場、大阪工場合わせて約450基あり、梅の品種、サイズによって分類されおり、1~5年間じっくり熟成させるという。