
【熊本】清酒「瑞鷹(ずいよう)」醸造元、瑞鷹・川尻本蔵(熊本市川尻、吉村浩平社長)は3月5日、酒蔵開放のイベント、“川尻の酒蔵まつり”を催した。来場者は過去最高の4271人にのぼり、銘醸蔵の美酒を堪能。地元の肴も揃い、にぎやかに酒を酌む輪が広がった。
来場者はまず、振る舞いのしぼりたて原酒や甘酒でもてなされ、その後は醪が泡を立てている様も見て取れる蔵見学を楽しんだり、うなぎのかば焼きなど地元の肴と好みの酒を存分に味わった。飲食ブースには“和らぎ水”も用意され、からだに優しい飲み方も勧めた。“瑞鷹めずらし酒屋”と銘打った蔵では、きき猪口付き100円で、古代酵母仕込みの純米原酒や超甘・辛口原酒、長期熟成の大吟醸原酒など8種の個性的な酒の飲み比べを楽しんだ。
さまざまな料理やみやげを提供するブースはすべてボランティアによる運営。地元名物、和菓子店の出展もあり、茶席も設けられた。当日は酒造りにまつわる貴重な資料を収蔵した酒蔵資料館も開放。足を運んだ来場者は、清酒文化の魅力にも触れた。
イベントは開催は10回以上を重ね、年々来場者が増えている。初回来場者は約1500人だったものが、昨年は4000人に、今年はそれを上回る来場で、早春を彩る地域の一大イベントとして定着している。同社吉村朋晃常務取締役によると7割までが熊本市内からの来場。リピーターが7割を超えるという。