2005年度九州地区(平成17年1-12月、対象地域はサントリーが沖縄除く7県、他3社は含む8県)のビール類販売概況は、キリンとサントリーが前年度をクリアしたものの、アサヒ、サッポロは前年実績に届かなかった。ビールに下げ止まり感がある一方、発泡酒は低調が続き、新ジャンル商品の推移が業績を左右する様相がより顕著になった。
ビールはサントリーのみ前年度をクリア。ビール類全販売に占める構成比は31%で最も低く、74%のアサヒと対照的。新ジャンル商品の構成比は先発のサッポロが42%と高いが、市場参入したキリンの急迫も目立った。
主要ブランドの中で、前年実績を上回ったのはサッポロ「ドラフトワン」とサントリー「スーパーブルー」「ザ・プレミアム・モルツ」。新ジャンル以外の商品を伸ばすことは難しい情勢で、同商品へシフトする販売施策の転換も色濃く反映した結果となった。
容器別動向では樽が比較的堅調に推移。缶化率は61%から77%にまで高まった。
06年販売目標は、アサヒが74%の構成比を占めるビールで7%増を目指し巻き返しを図る構え。新ジャンルでは76%の大幅増伸に挑む。発泡酒に関しては各社とも減少幅を抑える施策が垣間見える一方、新ジャンルで攻勢のスタンスをとる。