【三重】 三重県酒造組合(川端治夫会長)は3月21日、第38回新酒品評会の一般きき酒会と表彰式を津市のホテルグリーンパーク津で開催した。
今回の品評会には吟醸酒の部39点(19場)、純米吟醸酒の部17点(17場)、純米酒の部23点(23場)、本醸造酒の部20点(20場)、普通酒の部17点(17場)の出品があり、厳しい審査を経て各部門ごとの首位賞が決定した。また、吟醸酒の部9点、純米吟醸酒の部8点、純米酒の部9点、本醸造酒の部8点、普通酒の部9点には優等賞が贈られた。
なお、各部門の首位賞は次のとおり。
▽三重県知事賞(吟醸酒の部)=宮の雪・宮﨑本店▽三重県議会議長賞(純米吟醸酒の部)=福の聲・福井酒造場▽全農三重県本部運営委員会会長賞(純米酒の部)=鉾杉・河武醸造▽三重県科学技術振興センター所長賞(本醸造酒の部)=若戎・若戎酒造▽三重県酒造組合会長賞(普通酒の部)=俳聖芭蕉・橋本酒造場
■優等賞
▽吟醸酒の部=鈴鹿川・清水醸造、噴井・石川酒造、おかげさま・伊勢萬、半蔵・大田酒造、酒屋八兵衛・元坂酒造、天下錦・福持酒造場、初日・油正、鉾杉・河武醸造、伊勢旭・旭酒造▽純米吟醸酒の部=鈴鹿川・清水醸造、参宮旅街道・澤佐酒造、入魂宮の雪・宮﨑本店、鈿女・伊藤酒造、俳聖芭蕉・橋本酒造場、初日・油正、三重の寒梅・丸彦酒造、義左衛門・若戎酒造▽純米酒の部=福の聲・福井酒造場、初日・油正、きげんよし・今村酒造、鈴鹿川・清水醸造、三重の寒梅・丸彦酒造、若戎・若戎酒造、妙の華・森喜酒造場、俳聖芭蕉・橋本酒造場、噴井・石川酒造▽本醸造酒の部=初日・油正、福の聲・福井酒造場、瀧自慢・瀧自慢酒造、勲泉・清水酒造場、鈴鹿川・清水醸造、酒屋八兵衛・元坂酒造、寒紅梅・寒紅梅酒造、半蔵・大田酒造▽普通酒の部=鈴鹿川・清水醸造、福の聲・福井酒造場、初日・油正、きげんよし・今村酒造、瓢竹・菅野酒造場、青雲・後藤酒造場、東海白鷺・大田酒造、噴井・石川酒造、天一・早川酒造部
また、新商品の部2点(2場)、三重県産新規開発酒米「神の穂」試験醸造酒11点(11場)もきき酒会に出品され、注目を集めていた。
表彰式の冒頭、川端会長は「審査結果は全体的に好評だったものの、日本酒自体の需要は昨年比マイナス5%と残念な状態。品質で巻き返しを図らなくてはならない」とした上で「世界各国で國酒と呼ばれる酒の需要が低迷しているが、輸出に支えられ生産量は変わっていない。日本酒も輸出に力を入れているが、なかなかうまくいかないのが現状」と述べ「三重の地酒の三重県内のシェアはわずか20%。地産地消の観点からも三重県の地酒振興に協力してほしい」と参加者に呼びかけた。
また、忙しい公務の合間をぬって駆けつけた野呂昭彦三重県知事は「急いできき酒をしたので酔ってしまった」と会場を沸かせた後「三重県は実質経済成長率全国一を継続しているが、経済も大切だが県民の生き方・文化も大事。豊かさを実感する時には日本酒が欠かせない」と述べ「県としても地域の魅力アップのため様々な施策を展開していくので、県内の清酒業界も努力を続けてほしい」と激励した。