【広島】第103回、広島県清酒品評会が4月17日、ANAクラウンプラザホテル広島で開かれた。
今年の品評会には、県内50の蔵から94点の出品があり、広島国税局鑑定官室、酒類総合研究所、広島県酒造組合、県立総合技術研究所食品工業技術センターから選出された7人の審査員で審査が行われ、成績優秀の上位蔵を優等賞として表彰した。また、広島県で開発された大吟醸用酒造好適米「千本錦」を使ったお酒を審査する「千本錦酒の部」では、金賞に「美和桜」美和桜酒造が選ばれ、金尾恵弘杜氏が表彰された。同部の銀賞には「華鳩」榎酒造が、銅賞には「芳華金紋 白牡丹」白牡丹酒造が輝いた。
県酒造組合の三宅清嗣会長はあいさつの中で、「広島県市場における県産酒のシェアは平成7酒造年度は85・6%と好調だったが、平成17酒造年度は71・6%と14%も減少した。しかし、近県の状況からみるとまだまだ高い位置で推移しているので、今後も地産地消の観点からも流通の皆さんの協力もいただきながら県産酒の消費拡大に努めていきたい」とあいさつを行った。また、若者の日本酒離れが深刻になっていることに触れ、「お酒の楽しさやおいしさ、おいしい飲み方など業界関係者からのアドバイスが聞きたがっている」とし、愛飲者の掘り起こしに協力を呼びかけた。さらには値上げ問題について、「原材料などのコストアップを自助努力で吸収することが困難な状況にあることから、清酒の価格改定については理解をいただきたい」と訴えた。
また、永年勤続杜氏・職員表彰も行われ、35年以上勤続で岡田弘俊氏(福美人酒造)、10年以上勤続で平暉重氏(醉心山根本店)、上岡徳泰氏(県酒造組合)の3氏が三宅会長より表彰された。
当日は、第57回広島県春季きき酒競技会の上位5位までの表彰が行われ、1位は原純氏(原本店)が受賞した。