日本コカ・コーラ事業戦略 炭酸飲料が再活性化

 【東京】日本コカ・コーラは2月19日、ダニエル・H・セイヤー代表取締役らが出席し、2008年事業戦略説明会を中央区のマンダリンオリエンタル東京で開催した。ダニエル社長は会見の中で、2008年の基本方針について次のとおり説明した。

 (1)スパークリング・モメンタム(炭酸飲料の活性化成功の継続)…昨年、過去30年間で最高の対前年伸長率を記録したコカ・コーラトレードマーク(「コカ・コーラ」「ノーカロリー・コカ・コーラ」「コカ・コーラゼロ」)を中心に、「ファンタ」「スプライト」など炭酸飲料カテゴリーで製品・広告・パッケージおよび市場展開におけるポートフォリオの革新を通じて、2007年に再活性化に成功した炭酸飲料の勢いをさらに強化していく。

 (2)「ジョージア」の変革…「エメラルドマウンテンブレンド」を軸としたパッケージとポートフォリオの強化による缶コーヒー市場シェアナンバーワンの「ジョージア」ブランドの価値の一層の強化を図り、消費者の飲用頻度の向上とコーヒー市場におけるさらなるビジネス機会を獲得していく。

 (3)自販機イノベーション…消費者や社会に対して付加価値の高いオペレーションやサービスを提供すべく、自販機におけるハード面・ソフト面におけるイノベーションを今後もリードし続ける。2008年は、“1”キャッシュレスの拡大“2”次世代自販機の導入“3”環境対応と社会貢献――を自販機イノベーションの3本柱として展開していく。

 (4)ショッパー・ソリューション(購買者マーケティング)…SBL(Shopper Behavioral Landscape)というコカ・コーラ独自のツールを用いて、購買者の清涼飲料に関する購買実態を細かく分析することにより、購買者が飲料カテゴリー・ブランド・パッケージを決定する際の主要因などを探る。

 (5)ドライランドへの新たな取り組み…ブランドポートフォリオの幅広さを最大限に活用し、またその場所や機会などを特性を特性を見極めたうえで、購買意欲の促進につながる最適な販促資材や機材の設置提案を重点的に行い、これまで積極的にビジネスを行っていなかった業態や開拓余地のある店舗などでのビジネス機会を全国規模で再度検証し、新たなビジネス機会の創出と取引の拡大へとつなげていく。

 (6)コカ・コーラシステムの健全性強化…中長期的な視点を持ち、コカ・コーラシステムの将来的な成長を確実なものとする。そのためにコカ・コーラならではのフランチャイズビジネスモデルの強みをいかし、システム各社のバランスのとれた収益を維持していく。

 (7)人材の育成・強化…ビジネスにおける成長の基盤として、企業文化を改めて見直すとともに、もっとも重要な消費者マーケティング領域、そしてそれを市場で実行していく役割を担うコマーシャル&フランチャイズ・リーダーシップ領域において、それぞれ中核となる能力を強化・確立することで、オペレーションとマーケティングの効率化を推進する。

(掲載日:2008年03月04日)
関連リンク : コカ・コーラ

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