【高松】綾菊酒造(綾歌郡綾川町)のPB清酒「国重」を特約販売する酒販店グループ「国重会」(岡田衞人会長)の第15回総会が2月20日、高松市城東町のオークラホテル高松であり、メンバーら約40人が新年度の販売に向けて決意を新たにした。人気を高めている純米吟醸タイプについては、4月から県初のオリジナル酒米「さぬきよいまい」での販売も検討しているほか、国重とは別に無濾過の原酒生「春しぼり」(720ml1000円)も1月から限定発売したと発表した。
会には、高松や坂出を中心に活躍する県内の有力酒販店らが出席。岡田会長はあいさつで、15年間活動を続けてきた同会にエールを送ると同時に国重の酒名にもなり、現代の名工に続いて昨年黄綬褒章に輝いた国重弘明杜氏の栄誉を称えた。会の活動については「若いヒトに掘り下げてPRするのが酒屋の道。『屋』がつく商売は大変な時代だが、地道に取り組んでもらいたい」と出席者らを激励した。
清酒3種と焼酎1種の計4種のうち吟醸タイプが圧倒的にシェアを占める「国重」は純米吟醸の伸びも好調で、今回からオオセトのほか原料米に「さぬきよいまい」を加える考えを明らかにした泉谷社長は20年以上かけた同米の開発経緯にも触れた。国重杜氏によると、今年度の「国重」の仕込み状況は「順調な発酵で酸・アミノ酸ともバランスがとれた」と良好に推移していることから「昨年以上の品質を確信している」と拡売がPRされた。
会場では、7月中元期と12月歳暮期に四国新聞で広告PRする販促活動や県内女性グループ「ESC(エンジョイさぬき倶楽部)」の酒造り体験を中心とした平成19年度行事報告のほか約124万円の1月期決算が了承された。今年度もほぼ同様の行事を予定しており、来賓あいさつした香川県小売酒販組合連合会の多田健治会長は、規制緩和に伴う厳しい市場動向に触れた上で「県内600件の免許になったが、皆さんは地元で信頼を受けて配達ができる。全国でも有名な『国重』を武器に自信を持って売ってほしい」と酒販店の生き残りに期待を寄せた。