【東京】アサヒ飲料は1月15日、2008年の事業方針発表会見を開催し、2007年の概況、2008年の方針について次のとおり説明した。
【2007年の概況】昨年当社は、販売箱数で計画の1億2900万ケースを上回り、過去最高となる1億3120万ケース(8%増)で着地した。
売上拡大をはかる「成長戦略」においては、基幹ブランドである「ワンダ」「三ツ矢」「十六茶」の強化、拡大に注力、さらに「緑茶」「健康」「バナジウム天然水」を強化ブランドとしてブランド確立に取り組んだ。中でも「三ツ矢」ブランドでは、中期経営計画の課題のひとつとして取り組んでいた年間販売箱数3000万ケースの達成を実現し3200万ケース(20%増)で着地、定番ブランドとして存在感を高めた。
また、カルピス社との自販機事業の統合にむけアサヒカルピスビバレッジを設立。アサヒカルピスビバレッジとアサヒ飲料の自販機の合計台数は約22万台となり、さらなる飛躍への基盤強化を実現した。
コスト競争力強化のための「構造改革」においては、グループと連携した最適生産、物流体制の構築を進め、その一環として自社柏工場からのアサヒビール茨城工場および自社富士山工場への設備移管を進めるなど、生産能力の強化、物流システムの効率化などを推進してきた。
【2008年の方針】第3次中期経営計画2年目となる2008年は、販売箱数1億4600万ケース(11%増)を経営目標とした。
昨年に引き続き、基幹ブランドを中心としたブランド基盤強化を軸とした「成長戦略」とコスト競争力の強化をはかる「構造改革」をさらに推し進め、収益性の向上をはかり、ますます競争の激しくなる飲料市場での勝ち残りを目指していく。
「成長戦略」の中心となる商品戦略においては、継続して「ワンダ」「三ツ矢」「十六茶」の基幹3ブランドおよび「水」にマーケティング投資を集中し、より存在感のあるブランドへと育成していく。あわせて、お客様のニーズを捉えた「健康」「安心、安全」をコンセプトとした高付加価値戦略を推進する。
また、昨年設立したアサヒカルピスビバレッジのもとで、カルピス社との自販機事業の統合を推進し、ブランド力とスケールメリットをいかしたシナジーを追求、効率的なオペレーションの構築にスピードを上げて取り組んでいく。
「構造改革」においては、グループと連携した最適生産体制の構築をさらに推進するとともに、新技術開発にも取り組み、コスト競争力の強化を実現する。
また「新規領域への挑戦」に関しては、中期的な視点での経営基盤強化をはかり、新たなマーケット開拓に寄与する差別化商品の開発体制、海外を含めた新規チャネルへの参入検討を進めていく。