醤油業界の日本醤油協会と全国醤油工業協同組合連合会の2団体の会長が新任し、濱口道雄・日本醤油協会会長と武田與光・全国醤油工業協同組合連合会会長が6月15日、醤油関係専門紙記者団と記者会見を行い、両団体新会長が就任の抱負などを次のとおり語った。
<濱口道雄・日本醤油協会会長>
醤油の市場価格は乱売の域を出ていないのが現状で、醤油業界はコスト高で川上はインフレだが、川下はデフレの現状だ。醤油の価値に対する正しい評価を得て、需要拡大のため醤油を中心とした「食育」、出前授業などを推進して行きたい。海外では日本食の普及などで醤油が好評なので、それが日本に返って来てエコー効果により日本で醤油の需要が増大するように願っている。
<武田與光・全国醤油工業協同組合連合会会長>
醤油業界は1600社の業者がいるが、需要の停滞、コストアップなどで大変厳しい状況下にある。1年をかけて育て造った醤油の価格が、水よりも安い状態。この状況を放置しておくわけにはいかない。それには消費者のニーズ、期待に合うようさらなる品質向上と醤油についての正しい情報発信と価値への理解を求めなければならない。より親切な表示を発信するとともに、消費者に信頼されるJAS制度の確立を図りたい。