
【佐賀】佐賀県認証、安心安全のブランドを冠した日本酒が全日空国際線ファーストクラスに“搭乗”--。県産原料100%使用などの基準や官能審査をクリアし「佐賀県原産地呼称」認定を受けた窓乃梅酒造(佐賀郡久保田町、古賀醸治社長)の日本酒「窓乃梅・純米大吟醸『花乃酔(はなのよい)』」が9月1日から、アメリカ路線、ヨーロッパ路線計7便で提供されている。
同規格搭乗採用は県内の日本酒では初めて。来年2月までの半年間、県内の珍味「いかさし昆布漬」(「木屋」唐津市呼子町)とともに提供される予定で、佐賀の味覚が空の旅を一層上質なものへと彩ることになりそうだ。
「花乃酔」は原料米に100%、県産の山田錦を使い、9号系佐賀酵母で仕込んだ純米大吟醸酒(精米歩合45%)。「味吟醸タイプで料理との相性もいいものに仕上がった」(古賀社長)日本酒は今年3月、「佐賀県原産地呼称」認定を受けた。搭乗酒の選定にあたっては、全日空の調理担当や客室乗務員のテイスティングも重ねたというが、酒質に対する評価、料理との相性などとともに、「(酒の)氏、素性がわかる、安心安全保証の認定マークが(関係者に)安心感を与え、(選定に)寄与した」と古賀社長。「(呼称認定制度運用のための)予算組みもいただき、その県の厚意にも応えることができた」と搭乗採用を喜ぶ。
「佐賀県原産地呼称管理制度」(事務局・県農林水産商工本部流通課)は、県産原料100%使用の県産の日本酒(純米酒)と本格焼酎を、官能審査も加味し認証するもの。使用する水の採水地が県内の自醸酒で、純米酒は実質、液化仕込みを認めない規定も設けている。平成17年3月以来、春秋2回のペースで認証を行い、今年9月6日第4回認証を終え、認証メーカーはのべ17社となった。県下約20の実製造場のほとんどが参加という段階にまで発展してきており、認証制度を消費者へ浸透させていくうえでも、今回の“搭乗”の波及効果に大きな期待が寄せられている。
実際に「花乃酔」をたん能できるのは、1便あたり10席、1日70人と超限定。そこで同社は、「ファーストクラス気分を自宅で楽しんでほしい」と、機内で提供される「花乃酔」1本と「いかさし昆布漬」2個のセット商品=写真=を企画した。
保冷ケース詰・保冷剤入・蔵元直送で、小売価格4500円(税別)、送料込み(沖縄、関東以北は500円加算)。受注期間は11月20日から12月20日まで、発送は12月4日から随時。問い合わせ同社(TEL/0952-68-2001)。