菊正宗酒造は、酔いの状態の分析結果から、飲酒後の酔いが醒(さ)めたと自覚された状態になっても、なお運転するには危険な精神状態の場合があることが分かったとして、さらなる飲酒運転への警告を発した。
菊正宗酒造・総合研究所(溝口晴彦所長・工学博士)では、一昨年から「酔い」の研究を行っており、このほど、米国で開発され三重大学の横山教授が日本に導入したPOMS(Profile of Mood States)という評価法を用いて、飲酒後の「酔い」の現象を分析した。
その研究結果によると、飲酒直後の緊張の低下や活気の上昇などの気分変化はもちろんだが、酔いが醒めたと考えがちな飲酒後3時間が経過しても、飲酒による反動とも言えるような緊張・不安・怒り・混乱のような気分の変化が平常時と比べても高まる人がいることが判明。本人が「酔いが醒めた」と自覚しがちな時間帯の運転も非常に危険と言える結果となった。
同社では、「最近多発している悲惨な交通事故を防止するためには、やはり『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな』を実践してもらうしかないが、一人でも多くの愛飲者にこの結果を理解してもらい、正しい飲酒を実践してほしい」としている。