キリンビールは、5月分の販売動向について次のとおり発表した。
【ローアルコール・ビバレッジ】発泡酒の好調が大きく寄与し、プラスとなった。ビール+発泡酒+新ジャンル計は、1ケタのプラス。
ビールは、びん、缶、大樽ともにプラスとなり、ビール計で業界並みのプラスとなった。4月5日発売の「一番搾り 無濾過<生>」が予定を上回る販売を継続し、チルドビール計で対前年3倍を超えたほか、「ブラウマイスター」の缶発売や、「ハートランド」の好調などで、同社のプレミアムビール全体が拡大を続けている。また、「勝ちT・勝ち樽」キャンペーン(3月15日~6月30日)が好評で、6月9日締切分までの応募総計は約3000万口と、前回のW杯(02年日韓大会時)を超える水準で推移しており、W杯開催中も、量販店の店頭や飲食店でのサッカーを絡めた販促活動をさらに強化していく。
発泡酒計は、「円熟」の好調が寄与し、「淡麗シリーズ計」が前年並みと好調であったため、業界を大きく上回る10%台半ばのプラス、累計でもプラスを達成した。業界全体も、新ジャンルの増税仮需による発泡酒取り控えの反動もあり、22カ月ぶりのプラスだった。「円熟」は好調を継続し、発売から5月までの累計販売数で400万ケースを突破したため、年間販売目標数を430万ケースから約2倍の900万ケースに上方修正する方針を固めた。また、「淡麗グリーンラベル」も10%台半ばのプラスと好調。
新ジャンルは、4月の仮需の反動により市場全体が20・6%のマイナスとなる中、「のどごし<生>」は約190万ケースを販売し、10%台後半のマイナスとなったものの、新ジャンル市場においては圧倒的なポジションを堅持している。
「氷結」は、5月10日に発売した糖質オフシリーズ第2弾「氷結早摘みグレープフルーツ」がほぼ予定どおりの60万ケースを販売。また、氷結スタンダードシリーズを5月製造分より順次リニューアルしたほか、6月7日には夏季限定商品「氷結パイナップルクーラー」を発売するなど、引き続き新しい提案を行なう。
【洋酒】5月の洋酒売上高は、業界全体が厳しい中、7カ月連続プラスを記録し、2カ月ぶりに2ケタ台プラスとなった。国産ウイスキー計は、「富士山麓」ブランドの好調により40%台の大幅プラス。ワイン計は、前年比30%以上のプラスとなり、引き続き堅調な「カフェ ド パリ ブラン ド フルーツ」シリーズは、前年比40%以上の伸びを記録。「富士山麓」は、「富士山麓こだわりBARセット」プレゼントキャンペーン(4月26日~6月8日)効果もあり、5月累計で約5万8000ケース(7・2L/ケース)を出荷し、年間目標である12万1000ケースのほぼ半数をすでに達成した。また、飲食店でのサッカー日本代表応援カクテル展開の効果により、ベースとなるリキュールが全体で対前年30%以上の伸びを記録。特に「キューゼニア グリーンティー」(対前年3・6倍)、「同 ブルーキュラソー」(3・4倍)、「同 バハナジャングル」(2倍)などが好調に推移している。
【キリンビバレッジ】基盤ブランドと果実・炭酸飲料が好調に推移し、単月で12%超のプラス(累月2%増)と好調に推移した。業界全体は、単月プラスマイナス0%(累月プラスマイナス0%)で着地した模様。
「FIRE」は、新商品「挽きたて工房」が好スタートとなり単月9%増(累月3%増)を記録。「午後の紅茶」は、定番アイテムや「カムカムレモンティー」の好調で単月23%増(累月11%増)と大幅増となった。「アルカリイオンの水」は単月46%増(累月37%増)、「ボルヴィック」が単月38%増(累月20%増)と市場を上回る増率を記録した。