
【福岡】業務用酒類販売のサンノー(福岡市、大木伸社長)は6月15日、福岡市の福岡国際ホールで「ボルドービオワインとプレミアム焼酎セミナー」を開催した。
同セミナーは、福岡市と姉妹都市のボルドーのビオワイン(無農薬有機栽培のぶどうで造ったワイン)、さらに今回のセミナーを企画したルネサンス・プロジェクト(福岡市、中村鉄哉社長)が提案するプレミアム焼酎を、飲食店を対象に、講演と試飲会を通じ紹介するもので、ルネサンスはじめ、同社提案商品のマーケティングを担うオーバルワン、ボルドービオワインを国内で展開するカルベジャパンが協賛、福岡市が後援。当日は、中洲地区を中心とする飲食店約160店の関係者が出席した。
冒頭あいさつでサンノー大木社長は、「今後、酒類業界でも一層高まる健康志向、プレミア志向に対応したい」とセミナー主催の主旨を説明。福岡市国際経済課高島収課長は、ワインと焼酎が新たな切り口となって、姉妹都市間の経済交流を伸展させることへ期待を寄せた。
ボルドービオワインセミナーでは、現地のネゴシアン・カルベ社の日本駐在員、カルベ・ジャパンのニコラ・サラザン氏が、「健康に良いヘルシーな食べ物がブームで、プライスが少し高くても売れている。小さくてもパッションのあるシャトーばかり」とスピーチ。続いてビオワインの魅力について同社担当者がアピールしたが、そのなかで「『安全ですよ』だけの紹介は避け、味わいが優しいとお勧めいただきたい」と訴えた。
焼酎関連ではルネサンス・プロジェクト中村社長が登壇。「サムライスピリッツで焼酎をボルドー、フランスへ本格的に売り込んでいきたい。テーマはブランド。地場産業の商品を掘り下げ、いかに世界へ羽ばたかせるか。景気動向にあわせ戦略転換すべきで、プレミアム焼酎とビオワインは戦略商品となる。未来からの逆想で臨みたい」と語り、事業展開のスタンスを示した。
試飲会には、5つのシャトーのボルドービオワイン15種をはじめ、ルネサンスが企画の焼酎やリキュール50種、果実酢5種などが出展され、出席者は蔵元の説明を聞き、デザイン性にも優れた市販商品を手に取りながら、香味を確かめた。
ルネサンス・プロジェクト事業の前身は、三井物産の“幻の焼酎ルネサンス事業”。現中村社長は同社を退職し、今年3月新会社を設立。事業を独立させた。5月から本格的に事業を開始。すでに韓国産柚子茶を原料に柚子リキュールを開発(特許出願中)し販売している。
プライベートブランド商品や取引先の大半を引き継ぐ形で、現在、焼酎蔵元は11社と提携。全国18社が販社となっている。売上高目標は2008年9月期25億円。「ブランド価値の深耕」(中村社長)を主軸に事業展開を図る考えだ。