大関はこのほど、独立行政法人・酒類総合研究所との共同研究で、日本酒を減圧蒸留して得られる「日本酒濃縮物」および、その特徴成分のひとつ、「α-エチルグルコシド(αEG)」に、肝障害を抑制する効果があることを確認した。この研究成果は、5月19日開催の2006年度日本栄養・食糧学会大会で発表された。
同社では、過度のアルコール摂取により肝障害を起こすと知らされているが、疫学的調査から日本酒の愛飲家には肝障害をわずらう人が少ないとされていることで、日本酒の「肝障害抑制効果」を動物実験で検証する研究を行った。
その結果、薬剤(ガラクトサミン)を投与することで誘発した、急性肝障害モデルマウスに、日本酒濃縮物を摂取させることで、肝障害の指標であるGPT、GOTなどが改善することが確認できた。また、アミノ酸、有機酸だけでなく、日本酒に特異的に含まれる糖成分「αEG」にも、急性肝障害を抑制する効果があることが初めて判った。