宝ホールディングスは、平成18年3月期の連結決算の内容を発表した。3月期の連結売上高は、酒類・食品部門ではソフトアルコール飲料や飲料の落ち込みで減収となったが、バイオ部門ではクロンテック社買収効果などで増収となったことから1961億1900万円で前年比0・4%増加した。また、経常利益は59億3100万円で13・3%減、当期純利益は53億2000万円で3・5%増という結果となった。
酒類部門の連結売上高は、全体で前期比99・3%の1347億9400万円だった。
その主な内訳は、焼酎では、高付加価値本格焼酎群の育成が順調に進み、特に全量芋焼酎「一刻者」のほか、同「紅一刻」、同「黒一刻」を業務用ルート限定で発売し、商品ラインアップを充実させたことで、全体で前期比100・3%の795億8800万円となった。
ソフトアルコール飲料では、昨年9月発売のタカラcanチューハイ「果実きわだつチューハイ」など新製品の寄与などがあったが、同「WMIX」などの落ち込みが大きく、連結売上高は前期比92・7%の200億4500万円にとどまった。
清酒は、松竹梅「天」が好調に推移し、原料、水、造りにこだわった「松竹梅白壁蔵」商品群の育成は松竹梅ブランド全体のイメージアップにつながり、上撰松竹梅「サケパック」などもデザイン変更によるリニューアルで、松竹梅ブランドのさらなる強化を図った。これにより、清酒全体の連結売上高は、前期比102・1%の249億5800万円となった。
また、食品部門の本みりんや料理酒などの調味料は、みりん、料理用清酒など酒類調味料が好調に推移し、発酵調味液、だし調味液などの食品調味料が減収となったものの、前期比103・2%の208億6600万円。
飲料は、果実飲料、健康飲料、乳飲料などが大きく減収となり、飲料全体で連結売上高は前期比86・6%の123億1900万円となった。
次期の見通しは、中期経営計画3カ年の2年目となることから、国内酒類事業の収益力を高めるとともに、国内非酒類事業および海外事業へ積極的に挑戦し、次なる成長基盤を構築していき、バイオ部門などその他事業を含めた次期の売上高は前期比104・8%の2055億円、経常利益は同114・6%の68億円、純利益については持分変動利益などの特別利益が減少することから、前期比56・4%の30億円を見込んでいる。