カルピスは、「『魅力と価値のある商品や技術』を提供して、“心とからだの健康”に役立ち、社会に貢献できる企業グループを目指す」を企業理念に、2006年度の経営方針を次のように発表した。
今年は、中期経営計画の2年目となり、市場が「量から質へ、価格から価値へ」と転換するなかで、より質を重視した経営を目指す。引き続き、中期経営計画の3つの基本戦略“1”健康機能性飲料・食品事業の基盤確立“2”時代の変化に合わせた乳性飲料事業の再強化“3”海外事業の積極的かつスピーディーな展開--を着実にスピードをあげて推進する。
売上目標は、▽コンク飲料事業=103%▽ギフト事業=100%▽ストレート飲料事業=103%▽健康・機能性食品事業=110%
また、発売15周年を迎える「カルピスウォーター」のプロモーション(キャンペーン・広告・販促)を、「カルピスソーダ」「フルーツカルピス」シリーズと連動して展開、ブランドの一層の強化を図る。
<事業別取り組み>
(1)コンク飲料事業=「カルピス」ブランドのフラッグシップとして、ブランド全体の価値向上に貢献できるマーケティング活動を展開する。「カルピス」「カルピスフルーツ」の製品改定を実施し、ロングセラーブランドとしての鮮度を向上させ、さらなる売り上げ拡大を図る。また、「カルピスダイエット」などの広告・販促活動に注力し、消費者の健康ニーズに幅広く対応するほか、既存品、新商品ともに販促活動を積極的に推進し、製品認知および理解の獲得を図り、市場への浸透を推進する。
(2)ギフト事業=ギフト市場が継続的に縮小するなか、清涼飲料市場における各種ギフト機会で、消費者の嗜好・購買行動にあった付加価値の高い製品を発表し、同社シェアを向上させる。
(3)ストレート飲料事業=“1”乳性飲料…「カルピスウォーター」の発売15周年を契機に、既存ブランドのさらなる成長を図るとともに、新たな切り口の乳性飲料の発売で、乳性飲料カテゴリーでのシェア拡大を図る“2”その他飲料…「ウェルチ」「エビアン」ブランドの強化、ほっと果汁シリーズのさらなる拡大、スポーツ・機能性飲料カテゴリーでの新製品発売により売り上げ拡大を図る“3”酒類…低アルコール飲料では、「カルピスサワー」「CALPIS BARTIME」の製品改訂を実施し、多様化する低アルコール市場の中で独自の存在感を確立することで、定番ブランドとしての育成を図る。
(4)自販機事業=販売会社の事業基盤の強化に注力し、自販機の純増と経費の効率的使用により、さらなる収益向上を図る。自販機展開は、新規ロケーションの開拓強化と既存ロケーションの維持を徹底し、台数増と採算性の向上を図る。商品展開は、コーヒーや自販機向け商品の強化を図るとともに、乳性飲料、健康・機能性飲料などを2006年度重点商品として拡売を続ける。また、固定費の効率的使用と生産性向上の取り組みを継続し、収益基盤の強化を図る。
(5)健康機能性飲料・食品事業=お客様のニーズに対応した新たなQOL(Quality Of Life)領域にも参入し、購入しやすい売り場づくり、分かりやすい広告・PRの実施、営業力の基盤強化を通じてさらなる成長を目指す。機能性食品素材分野は、国内において機能性食品素材にかかわる販売および知的財産供与ビジネスを、引き続き「アミールS」の関与成分である「ラクトトリペプチド(LTP)」および「L-92乳酸菌」を中心に推進する。