清酒中央会がまとめた、平成17年年間(1-12月)の全国清酒課税出荷数量(概数)は74万3893KLで、前年(16年)の77万9791KLに比し4・6%減少したが、ここ数年では最も小幅な減少にとどまった。
昨年の清酒出荷状況(前年対比)をみると、8月が1・8%増、11月が0・4%増、12月が1・1%増と、後半の3カ月が前年を上回り、清酒需要が回復の兆しが見えてきたことが支えとなっている。
昨年の主産地出荷状況(前年比)は、▽京都府=12万262KLで3・3%減▽兵庫県=22万4726KLで5・9%減▽新潟県=5万5477KLで0・9%減▽福島県=2万1183KLで3・8%減▽秋田県=2万7879KLで3・7%減▽愛知県=2万6757KLで4・7%減▽広島県=1万9131KLで6・4%減--で、全国的にみると、前年を上回ったのは神奈川、千葉、栃木の3県にとどまっている。
なお、平成17年年間の清酒輸出数量(免税)は7657KLで、前年の7390KLに比し3・6%増加した。
タイプ別の出荷状況(前年比)は、▽吟醸酒=4万6945KLで6・3%減(うち、純米吟醸酒は2万2565KLで5・6%減)▽純米酒=5万4191KLで0・1%の微減とほぼ前年並み▽本醸造酒=8万8215KLで6%減▽一般酒=55万4541KLで4・6%減(うち、生酒は4万2909KLで6・4%減)。
全清酒数量中のタイプ別酒の構成比は、▽吟醸酒=6・3%(前年6・4%)▽純米酒=7・3%(7・0%)▽本醸造酒=11・9%(12・0%)▽一般酒=74・5%(74・6%)で、うち生酒は5・8%(5・9%)--と、純米酒の比率が0・3ポイント上昇した。特定名称酒(吟醸酒+純米酒+本醸造酒)の構成比は25・5%で、前年の25・4%より0・1ポイントアップした。
なお、清酒中央会が発表した昨年12月分の全国清酒課税移出数量(概数)は12万9144KLで、前年の国税庁確数12万7695KLに比し1・1%増加し、また前年の清酒中央会概数の13万4KLに対しては0・7%減減少にとどまり、厳寒が清酒に追い風となったとみられる。