サントリー食品カンパニーは、2006年度の事業方針を発表した。同社では、基幹商品のブランド力の育成・強化を展開、カンパニー発足以来の中期経営ビジョンである「成長の持続」と「収益力の強化」の実現を図る。
【2005年度の概況】清涼飲料事業は、基幹ブランドの「伊右衛門」「BOSS」「ウーロン茶」「PEPSI」「天然水」「DAKARA」のブランド力の強化を図るとともに、「バブルマン」をはじめとする新商品を投入し、総市場を上回る3億2240万ケース(前年比102%)となった。無糖茶トータルでは初めて1億ケース超を達成した。
また、6月には鳥取県に第3の天然水工場建設のための用地を取得、12月には神奈川県で首都圏の生産拠点となる新たな食品工場建設に着工し、将来に向けて生産体制を強化。さらに、チルド市場での新たな活動を展開するため、スターバックスコーポレーションと業務提携契約を締結、チルドカップのコーヒー飲料市場にも本格的に参入した。
【2006年度の方針】今年度は、総市場が前年並みと予想される中、同社は3億3000万ケース(102%)を目指す。さらなる売上増・シェア拡大を図り、「PEPSI」「伊右衛門」などのブランドの育成・強化を図るべく積極的な活動を展開する。また、2月から順次、同社2Lペットボトル全アイテムにユニバーサルデザインの「ゆびスポットボトル」を導入していく。
(1)「PEPSI」=同社が主体となって開発した新アイテム「ペプシネックス」を投入。新たな主力商品として、積極的にマーケティング活動を展開していく。今年度2200万ケース(前年比100%)の販売を目指す。
(2)「伊右衛門」=2005年は、発売2年目としては最多と推定される5250万ケースの販売を達成しており、今年も、「常に最もおいしい緑茶であり続けること」を目標に品質向上に努め、さらなるブランド基盤の強化を図る。5500万ケース(105%)を目指す。
(3)「ウーロン茶」=独自のブランド価値をさらに広げるべく、「余香回味(ユイシャンホイウェイ=口の中に広がる香りとさわやかな余韻)」をキーワードに、さまざまな活動を展開する。昨年500MLペットに導入し好評の「クリスタルカットボトル」を350MLペットにも導入。全体で4650万ケース(100%)の販売を目指す。
(4)「BOSS」=2005年は、缶コーヒーの4大カテゴリー「レギュラー」「ブラック」「カフェオレ」「微糖」で柱となる商品を育成すべく、「レインボーマウンテンブレンド」「ブラック」「カフェオレ」をリニューアルし、「ワールドエグゼクティブブレンド・微糖」を新たに投入。この結果、昨年は6240万ケース(104%)の販売を達成した。2006年は、4大カテゴリーで各商品のブランド力をさらに高めるため、プロモーション活動や広告活動を積極的に展開。今年度は6400万ケース(103%)を目指す。
(5)「DAKARA」=“澄んだカラダへ”をキーワードに、よりスッキリした味わいと清涼感、健康感のあるパッケージデザインに刷新。さまざまなプロモーション活動を積極的に展開し、子どもから大人まで幅広い層で愛される“日常健康飲料”のポジションをより強固にする。2200万ケース(100%)の販売を目指す。
(6)天然水=引き続き自然環境を保全する活動を進め、“自然、安全、おいしい”天然水を届けるとともに、ラベルやキャンペーン、広告などで「南アルプス」や「阿蘇」の大きな自然や小さな命たちを紹介する活動を展開していく。また、新たな天然水工場建設のため、昨年6月に用地を取得した鳥取県では、2008年春の竣工を目指し準備をすすめている。今年度は3200万ケース(109%)を目指す。