サッポロビール “果汁そのもの”のお酒、既存缶チューハイと差別化

 【大阪】サッポロビールは、新しい低アルコール飲料「ザ・フルーツスパークリング」を9月7日から全国で発売する。同商品は、昨年9月から近畿圏で先行テスト販売を行った「シングルメイド」を、“果汁そのものをお酒にする”という開発コンセプトはそのままに、ネーミング・パッケージ・中味ともに強力にブラッシュアップしたもの。同社は7月19日、同商品の発表会を東京・大阪で同時開催した。

 大阪会場は、北区のウェスティンホテル大阪で行い、出席した寺坂史明取締役専務マーケティング本部長は、「昨年9月に『シングルメイド』を関西エリアで発表し、そのテストマーケティングのおかげで今回の全国販売に結びついた。当社は、2003年に“新サッポロビール”として生まれ変わった際に、3つの戦略課題を立てた。1つ目は“ビール事業における高付加価値化と新ジャンル創出”で、麦芽とホップの協働契約栽培100%化や『ヱビス超長期熟成』の発売、そして『ドラフトワン』の展開などを行っている。2つ目は“ワインの中核事業化”で、昨年輸入パワーブランド『イエローテイル』を発売した。そして3つ目の戦略が、“醸造技術を活かした低アルコール分野の市場開拓”で、『シングルメイド』のテスト発売を経て、今回『ザ・フルーツスパークリング』として全国に発売する。関西エリアで成長したこの商品が、全国でも評価されることを願っている」と発売の経緯を説明した。

 同商品は、一つ一つの果汁を発酵させて、それぞれの味に仕上げた新しいタイプのフルーツスパークリングで、グレープフルーツ、アップル、レモンの3種を展開する。製造については、ビール製造で行っているフレッシュキープ製法とワイン製造技術を融合し、“果汁そのもの発酵”由来の自然な口当たりとすっきりとした後味を実現している。広告には、「シングルメイド」に引き続き「オセロ」を起用する。

 新コンセプトとして、“果汁そのもの発酵”の自然で果実感のある新しいお酒(=フルーツスパークリング)であることを明確に訴求し、ネーミングも直接的で分かりやすい表現とした。同社では、同商品を既存の缶入りチューハイとは異なる世界観を積極的にアピールし、差別化を図っていく。

 ▽種類=果実酒(炭酸ガス含有)▽アルコール度=5・5%未満▽容量=350ML缶▽参考小売価格=145円

(掲載日:2005年07月20日)
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