アサヒビール チルド飲料を強化、カネボウ子会社の株式取得

 アサヒビールは、チルド飲料事業の基盤強化に向けたM&Aとして、カネボウ(株)の子会社・(株)エルビー・埼玉の発行済み株式の68%を取得する契約を4月27日に締結した。

 アサヒ社は、国内飲料事業強化の一環として、既存事業の強化に加え、新たな事業領域への拡大としてチルド飲料市場への本格参入を検討していた。エルビー・埼玉は、1956年設立のチルド飲料メーカーで、茶類のチルド飲料市場ではトップシェアを誇り、売り場の多様化が進むCVSでの販売を主力として、全国的なチルド飲料の生産・販売体制を確立している。

 アサヒビールグループのチルド飲料売上規模は、これまではアサヒ飲料による40億円弱の売上規模だったが、今回エルビー・埼玉の約110億円の売上高が加わることで、3倍強の150億円となる見込みだ。今後はエルビー・埼玉をアサヒビールグループのチルド事業の中核会社と位置づけ、アサヒ飲料との商品開発や営業面、生産面でのシナジー効果を最大限発揮することで、将来的には同グループ全体でチルド飲料市場の約10%のシェア以上を獲得し、チルド飲料市場で存在感を高めていくことを目指していく。

  【エルビー・埼玉概要】▽所在地=埼玉県蓮田市大字黒浜字桜ヶ丘3469番1▽設立=1956年12月▽資本金=4億8700万円▽事業内容=清涼飲料、乳酸菌飲料の製造販売▽従業員数=143人(2005年3月末)▽事業所=本店、東京支店、関東支店、埼玉営業所、千葉営業所、東北営業所、蓮田工場、蓮田物流センター

(掲載日:2005年05月11日)

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