【徳島】タヌキの民話や昔話が各地に残る徳島県で、地酒メーカー6社が阿波の狸をラベルにデザインした「阿波の狸と酒物語」シリーズのしぼりたて6種を2月から発売すると発表した。徳島県酒造組合(吉田映治会長)と徳島県卸酒販組合(多智花毅理事長)の共同企画で、画家で徳島文理大の飯原一夫教授が描いた原画を使用。県小売酒販組合連合会(坂本次郎会長)や県の協賛で、この季節ならではのフレッシュな味や香りを楽しめる。
同シリーズは、低迷する県産酒シェアを高めようと、メーカーや流通が協力して昨年1月から14社の頒布会でスタート。夏場は生酒などに10社が参加し、第3弾の今回は6社で発売することにした。いずれも300mlびん400-500円台。各社ともラベルに使うタヌキの話が異なり、吟醸や本醸造、にごり酒など酒質もバラエティーに富んでいる。
精米60%のコメを使った吟醸しぼりたて(525円)は、清酒「眉山」の吉本醸造(徳島市鮎喰町)がラベルに「ちちん狸」を使い、津乃峰酒造(阿南市長生町)のしぼりたて(479円)は「桑野川西の狸」が採用されている。価格は他4社が全て420円で、▽「御殿桜」斎藤酒造場(徳島市佐古七番町)=精米65%本醸造生原酒「臨江寺のお松」▽三芳菊酒造(三好市池田町)=精米69%本醸造「火消し」▽「今小町」中和商店(同)=精米70%本醸造生原酒「那賀の狸」▽芳水酒造(三好市井川町)=精米70%本醸造にごり酒「猿田彦」。アルコール度数は、御殿桜・津乃峰・今小町が19度で、残り3社は15度。