70万kl出荷で前年比4%減 18年FY清酒出荷数量

 3月分の全国清酒課税出荷数量は、6万3千klを出荷したが、前年対比5・3%減少と思ったより対前年比減少率が大きかった。その中で純米酒の伸長が続き、前年比4%増加と堅調な推移をたどっている。3月分の状況が判明の結果、平成18FY(平成18年4月~19年3月)の全国清酒課税出荷動向は70万強となり、前年度の73万klに比し3・8%マイナスの結果に終わったのは、春需期を迎えたにしては、ものたりない動きだったのは否めない。ただ、18FYの清酒需要動向では、やはり純米酒の堅調が目をひき、通年で前年比5%強の伸長をとげており、今後も好調な需要が期待できそうな動きが続くとみられる。もう一つは、まだボリュームは小さいが、清酒の輸出数量が18FYでは、前年対比10%増加となり、今後も着実に伸びていく可能性も期待される。

 日本酒造組合中央会がまとめた3月分の全国清酒課税出荷数量(概数)は、6万3266klで、前年(確数)の6万6840klに比し5・3%減少で、前年・概数の6万6531klとの対比では4・9%のマイナスとなった。

 主産地の3月分出荷数量と前年対比は、▽京都府=1万493klで前年比5%減▽兵庫県=2万1598klで3%減▽新潟県=3911klで5%減▽福島県=1519klで6・4%減▽秋田県=2349klで2・5%減▽愛知県=2516klで1・8%減▽広島県=1479klで9・1%減--と主産地は、軒並み前年を下回っている。前年を上回っているのは、山梨県、群馬県、宮城県、徳島県の4県に過ぎない。

 3月のタイプ別清酒出荷状況は、▽吟醸酒=3164klで前年比3・3%減(うち純米吟醸酒は1742klで、2・3%増)▽純米酒=4809klで4・3%増▽本醸造酒=6150klで5・4%減▽一般酒=4万9144klで5・8%減(うち生酒は、3263klで4%減)--の状況で、前年より増えているのは、純米吟醸酒と純米酒の純米酒系統の清酒のみだ。

 なお、3月分の輸出清酒(免税数量)は743klで、前年の648klに比し14・6%の増加となった。

 平成18FY(平成18年4月~19年3月)における全国清酒課税出荷数量は、70万1614klで、前年度(平成17年度)の72万9485klに比し3・8%減少し、石数換算は388万9千石と400万石を切った。

 平成18FYにおけるタイプ別清酒の課税出荷数量と前年度対比は、▽吟醸酒=4万6306klで1・1%減(うち純米吟醸酒が2万3594klで4・5%増)▽純米酒=5万7620klで5・4%増▽本醸造酒=8万2899klで4・6%減▽一般酒=52万993klで5%減(うち生酒は4万542klで4・7%減)--の状況で、18FYでも純米酒の堅調が目立っている。

 平成18FYにおける、タイプ別清酒の全清酒出荷数量中の構成比(前年度)は、▽吟醸酒=6・5%(6・4%)▽純米酒=8・2%(7・4%)▽本醸造酒=11・7%(11・8%)▽一般酒=73・6%(74・4%)--で、出荷数量が伸長している純米酒のシェアが前年度よりも0・8ポイントほどアップした。特定名称酒(吟醸酒+純米酒+本醸造酒)の割合は、18FYが26・4%で、前年度の25・6%より0・8ポイントの上昇となった。これは、純米酒の伸長が寄与したためとみられる。

 なお、18FYにおける清酒の輸出(免税数量)は8522klで、前年度の7752klに比し770kl(前年度比9・9%増)増加している。

(掲載日:2007年05月11日)

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