日本酒造組合中央会がまとめた平成18年年間(18年1-12月)の全国清酒課税移出数量は71万7237klで、前年(17年)の74万3893klに比し3・6%減少し、年間清酒出荷数量がついに400万石を切ってしまった。
昨年の出荷動向は、清酒に有利となった昨年5月からの酒税改正直後の5、6月の2カ月は、前年を少し上回り、回復傾向に期待が高まったが、9月に起きた飲酒運転問題の影響が清酒消費を直撃したことも痛く、さらに、清酒の最需要期の11、12月が暖冬気味で、特に12月は出荷が前年比6・6%も減少したことが響いて、対前年比マイナス幅を縮小することができなかった。
主産地別の昨年年間出荷数量と前年対比は、▽京都府=11万9743klで0・4%の微減▽兵庫県=21万6365klで3・7%減▽新潟県=5万2934klで4・6%減▽福島県=2万169klで4・8%減▽秋田県=2万6766klで4%減▽愛知県=2万5663klで4・1%減▽広島県=1万8182klで5%減--と、主産地は軒並み前年割れとなった。また、全国的にみても、前年を上回ったのは山梨県、滋賀県、宮城県だけだった。
タイプ別の18年年間出荷状況は、▽吟醸酒=4万6250klで前年比1・5%減(うち、純米吟醸酒は2万3313klで3・3%増)▽純米酒=5万6998klで5・2%増▽本醸造酒=8万3967klで4・8%減▽一般酒=53万22klで4・4%減(うち、生酒は4万559klで5・5%減)--となり、純米酒だけが伸長している。
平成18年における、タイプ別清酒の全清酒出荷数量中の構成比(シェア)は、▽吟醸酒=6・4%(前年6・3%)▽純米酒=7・9%(7・3%)▽本醸造酒=11・7%(11・9%)▽一般酒=73・9%(74・5%)▽生酒=5・7%(5・8%)--で、純米酒の構成比が前年より0・6ポイントもアップしている。特定名称清酒(吟醸酒+純米酒+本醸造酒)の構成比は20%で、前年の25・5%より0・5ポイント上昇した。
また、平成18年における清酒輸出数量(免税)は8401klで、前年の7657klに比し9・7%も増加している。