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2007年02月28日
平成18免許年度小売酒販免許付与 12月末で7614件
国税庁が明らかにした、直近の一般酒類小売業免許の処理状況によると、平成18免許年度(18年9月1日~19年8月31日)中の、18年12月末現在における申請件数は1万4375件、免許付与件数は7614件で、前年度の平成17免許年度の年間(17年9月1日~18年8月31日)5825件よりも、すでに1789件、新規免許が増加している。
2007年02月27日
球磨焼酎 地元農業と一体感、度数もこだわりの米焼酎
【熊本】球磨焼酎(株)(人吉市)は、“米・産地・(アルコール)度数”にこだわった米焼酎「華成(かなり)」の販売エリアを今春、拡大する予定だ。同商品は、地元の球磨地域農業協同組合・JAくま・あさぎり稲作生産部会の協力のもと、麹・掛け原料に食味でも高く評価される“くま産”ヒノヒカリを100%使用し醸造。消費者モニター調査の結果、米の旨みが広がる芳醇な味わいが最も実感されたアルコール度数として31度に設定した。
税別・希望小売価格は1・8l3600円、720ml2200円。昨年12月の発売以来、地元を中心に展開してきたが、3月以降順次、東京・大阪・名古屋の3地区へ販売エリアを拡大する。
地産地消をコンセプトに商品開発に取り組んだのは4年前。貯蔵期間は3年に及ぶ。今後一層、「地元農業との一体感で商品価値を高めていく」(同社)考えだ。

2007年02月26日
鹿児島酒造 麹造りの匠、世に問う芋焼酎
【鹿児島】薩摩の芋焼酎造りを支える技術者集団、黒瀬杜氏。なかでも、麹菌を自在に操る名人として知られる黒瀬安光杜氏(鹿児島酒造<製造場・阿久根市>取締役常務・総杜氏)が、伝承・習得の技を集大成したという本格芋焼酎「初代黒瀬杜氏・黒瀬金次郎」を2月17日、鹿児島市内のレストランで披露した。
酒名にある「黒瀬金次郎」は同氏の実父の名。これまで封印されてきた父直伝の技と、その子・安光氏が半世紀を超える焼酎造りで磨いた技を融合させ、“黒瀬杜氏の伝統と革新の精神の復刻”を目指した。
金次郎氏は明治25年、鹿児島県笠沙町、薩摩半島南部の野間半島にある黒瀬集落に生まれた。明治期、集落の数人が焼酎造りの技術を学ぶため琉球へ渡り、そこで出会ったのが泡盛に使われていた黒麹。それまで本格焼酎の製麹に清酒と同様の黄麹が用いられていた状況に、黒麹を活用することで風穴を開け、焼酎醸造技術の革新が始まったと伝えられている。金次郎氏はその立役者で、県内外で焼酎造りに奔走。「“初代黒瀬杜氏”の名声を築いた」(同社)という。
本格芋焼酎「--黒瀬金次郎」は2つの麹菌、主要麹に「黒麹G型ゴールド」、添え麹に「ネオマイセル吟醸麹」を併用しているのが特徴。前者は主流の黒麹NK菌ではなく、様々の黒麹のなかでも胞子が繊細で発育が早いことから扱いにくい菌種で、奥深いコクを持つ酒質を引き出す。後者は清酒麹のなかでも芳香性が高く、酵素力が強く、甘味と旨みをたたえながら、キレが良い、絶妙なバランスを実現した。「いつまでも甘味を感じていただける」(黒瀬杜氏)。ネオマイセルの併用が、独特な余韻を醸す。
当日の商品発表レセプションは、「--黒瀬金次郎」の商品化を黒瀬安光杜氏に強く懇願した酒販店「酒商 鹿児島 蔵や」(鹿児島市和田町、川畑彰良社長)のオープン記念として共催。約80人が集い、「--黒瀬金次郎」を存分に味わったほか、杜氏による講演も行われた。
焼酎造りについて、「子供を育てるのと同じ。現場では鼻歌を歌うような気分で働いてほしい」と語り、蔵の和を重んじてきた杜氏は、金次郎氏7人の子の末っ子。直伝の技を継承しながら、焼き芋を原料にした芋焼酎や10年貯蔵の芋焼酎を商品化するなど進取の精神も発揮してきた。「--黒瀬金次郎」は同日付け正式発売<税込み希望小売価格1・8l7350円、720ml2940円>。当面、地元を中心に数店の酒販店での取扱いになる見込みだ。父の名を冠した芋焼酎へは熱い思いも。「15歳で蔵に飛び込み、親父を恨んだこともあったが、今は有難うという気持ち」だと語った。

サントリー ウイスキーで評価、オブ・ザ・イヤー受賞
サントリーは、「ジャパニーズ・アイコン・オブ・ウイスキー2007」で、ウイスキーの品質の高さと積極的なマーケティングが評価され、「ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。また、品質の高いウイスキーづくりに精魂を注ぎ、ウイスキー業界への貢献が大きいとして、同社チーフブレンダー輿水精一氏が「ウイスキー大使」として表彰された。
これは、イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」が、毎年ウイスキー業界で最も貢献した企業や人などを「アイコン・オブ・ウイスキー」として表彰しているもので、5回目の開催となる今回からは、英国・日本・米国の各国別で選考・表彰し、その中から最終選考を実施する。今回初めて日本で開催された「ジャパニーズ・アイコン・オブ・ウイスキー」は、昨年11月にウイスキー業界関係者約400人の投票で決定した。
なお「アイコン・オブ・ウイスキー2007」の表彰は、3月にロンドンで開催される予定。
2007年02月23日
「わんまいる」熊本県にも拡大
【大阪】宅配専門店「わんまいる」を展開するファミリーネットワークシステムズ(堀田茂社長)はこのほど、2月1日に熊本県宇城市の酒類卸、吉富酒販とエリアパートナー契約を結び、この春以降、「わんまいる」チェーンを熊本県でも展開すると発表した。1回目の加盟説明会は、5月13日に熊本市での開催を予定している。
席上、堀田社長は「わんまいる」チェーンの現状について「熊本県の市場は家庭内の消費支出のウエイトが高く、宅配で大きなマーケットが期待できる市場だ。これまでに展開してきた香川県では、食品のウエイトが高く、売り上げの20%を超える。新潟県ではオープンしてから20日足らずで、宅配で250万円を超す売り上げを達成した店もある。地方では一般酒販店の廃業が進み、買い物に不便を感じる消費者が増えている。新たに進出する熊本県でも大きな成果を期待したい。販売する商品についても、各地の特産品の取り扱いを進めており、新潟県とは3月に商談会の開催が決定している。今後も宮城県、岐阜県などとの提携を進めたい。今年秋からは群馬県、長野県でのエリア展開も計画している」と語った。
会見に同席した吉富酒販の吉富國昭会長は、今回エリアパートナーとなった経緯について「当社の得意先である一般酒販店の衰退が著しく、将来に向けてなんとかしなければならないと考えていた。『わんまいる』に当社の将来をかけたいと思い、今回調印を行った。当社は熊本県の中央に立地し、物流面でも恵まれている。初年度は15店のオープンを目指したい」と説明。また、吉富大祐社長は「堀田社長と本音でものを言いながら、一緒にがんばっていきたい」と述べた。
2007年02月22日
関被告・第10回公判、ク社の介在で安全確信、投資は「連帯責任」主張
【東京】年金資金の外債投資などで業務上横領・背任罪に問われている関被告(小売中央会・元事務局長)の第10回公判が2月20日、東京地裁刑事第522号法廷であった。裁判官の審問に関被告が応える形で審理が進められたが、被告はそのなかで「連帯責任」を主張。元本毀損(きそん)で破たん状態の年金制度を継続するという決定に基づき、業務遂行したと訴えた。投資のリスクを感じながらも、英国政府の所管や保険の手当て、特に信頼のおける金融機関への“信託”に安全性を見いだし、投資を実行したことが浮き彫りになった。
チャンセリー債について被告および中央会は、何ら調査をしていない。金融ブローカー砂古氏の話を信じ、さらにはクレディ・スイス(以下ク社)が介在することで安全を確信した感が強い。投資リスクを問われた関被告は、「英政府所管で貸付先も法律事務所であること、保険がかかっていることで、安全だと認識した」。特に、「プロのク社のメガネにかなった商品で、疑問に思ったことはなかった」。
ク社の日下部氏は、中央会との契約は、ただ口座を開設し指示された商品を買うトラスト・アグリメント契約で、「信託契約は結んでいない」「入れ物として使ってもらった」と証言(平成18年12月8日第7回公判)しているが、被告の認識は全く違うものだった。「信じて託した」。
日下部氏との接触は、「14年12月10日過ぎ。砂古から信託契約・受託に関心があるということで、電話をしたのが初めて。(投資)契約(同年12月20日)前1週間以内のことだった」。商品ついて同氏は、「類似商品の取扱いがあり、在庫を持っている」と話したという。砂古氏からチャンセリー債以前に、高配当の商品が持ち込まれたことがあったが、「中央会は素人集団なので、金融機関を入れない直接投資はしないと明言し断った」ことも明かした。
投資コンサルタントの提案から検討・選択していた従来の投資とは違うのに、どうして分析・評価もなく決めたのか、との問には、「元本毀損で制度が存続しえるのか、事態は切迫ひっ迫していて、いち早く対応しなければならなかった。逆算し(元本回復と)合うのは本件投資だけだった。安全性を拠りどころに、方向性(結論)が出された」と訴えた。
投資実行にあたっては、三菱信託銀行の宇江氏に債券の現金化を急がせた。「こういう運用が法律に逸脱しないかどうか気になった」が、同行のコンプライアンスに照らし問題がないということで、「押印した」。被告は同行への不満もぶちまけた。「20数年間、総幹事として毎年1億円、合計20億円(の報酬)で運用して、『元本割れだから、お前たち解散しろ』という責任のなさに失望していた」。
契約の成功報酬にも話は及んだ。被告は1億3800万円を得ているが、報酬のために投資したとの指摘は、「順番が逆だ」と否定した。謝礼については砂古から、14年10月か11月、「直接的に中央会の役職員にお礼はできないが、紹介者であるAさんを通してすることは可能だ」という話があった。被告は「恥ずかしいが期待をした。しかし(投資を)やれるかどうかわからなかったし、いくらという具体的なものもなかった」。話は「吉竹専務へもしている。一緒にいたと思う」と明かした。報酬額が示唆されたのは契約後、14年12月29日、お礼にと香港に招待されたとき。「約1%」ということだった。報酬を得た感想を問われ、「想像以上のものに驚き、怖くなった。仕事を通じそういった種類のお金を手にすることは当然悪いことで、後ろめたく、怖く思った」。
一番の責任者はだれかと問われると、「連帯責任」と応えたうえで、自らの責任を認めた。「いま少しの注意、慎重さがあれば防げた事故であったかもしれない」。「中央会以外におかしいと思う人」と問われ、「いますが、私が名を挙げるのが適当なのか悩みます。ただ1点、1人でできることではない」と応じた。
大きなリスクがあったのに、どうして投資したのかとの質疑が続く。「14年9月12日の理事会、11月20日の三役会、理事会で(制度を)解散しない、ソフトランディングさせる大方針が示された。私は三役会で破たんで解散しか道はないと、はっきり言っている」。裁判官の追及は厳しかった。「どうやってソフトランディングさせるのか」。対する被告「元本ラインまで回復した時点で…」。裁判官「それができるなら、異常事態とは言えないだろう」。 弁護士は被告に尋ねた。「投資しない選択肢はあったのか。ギブアップできたのか」「できなかった。緊急措置法が大命題だったが、廃案の危機感があった」。
今回の公判では、大島和加丸氏=小売中央会北九州支部・前支部長、福岡県小売酒販組合連合会・前会長の証人尋問が予定されていたが、裁判官の審問に時間を要し、次回公判(3月27日予定)へ延期された。早ければ3月に行われると見られていた論告求刑、判決は実質4月以降にずれ込むことになる。
2007年02月21日
清酒中央会19年度需要開発計画、日本酒の粋な飲み方普及へ
日本酒造組合中央会の需要開発委員会は、酒造業界の最大の課題である日本酒需要活動の効果的な強化を図るため、「平成19年度日本酒需要開発事業計画(案)」を次のようにとりまとめ、3月の中央会臨時総会に付議する。
【基本的な考え方】
(1)新しい日本酒ファン層の掘り起こしと、日本酒愛好者のさらなる深耕に努める。
(2)品質管理・提供方法など日本酒の持つ商品特性を正しく消費者まで伝達するため、流通業界および料飲業界などに対する広報活動に努める。
(3)これらの事業について、中央会としての活動を強化するとともに、各組合および各企業との役割分担を明確にし、効果的な実施に努める。
【事業計画の概要】
<需要開発活動>平成19年度は、「日本酒の粋な飲み方」をメインテーマとし、活動の共通認識とする。
(1)団塊世代市場の需要開発として、ポジティブな視点で日本酒をかっこよく楽しむためのマナーの普及に取り組む。
(2)日本酒の商品特性(品質・多様性)の訴求と、飲用方法・飲用機会などに応じた楽しみ方を提案する=①多様化する日本の食生活の中における日本酒のさまざまな楽しみ方の提案②日本酒のタイプ別情報の整理を進める“3”日本酒飲用時における「和らぎ水」の普及。
(3)日本酒などの幅広い機能性を訴求するとともに、健康情報の整備を行う=①日本酒と美容・健康について、その有効性を強調する②調味料としての日本酒の活用などをより広く訴求する③酒粕の活用などをより広く訴求する。
(4)流通業界、料飲業界および日本酒をサービスする立場の人々などに対して、新しい日本酒の楽しみ方や正しい品質管理と提供方法などに関する啓もうを行い、知識の普及に努める。
(5)イベントなどを活用し、日本酒の楽しさの周知に努める。
(6)パンフレット、小冊子の作成およびツールの作成=①「日本酒はカラダにもおいしい」「和らぎ水のすすめ」「日本酒で乾杯」の普及のためのツール開発を検討する②日本酒を粋に楽しむためのマナーに関するパンフレットの作成を検討する。
(7)日本酒スタイリストを起用して、日本酒の文化性・ファッション性を訴求し、幅広い日本酒の楽しみ方・味わい方を提案する。
(8)外国人市場への日本酒の普及促進のための広報活動を行う。
(9)「日本酒で乾杯推進会議」と連携して、日本酒で乾杯運動を推進するとともに、国際行事(海外、国内)などを通じて、鏡開きなどにより日本酒文化を紹介する。
(10)技術委員会、酒類総合研究所などと連携して、新しい日本酒普及活動を推進する。
(11)「女性企画担当者連絡会議(仮称)」を設置し、先進事例などの情報交換を図る。
小鹿酒造 原料芋の地下貯蔵庫建設中
【鹿児島】本格焼酎メーカーの小鹿酒造協業組合(本格焼酎「小鹿」醸造元、鹿屋市、田中高逸代表理事)が、鹿屋市南町に原料芋の地下貯蔵庫を建設中だ。生芋を定温貯蔵するもので、約240tの備蓄を計画。2月末にも完成の予定だ。
甘藷(サツマイモ)の一大生産地、大隅半島にある同社は、原料芋の安定確保と地元農産業の維持・発展を目指し平成6年、「小鹿農業生産組合」(鹿屋市、石田立夫代表取締役)を発足。“畑と直結した”芋焼酎の製造体制を確立しているほか、県内の銘醸蔵へも安定供給している。
平成17年度における契約栽培作付地は112ha、直営農場26ha、計138haの畑を擁し、サツマイモの生育をつぶさに見る環境にも恵まれている。18年産作況は、初期に収量減の傾向があったが、その後回復。平均反収3400㎏と順調に推移した。
地下貯蔵庫は山間部にあり、土を剥き出しにしたままの地下スペースで、自然の力を活かし貯蔵する考え。良好な貯蔵環境としては、15度程度の温度を確保しつつ、「湿度を90%以上にすることが課題になる」(石田代表)という。

2007年02月20日
平成18年1-11月酒類出荷 836万klで前年比微減続く
国税庁が発表した、平成18年1-11月累計の酒類課税出荷数量(国産酒類と輸入酒類の合計)は、全酒類合計が836万4390klで、前年同期(17年1-11月)の840万5113klに比し0・5%の微減で、酒類総出荷数量が依然として前年を上回れない状況が続いている。
主要酒類の出荷数量と前年比は、▽清酒=58万9441klで3・3%減▽連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)=43万8375klで2・4%減▽単式蒸留焼酎(本格焼酎)=48万3528klで2・8%増▽ビール=314万1571klで2・0%減▽果実酒=21万9013klで3・3%減▽ウイスキー=7万1669klで4・0%減▽発泡酒=144万3016klで11・5%減▽その他の醸造酒(新ジャンル酒類)=101万3964klで27・4%の著増▽スピリッツ=9万2221klで29・4%の大幅増▽リキュール=69万9404klで0・8%減--の状況で、本格焼酎、そのたの醸造酒である新ジャンル酒類とスピリッツが前年を上回っている。
国産酒類の1-11月課税出荷数量は804万5470klで、前年同期の808万5154klに比し0・5%の微減となった。また、同期間における輸入酒類課税出荷数量は31万8920klで、前年同期の31万9959klに比し0・3%減となり、このうち、輸入焼酎甲類は6万9620klで、前年比0・2%の微増、輸入果実酒は14万4812klで、前年比2・1%伸びた。
サッポロビール 北海道と食・環境などで連携協定
【北海道】サッポロホールディングス、サッポロビールと、北海道(高橋はるみ知事)はこのほど、「食」「観光」「環境」「暮らしの安全・安心」の分野を中心に、北海道のさらなる発展を図ることを目的として、道庁知事会議室で連携協定を締結した。北海道から高橋知事、サッポロHDグループから村上隆男社長兼CEO、福永勝社長がそれぞれ出席した。
同グループは、開拓使麦酒醸造所として北海道・札幌に創業して以来、130年を超える北海道との歴史的結びつきがある。開拓使のシンボルである五稜星の「☆」のマークに代表される資産を有し、道産子企業として「北海道といえばサッポロビール」と評される企業を目指している。
そこであらためて、ふるさとのために何ができるかを追求し、ビール、飲料、外食、不動産事業などからなる同グループが一丸となって、北海道と相互に連携・協力しながら、協働事業に積極的に取り組んでいく。
北海道としては、公共的サービスの充実を図っていくため、本格的な民間との協定などによる、新たな政策展開手法の検討、導入が必要としている。また、北海道経済の活性化に向けて、「食」「観光」分野で、世界にも通用する北海道ブランドの創出に向けた取り組みを加速させたいとしている。
連携協定の主な内容は、①「食」の北海道ブランド創出…全国キャンペーンを活用した安全・安心な道産食品のPR活動②北海道の魅力ある「観光」の振興…北海道遺産のPR活動支援、道内各地で開催される観光イベントの協力③北海道の豊かな「環境」の保全…空き缶散乱防止活動など環境美化活動の推進④暮らしの安全・安心・健康…飲酒運転撲滅、適正飲酒に関する運動の推進、災害発生時における飲料水供給などの支援⑤その他…3者間の協議で必要と認められる事項。
まず最初の連携事業は、同社商品を対象にした「北海道で日本よ、もっとうまくなれキャンペーン」で、広告や包装資材などを通じて「安全・安心な道産食材=北海道ブランド」の訴求を、北海道と協働してPRする。
同社では、道産子企業として北海道のおいしさを全国に知ってもらおうと、「もっとおいしいものを食べたい」という、全国の人たちの気持ちの架け橋として役に立てればと考えている。
キッコーマン 小学校教材用トマト栽培セットを全国で展開
キッコーマンのグループ会社である日本デルモンテ(本社・東京都、西山覚次社長)は、小学校の教材用に、小さな鉢でも育てられるミニトマト苗と専用培養土のセット「デルモンテ トマト栽培セット」を全国で発売する。
これは、小学校でよく利用されるアサガオの鉢でもトマトが十分生育するように開発されたもので、同社のオリジナル品種「トゥインクル」のトマトが、日当たりのよい一般的な環境下であれば夏休み前に収穫できる。実が鈴なりになり、糖度が高く甘いことが特徴。
これまでは、関東と関西の一部の小学校・幼稚園に販売していたが、今回、販売地域を全国(沖縄、離島を除く)に拡大、教育の場での「食育」活動を応援する。2月上旬から申込受付を開始。
▽商品価格(送料・税込み<北海道、九州は別料金>)=「トマト栽培セット」8セット4000円、「トマト苗単品」8本1600円
2007年02月19日
1月ビール類出荷、31万klで5・6%増、ビール樽生好調
ビール酒造組合と発泡酒の税制を考える会が発表した、1月のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル酒類)の5社合計課税出荷数量は31万241klで、前年の29万3840klに比し5・6%増加した。
このうち、ビールは17万1456klで、前年の17万2553klに比し0・6%減少したが、発泡酒は7万7119klで、前年の7万1349klに比し8・1%増して、平成18年5月(1・8%増)以来、8カ月ぶりにプラスとなり、新ジャンル酒類は6万1666klで、前年の4万9938klに比し23・5%の大幅増加となった。
ビール類合計出荷数量中に占める各タイプ別の構成比は、ビールが55・3%(前年58・7%)、発泡酒が24・9%(24・3%)、新ジャンル酒類が19・9%(17・0%)で、ビールが前年より3・4ポイント低下したが、発泡酒は前年より0・6ポイント、新ジャンル酒類は2・9ポイント、それぞれアップした。
ビール酒造組合がまとめた1月のビール市場動向(前年比)によると、<容器別販売動向>▽びん=94・3%▽缶=100・5%▽樽・タンク=102・7%--で、業務用樽生が5カ月ぶりにプラスとなった、<用途別販売動向>▽業務用=100・4%▽家庭用=98・3%--となった。
また、発泡酒の税制を考える会がまとめた1月の発泡酒市場動向(前年比)によると、<容器別販売動向>▽びん=83・0%▽缶=108・8%▽樽・タンク=96・7%--で、缶の構成比は全体の95・4%を占めており、缶製品の伸長が目立っている、<用途別販売動向>▽業務用=99・0%▽家庭用=108・6%--で、家庭用の構成比が95・1%となっている。
なお、1月の新ジャンル酒類の内訳は、その他の醸造酒が4万6481klで、前年比1・9%増、リキュールが1万5185klで、前年の3・5倍となった。
ヒガシマル醤油 液体調味料工場新築に着手
ヒガシマル醤油は、このほど液体調味料の生産拠点となる「平成西工場」の新築・設備更新に着手、平成20年1月に竣工、本格的生産を開始する予定。
同社は、液体調味料の開発・生産を始めて40年余り。これまで、既設醤油工場の中に液体調味料の設備を順次増設しながら生産体制を確立してきたが、生産拠点が3カ所に分散していたのを、この新工場建設により統廃合し、品質のさらなる向上と生産効率の向上を目指す。淡口醤油造りに最適な龍野の風土で、同社が永年培ってきた伝統の醸造技術による「うすくち文化」をより一層家庭で手軽に味わってもらえるよう考えている。
新工場は、HACCPシステムに準じた品質管理を目指して、衛生的な生産工程・生産環境を実現する。また、多種類の製品を必要な量だけタイムリーに製造するため、最新のシステムを導入し効率化を図るとともに、品質の均一化とトレーサビリティを確保する。そのほか、品質の向上、省資源・省力化も図っていく。
【新工場概要】▽住所=兵庫県たつの市龍野町富永288(ヒガシマル醤油第一工場敷地内)▽建築面積=1424平方m▽生産品目=液体調味料製品約50品目▽生産能力=16万本/日(400mlペット換算)▽投資額=20億円(建物、生産設備)
2007年02月17日
味ノマチダヤとゼウスの共同企画、新感覚芋焼酎発売
地酒専門店の(株)味ノマチダヤ(東京都中野区、木村賀衛代表取締役)と、商品企画や酒類卸売を手がける(株)ゼウス(福岡市東区、氷室公治社長)は2月17日、共同企画で芋焼酎「重富(しげとみ)」を発売した。「美リキュール」に続く共同企画商品第2弾。
「焼酎ブームも落ち着きを見せる中、あえて新企画の芋焼酎を企画」。こだわりの蔵元、鹿児島県の白金酒造(姶良郡姶良町、竹之内晶子社長)による、昔ながらの造りに全麹仕込みを取り入れ、芋焼酎にして“米”の香りと旨味を引き出した、これまでになかった新しい風味とコクのある味わいを実現した。銘柄名の「重富」は、白金酒造がある「重富郷」に由来する。この地は、古くは戦国時代より、薩摩の由緒ある土地として現在もその名を残している。「富が重なる地」を語るにふさわしい焼酎として、この地に湧(わ)き出る名水「龍ヶ水」を仕込み水に、原料は鹿児島県産の黄金千貫を使用し、昔ながらの製法を守りつつも新しい芋焼酎を完成させた。
販売は、味ノマチダヤが中心となって全国のこだわりの地酒店限定で取り扱われる。
▽アルコール度=25度▽容量/希望小売価格=1・8lびん/2625円、720mlびん/1470円

2007年02月16日
水口酒造 初の健康飲料で酢の伊予紫
【松山】地酒・地ビール・焼酎と幅広い酒類を製造する松山市道後喜多町の水口酒造(水口義継社長)は、初のノンアルコール清涼飲料として酢や柑橘果汁に大麦と紫蘇のエキス2種を使った健康飲料「道後にきたつの酢・伊予紫(いよむらさき)」710ml3465円を発売した。昨年10月から大手他社と共同開発。初年度5千本で物販・食品など販路拡大も期待している。
健康指向の高まりで、酢をベースに肝臓を癒す効果や整腸作用、疲労回復、花粉症など抗アレルギー作用で期待されるポリフェノールを含んだ大麦発酵と赤紫蘇のエキス2種を使い、県産伊予柑の果汁を配合した。まろやかな酸味と爽やかな香りで飲み飽きせず、毎日20-30mlをそのまま飲めるほか、水・炭酸・牛乳・焼酎・清酒割りやドレッシングに混ぜてもおいしいという。糖類無添加で、アントシアニンの濃い赤色が特徴。
720mlびんだが、充填の際に酒と違う膨張の関係で適正に容量表示。熱量・タンパク質・脂質・炭水化物・ナトリウムほかクエン酸など100ml当たり栄養成分も情報公開した。同社は酒の分野で全国金賞や各種コンクールなど数多い実績を挙げており、「道後の観光や土産物だけでなく健康づくりも手伝いたい」と食品店や薬局など販路拡大を期待している。
2007年02月15日
キリンビアパーク名古屋 改修工事を終え工場見学を再開
【愛知】キリンビール名古屋工場(清須市、中島肇工場長)内のキリンビアパーク名古屋は改修工事を終え、2月14日から工場見学を再開した。
リフレッシュオープンにあたり、日本のビール文化史と同社100年の歴史を15枚のパネルで紹介する「キリンビール100年の歴史パネル展示」が見学コース内に常設されるほか、2月14日の再開当日は工場見学に参加した20歳以上のカップル先着100組に「トロピカーナ スパークリング ゴールデンアップル」と「同 ゴールデングレープ」をプレゼントする「バレンタインイベント」や2月21日に新発売される発泡酒「円熟黒」の先行試飲会(2月27日まで)が行われた。
今後も「『ビール5000年の旅』探究プロジェクト総括展」やビールセミナー「世界のビール~歴史とその魅力~」などの開催を通して、ビール文化に関するさまざまな情報を提供し、ビールのある豊かな生活に貢献していく。
大和一酒造元 焼酎を直燗できる酒器セット発売
【熊本】(資)大和一酒造元(人吉市、下田猛代表)は、球磨焼酎と直燗できる酒器をセットにした「大和一・直燗酒器揃」を2月11日に発売した。
これは、球磨焼酎の最も伝統的な飲み方でありながら、現在、全く行われなくなった「ストレートの直燗」を、家庭でも手軽に楽しめるように考えられたセット。球磨焼酎の伝統的な甘く深い味わいを実現した同社の焼酎「大和一」(昨年11月発売)を直燗することで、古き良き球磨焼酎本来の味わいがたん能できる。
使用する酒器は、伝統的な「ガラ」と「チョク」。アルコール度30度以上という度数の高い球磨焼酎を、水などで割らずにそのまま「ガラ」に入れて直燗、つまり火鉢など直火にかけて温めてから、小さな杯「チョク」で少しずつ味わうのが、本来の球磨焼酎の飲み方だった。しかし、30年ほど前から、お湯割りが一般化し、現在はロックや水割りが多くなり、常圧蒸留の球磨焼酎には物足りなく感じられるという。直燗することにより、本来の深みのある味わいを最も良く引き出してくれる。
今回発売の直燗セットは、料亭などで利用される一人用鍋に使うコンロと同じ要領で気軽に使えるもの。小さなコンロの中で固形燃料を燃やし、球磨焼酎「大和一」を入れた「ガラ」をその火にかけ、3分ほどで燗がつく。付属の火消しで火を消せば、そのあと数回火をつけ燗をつけることができるなど、気軽に球磨焼酎の直燗の味わいが楽しめる。
▽内容=球磨焼酎「大和一」1本(720mlびん、アルコール度30度)、ガラ1個、チョク(小1個・大2個)、コンロ1個、敷板1枚、火消し1個、固形燃料2個▽価格=5000円

日本酒造組合中央会全国評議員会、租特措置延長を要望
日本酒造組合中央会はこのほど、平成18年度第2回全国評議員会を開き、平成19年度の中央会事業方針・計画を評議員に提示したあと、清酒、本格焼酎業界の重要問題に対する意見と要望が評議員から開陳され、主に、来年3月末に適用期限になる租税特別措置法87条に基づく中小酒造業者に対する酒税軽減措置(租特措置)の延長への強い要望と、酒造用原料米対策などが提案された。
辰馬中央会会長は、全国評議員会終了後に行われた専門紙との記者会見で、租特措置87条の延長問題と酒造用米価格問題について、次のように語った。
(1)租特措置の延長は酒造業界の切実な課題で、最大の問題として全力で取り組む。中小酒造業者も自助努力を続けているが、租特措置が発足した平成元年当時、再延長の頃に比し酒造業界を取り巻く環境がさらに厳しくなっているので、租特措置の延長が絶対に必要と考えている。
(2)酒造業界は、品質の向上、多様化する消費者ニーズに対応する清酒を醸造するためには、酒造米を多く使って副原料をなるべく減らしていくので、酒造米価格対策に注力する。米が余っている需給関係の中で、米の国際比値が高いので、できるだけ安く入手できるようにもしなければならない。加工用米市場対策も中央会として要望していく。
なお、浅見敏彦副会長は租特措置について「清酒業界には、租特措置の延長に危機感が強いのは当然だが、平成20年度の税制改正の具体的方向がまだ見えない中で、租特措置だけを取り出してあまり早く主張するのは難しいと思う。租特措置は当然、存続、延長が必要で、その根拠は中小企業対策、地場産業対策、農業対策(米作農業対策)、国酒としての清酒の位置づけ、などの論点から検討し、戦略を考えねばならないが、政治方面では租特措置の延長に理解を示す向きが強いと思う」と補足説明した。
2007年02月14日
ビール5社が初の共同イベント「ビールデンウィーク」
ビールメーカー5社とビール酒造組合は2月13日、ビール需要の喚起を促す取り組みとして、毎年5月下旬を「ビールデンウィーク」と定め、その提唱と浸透を全国規模で推進すると発表した。
また、「ビールデンウィーク」普及の一環として、5月24日から4日間にわたり、六本木ヒルズ(東京都港区)で大規模なビールイベント「ビアフェス2007」を開催することも決定した。
競合するビールメーカーが共同でビール市場活性化への取り組みを行うのは、初の試みとなる。
「ビールデンウィーク」とは、5月下旬を「ビールを愉(たの)しむ週間」として提唱するもの。ビール本来の味わいやビールの文化・歴史など、ビールの魅力を見つめ直すきっかけになればと考えている。
「ビアフェス2007」は期間中、「ビアテイメント」(ビール×エンターテイメント)をコンセプトに、ビアマイスターの注ぐ各社のききビール体験や音楽ライブ、パフォーマンスなど、さまざまな趣向を凝らした催しを行うことを予定している。
ビール酒造組合の福永勝会長代表理事(サッポロビール社長)は、「ビールデンウィーク」の提唱と「ビアフェス2007」の開催について、「発泡酒、新ジャンルの消費量が伸びる中、2007年の事業計画では、各社ともにビール販売に注力する方針を発表している。これは、お客様の嗜好が、上質感・プレミアム感を求める方向に変化しているためであり、今回発表した『ビールデンウィーク』の“ビールを愉しむ”という趣旨も、時代の流れにかなったものとしてお客様に受け取っていただけることを期待している。競合関係にあるビールメーカーが共同で市場活性化への取り組みを行うことは業界初の試みであり、一致団結して日本のビールを味わう文化の定着と消費喚起につなげていきたい。ビール市場が活性化するとともに、『ビールデンウィーク』がゴールデンウィークに並ぶ5月の風物詩となり、“ビールで宴(えん)”を愉しんでもらう機会になることを期待している」と語った。
オエノンHDが北の誉酒造を子会社に
【札幌】オエノンホールディングスの田中時信代表取締役会長は2月9日、札幌グランドホテルで記者会見し、北の誉酒造(小樽市、野口禮二社長、資本金3億500万円、18年9月期売上高10億4100万円)の株式を買い増し、その過半数を取得して子会社にすると発表した。
同社は以前から7・7%を北の誉酒造に出資しているが、3月末をめどに約370万株を買い増すことで、持株比率が過半数を超えることになる。これと同時に、北の誉酒造が55・3%の株を保有している越の華酒造(株)(新潟市)は連結対象となる。
オエノングループの清酒事業の現況は、合同酒精をはじめ、平成13年に福徳長酒類および秋田県醗酵工業、15年に富久娘酒造をグループの一員として迎えるなど徐々に規模を拡大し、基盤となるブランドをはぐくんできた。ナショナルブランドの「富久娘」や「大雪乃蔵」など特定名称酒を中心とした高付加価値の商品展開から、手軽なパック酒まで幅広いラインアップを取り揃え、平成18年度のグループ清酒事業の売上高は約82億円になった。
ここ数年、全体的に低迷傾向にある清酒市場だが、その地方ならではの米や水で造り、蔵の個性が発揮できる地酒の人気は高まっている。食に対してこだわりを持つ人たちが増え、好みが多種多様するなか、オエノンホールディングスは、旭川「大雪乃蔵」、八戸「南部蔵」、秋田「一滴千両」などの酒どころで地酒ブランドを展開し、市場にニーズに応えてきた。
北の誉酒造との関係は約1世紀にもなる。大正13年、オエノンホールディングスの前身である神谷酒造が道内の焼酎メーカーと合併し、合同酒精となった際には、北の誉酒造の創業者一族である野口家が多大に尽力した。まさに北の誉酒造は合同酒精の原点とも言える。
田中会長は「北の誉酒造のグループ化により生み出されるビジネスチャンスは、北の誉ブランドが知名度が高いことで基幹商品となりうる高付加価値商品のラインアップを拡充することが可能になり、利益や売り上げへの貢献が期待される。販売については、道内は引き続き北の誉酒造が行い、道外はオエノングループの販売網を生かすことで、これまで以上の販売拡大が見込まれる。生産面では、各機能を相互に活用することで、原材料や製造コストなどを大幅に削減でき、シナジー効果を最大限に発揮することができる。オエノングループは、顧客志向と収益志向を経営方針に、連結売上高1000億円、経常利益50億円を目標にしている。食品メーカーとして、きめ細かなサービスと、安全で安心な商品を届ける」と述べた。
また、北の誉酒造の野口社長は「今後当社はオエノングループの一員として、同社が率いる強力な持株会社体制の下、機動的かつ効果的な事業運営を実行していく。当社は、オエノングループという後ろ盾を持ったことで、両社が保有する技術とノウハウ、オエノングループが持つバイイングパワーやファイナンス機能を活用し、業績向上に努める」と語った。
なお、オエノングループの取得株式数は371万6710株で取得価額は未定。異動後の所有株式数は418万6710株で、所有割合は68・6%となる。
連結業績の見通しについては、平成19年12月期の売上高は770億円(前年同期729億6600万円)、経常利益は28億円(23億5600万円)、当期利益は10億円(8億8300万円)としている。
2007年02月13日
新酒鑑評会公開きき酒会 6月7日に東京で
日本酒造組合中央会は、独立行政法人・酒類総合研究所との共催で、全国新酒鑑評会の「公開きき酒会」を、6月7日に東京・池袋のサンシャインシティで開くことを発表した。
これまで「公開きき酒会」は酒類総合研究所がある東広島市で行われていたが、地理的条件などにより、大半の参加者が業界関係者となっていることから、東京で開催することで広く一般消費者にも入賞酒のきき酒ができる機会をつくり、日本酒の需要拡大につなげることを目的としている。
会場には、入賞酒のきき酒コーナーのほか、新酒鑑評会公開きき酒会や日本酒に関するさまざまな質問に対応する相談コーナー、日本酒に関する情報を提供するパネル展示コーナーを設ける。
【公開きき酒会・開催要項】▽開催日時=6月7日午後3時~8時▽会場=東京・池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート展示ホールA2・A3▽来場者=一般消費者、酒類流通関係者、飲食店関係者▽参加人数(推測)=約2000人▽入場料=前売3000円、当日3500円
また日本酒造組合中央会は、この公開きき酒会開催に合わせ、多数の参加者が見込まれることから、日本酒業界からの情報発信としての展示会、「全国日本酒フェア」も同日開催する。
展示品目は、日本酒および日本酒ベースのリキュール・雑酒。中央会のブースを設置し、「和らぎ水」のすすめ、おいしい燗酒などを提案する。また、酒造組合、組合員にも会場を提供し、自由に展示・試飲業務を展開することとしている。
ブースの割当は、個別会社は原則として1小間。酒造組合、グループは、1件につき原則2小間まで。出展料は、各県組合は無料、組合員については1小間あたり3万円としている。
【全国日本酒フェア・開催要項】▽開催日時=6月7日午後3時~8時▽会場=東京・池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート展示ホールA1▽来場者=一般消費者、酒類流通関係者、飲食店関係者▽参加人数(推測)=約2000人▽入場料=「公開きき酒会」の入場料と共通。半券様式で入場対応。全国日本酒フェア限定の当日券は1000円
味ノマチダヤら地酒店が果実系リキュール販売
地酒専門店、(株)味ノマチダヤ(東京都中野区、木村賀衛代表取締役)はこのほど、果実系リキュールの販売を発表した。
今回、商品企画や酒類卸売を手がける(株)ゼウス(福岡市東区、氷室公治社長)と共同で商品企画を行い、3種の美容と健康を意識した果実系リキュールを誕生させた。20代から60代の主婦や会社員の女性のみを集めたモニター会を開き、女性が求めるお酒像をもとに、「ざくろ」(女性ホルモン“エストロゲン”が豊富)、「シークヮーサー」(ビタミンが豊富)、「ビルベリー」(目にいい“アントシアニン”がブルーベリーの約5倍)の3種類をラインアップ。「シークヮーサー」「ビルベリー」には、女性にうれしい海洋性コラーゲンも含有されている。
いずれも、甘さ、酸味、アルコール度のバランスを考え、ストレートやロックですっきりと飲みやすい味に仕上げた。また、「キレイになれるおいしいお酒をとどけます」をコンセプトに、木村社長の意向により、合成添加物を配合しないことにもこだわった。製造は佐賀県の窓乃梅酒造で、本格麦焼酎をベースにしている。
容量は1・8lびんで、業務用市場での拡売をねらい、「和リキュール」市場の中でも、「美リキュール」というカテゴリーの確立を目指している。
販売は、味ノマチダヤが中心となって全国のこだわりの地酒店計19店限定で取り扱われる。

2007年02月12日
倉松酒販 団塊世代に旨酒を、1750円の純米酒
【福岡】酒類卸の倉松酒販(株)(北九州市、倉松聰社長)は、“からだに優しく さいふにも優しい あなた想いの純米酒”、「蔵真通(くらまつ)純米酒」を発売した。酒名は社名の「くらまつ」と、“蔵の真の通の酒”の意を掛けたもの。
同社は焼酎ブーム後を見据え、清酒の新提案商品の企画立案に着手。「高齢化社会突入の中、とりわけ地元北九州は全国有数の高齢人口化が予測され、企業城下町でもある当地には団塊世代も多い。団塊人の健康意識は強く、健康をお金で買うことに抵抗は少ない」(同社)との認識のもと、値ごろ感のある純米酒を、福岡県下の蔵元、いそのさわと共同開発した。
福岡県産酒へのこだわりも主張。豊かなコクとキレの良さ、コメの旨みを生かしたふくらみのある味わいで、燗酒でも冷やでも日本酒(さけ)のおいしさをたん能できる。
「ほどよく温められた日本酒は、疲労を癒し、心身ともに温もりを感じさせてくれる。第一においしく、かつリーズナブルな価格で日本酒(純米酒)を味わいたい。そんな思いを団塊人は抱いているはず」(同)。思いを裏切らない酒質を目指し、価格は一升びん税込み1750円に抑えた。
▽アルコール度=15度以上16度未満▽日本酒度=プラス4▽酸度=1・5▽容量=1・8lびん▽希望小売価格=1750円

2007年02月10日
アサヒ飲料 基幹3ブランドに注力、「新十六茶元年」
アサヒ飲料は、2007年の商品戦略を発表し、今年は第3次中期経営計画の初年度として、1億2700万ケース(104%)の販売を目指すと強調した。
2007年度は、基幹3ブランドにマーケティング投資を集中し、ブランド力のさらなる強化により各市場におけるシェアアップを図るとともに、強化カテゴリーにおいては市場内で優位性を発揮できるオリジナリティのある商品の育成に努め、年間販売目標1億2700万箱の達成を目指していく。
【基幹ブランド戦略】▽「ワンダ」=今年10周年を迎える「ワンダ」ブランドは、「ワンダ・モーニングショット」を主軸に、缶コーヒー市場の中でシェアを拡大し続けている微糖・無糖缶コーヒー市場においてシェアアップを図る。さらに、今年1月に発売した「圧力仕立て」シリーズをはじめ、新規ユーザーの獲得をねらった戦略商品を展開し、缶コーヒー市場における「ワンダ」ブランド全体のシェアアップと存在感の向上を目指していく。
▽「三ツ矢」=「三ツ矢サイダー」のさらなる強化に取り組み、その地位をより強固なものにするとともに、果汁炭酸、乳性炭酸(「三ツ矢・白いサイダー」シリーズ)の各サブカテゴリーで主軸となる商品の育成を目指した戦略商品を展開し、「三ツ矢」ブランド全体のブランドパワーの向上を図り、炭酸飲料市場におけるシェアアップを目指していく。
▽「十六茶」=味・パッケージなどすべてを一新して2月21日に新発売する。東洋的な「六臓六腑」「四味覚」の考え方を参考に、十六種類の厳選素材を見直し、最適なバランスでブレンド、パッケージも含め、大幅にブラッシュアップした。同社では今年を、「新十六茶元年」と位置付け、商品の発売から1カ月間で、「全国47都道府県600万人サンプリング」をはじめとした「十六茶」史上最大規模のマーケティング活動を展開し、緑茶が中心となっている現在の無糖茶市場において、ブレンド茶「十六茶」の復権を目指していく。
【強化ブランド戦略】▽緑茶カテゴリー=市場の拡大した「緑茶カテゴリー」では、「若き茶名人の監修によるこだわりの緑茶」というコンセプトで展開する「若武者」ブランドの継続的な強化、育成に取り組むとともに、産官学共同で開発した「べにふうき緑茶」といった付加価値の高い緑茶飲料など、オリジナリティのある商品展開により、緑茶市場における優位性のあるブランド構築を目指す。
▽健康カテゴリー=「SUPER H2O」の継続的な強化、育成を継続。最盛期に向け、特長であるハイポトニック設計のすばやい「水分補給」機能に新たな価値を付加した商品展開を実施する。また、オリジナリティあふれる新商品を順次発売し、「健康カテゴリー」における存在感あるブランドの確立を目指していく。
▽水ブランド戦略=「バナジウム天然水」をリニューアルし、「富士山のバナジウム天然水」として新発売する。伸長著しい水市場において、付加価値型のミネラルウォーターとして優位性あるポジションの確立を目指す。
2007年02月09日
平成18BY鹿児島県本格焼酎鑑評会 156点が入賞
【鹿児島】平成18酒造年度鹿児島県本格焼酎鑑評会の審査結果が2月9日、発表され、156点が入賞した。
同鑑評会は1月19日に開催。今年度は、芋、黒糖、米、麦の原料別4区分に、合計のべ142場、247点の出品があり、その中から、「原料特性が顕著で、本格焼酎としての格調高いもの」を入賞酒として選んだ。
鑑評会優等入賞銘柄(製造者)は次のとおり。
<甘藷製>▽桜島(本坊酒造鹿児島工場)▽豪放磊落(東酒造)▽相良兵六(相良酒造)▽さつま無双黒(さつま無双)▽天無双(三和酒造)▽天狗櫻(白石酒造)▽伝(濵田酒造焼酎蔵薩洲濵田屋伝兵衛)▽海童(濵田酒造傳藏院蔵)▽福金山(薩摩金山蔵)▽小鶴くろ(小正醸造日置蒸溜蔵)▽薩摩宝山(西酒造)▽西海の薫(原口酒造)▽知覧武家屋敷(知覧醸造)▽八幡(高良酒造)▽さつま寿(尾込商店)▽萬世(萬世酒造)▽小松帯刀(吹上焼酎)▽天文館(宇都酒造)▽さつま白波(薩摩酒造花渡川蒸溜所)▽同(同社火の神蒸溜所)▽貴匠蔵(本坊酒造津貫貴匠蔵)▽同(同社津貫工場)▽黒麹仕立て桜島(同社知覧蒸留所)▽薩摩すんくじら(杜氏の里笠沙)▽角玉(佐多宗二商店)▽なかまた(中俣)▽薩摩の誉(大山甚七商店)▽利右衛門黒(指宿酒造協業組合)▽薩摩乃薫(田村)▽さつま白波(薩摩酒造頴娃蒸溜所開聞蔵)▽同(同社頴娃蒸溜所御領蔵)▽蔵の神(山元酒造)▽薩摩茶屋(村尾酒造)▽田苑黒麹(田苑酒造)▽六代目百合(塩田酒造)▽紫尾の露(軸屋酒造)▽莫祢氏(大石酒造)▽さつま諸白(鹿児島酒造阿久根工場)▽千鶴(神酒造)▽さつま島美人(宮内酒造)▽同(長島研醸)▽同(杉本酒造)▽同(南洲酒造)▽さつま木挽(雲海酒造鹿児島工場)▽さつま美人(福徳長酒類薩摩工場)▽真鶴(万膳酒造)▽龍門滝黒麹仕込み(さつま司酒造)▽玉露黒(中村酒造場)▽伊佐大泉(大山酒造)▽伊佐美(甲斐商店)▽黒伊佐錦(大口酒造協業組合)▽同(同第二蒸溜所)▽鐵憲(霧島横川酒造)▽白金乃露(白金酒造重富工場)▽白金乃露 黒(同社平松工場)▽おやっとさあ(岩川醸造)▽志布志湾(大隅酒造)▽さつま若潮(若潮酒造協業組合)▽ゆうのこころ(老松酒造)▽大金の露(新平酒造)▽岩いずみ(白露カンパニー)▽八千代伝(八木酒造)▽さつま大海(大海酒造協業組合)▽瀞とろ(神川酒造)▽白玉の露(白玉醸造)▽小鹿(小鹿酒造協業組合)▽種子島金兵衛(種子島酒造)▽しま甘露(高●酒造)▽黒こうじ仕込南泉(上妻酒造)▽島乃泉(四元酒造)▽三岳(三岳酒造)▽太古屋久の島(本坊酒造屋久島伝承蔵)
<米製>▽兼重(濵田酒造焼酎蔵薩洲濵田屋伝兵衛)▽田苑(田苑酒造)▽白金の米(白金酒造平松工場)
<麦製>▽南洲(本坊酒造鹿児島工場)▽いろはのい(濵田酒造傳藏院蔵)▽むぎいち(小正醸造日置蒸溜蔵)▽おつだね(薩摩酒造頴娃蒸溜所御領蔵)▽鉄幹(オガタマ酒造)▽田苑(田苑酒造)▽さつま諸白(鹿児島酒造阿久根工場)▽白金酒造乃麦焼酎(白金酒造重富工場)▽別嬪さん(岩川醸造)▽志布志湾(大隅酒造)▽ほれぼれ(若潮酒造協業組合)▽小鹿麦(小鹿酒造協業組合)
<黒糖製>▽天下一(新納酒造)▽奄美の杜(町田酒造)▽えらぶ(竿田酒造)▽はなとり(徳田酒造)▽花恋慕(沖永良部酒造)▽えらぶ(神崎産業)▽奄美(奄美酒類)▽同(高岡醸造)▽同(松永酒造場)▽同(天川酒造)▽同(亀澤酒造場)▽同(中村酒造)▽あじゃ(黒)(奄美大島にしかわ酒造)▽かめ仕込(弥生焼酎醸造所)▽浜千鳥乃詩(奄美大島酒造)▽氣(西平本家)▽朝日(朝日酒造)▽珊瑚(西平酒造)▽喜界島(喜界島酒造)
●はつくりが「立」の「崎」
平成18年洋酒出荷 89万8千klで1・3%増
日本洋酒酒造組合が発表した平成18年年間(18年1-12月累計)の洋酒出荷状況によると、全品目合計出荷数量は89万7505klで、前年の88万6328klに比し1・3%増加した。
主な品目の出荷数量の対前年比は、ウイスキーが5・2%減少、ブランデーが9・3%減少、スピリッツが33%著増、リキュール類が1・1%の微減(本格リキュールが0・6%減少、梅酒が0・5%微増、カクテル・チューハイが1・1%減のほぼ横ばい)となっている。
鹿児島県の小売店らがオリジナル芋焼酎
【鹿児島】取り扱い酒販店自らが、芋焼酎の仕込みに使うコメとサツマイモの栽培にかかわり、製造にも立ち会った「木樽蒸留『千刻蔵の隠し玉』(手造りかめ壺仕込み)」(アルコール分25度、1・8lびん、小売税込み2900円)を、鹿児島県内4店、県外4店の酒販店が販売している。発売は昨年12月。
製造元は県内の若潮酒造協業組合(「さつま若潮」醸造元、志布志市、下戸直一代表理事)。酒販店が、麹米用に持ち込んだ酒米「レイホウ」、原料芋は「金時」の栽培にかかわり、その収穫米・芋を使って平成17年から、同社「千刻蔵」で仕込んでいるもの。「千刻蔵」は、甑(こしき)による麹米の蒸し、もろ蓋を使う手造り麹、1次2次仕込みともにかめ壺仕込み、そして木樽蒸留、かめ壺熟成--という手造り一貫の蔵。その味わいを裏ラベルで、「香り、旨み、味わい、余韻など、南国の風土が培ってきた独特なおいしさとバランス。その一つひとつが凝縮されている」と表現している。17年仕込み分は1・8l商品換算約2500本、18年仕込み分は4000本程度になるという。
「生(き)で飲んだ方が、割っているのでしょうと尋ねるぐらい」とは、「隠し玉」販売店の1店、「井手酒店」(鹿児島県鹿屋市)の井手孝一代表。レイホウ・金時仕込みならではの香味をたたえ、やわらかな口当たりで売れ行きも好調。「コメの田植えから芋苗の植付けまで、麹造りから芋切りまでを行い、思い入れが全く違う」とも。店頭でのディスプレーで、商品の魅力をアピールする=写真=。
商品には、発売元の明記はない。製造蔵の技術の高さに敬意を払う井手さんには一つの願いがある。「数店の酒販店で商品を囲い込むのではもったいない。若潮酒造の焼酎は鑑評会でも高く評価され、そうした質の高い良い焼酎を造る蔵であることを、同じ価値観の仲間と一緒に伝えていきたい。『隠し玉』が蔵元にとってもプラスになれば」と語る。
◇ ◇ ◇
オリジナルの芋焼酎商品で、県下蔵元の魅力を引き出し、消費者へと伝える取り組みは、同店を中心に地道に重ねられてきた。第1弾は、平成4年発売の「呑酔楽(てんすいらく)」(老松酒造)。その後、「あすへの道しるべ」(大海酒造)などを展開している。

キリン、西日本の製造拠点強化、滋賀工場リニューアル
【滋賀】キリンビールは、西日本の少量多品種製造および近畿圏の中大量品種供給拠点としての役割を果たすことを目的に、2月から滋賀工場のリニューアルに着工する。
滋賀工場では、2010年までに約200億円を投じて、仕込設備の更新、発酵・貯蔵タンクの増設、少量品に適した濾過設備の導入など、醸造設備を中心としたリニューアルを行い、生産能力も13万klから20万klに増強する。これにより、滋賀工場は西日本の少量多品種製造拠点でありながら、近畿圏の中大量品種供給拠点としての役割を果たすとともに、高機能で生産性の高い工場として生まれ変わる。
また、工場のエネルギーを重油から天然ガスへと転換し、これまで培われた同社の環境技術を集大成した省エネルギー設備を導入することで、さらなる省エネルギー、CO2排出量の抑制、再資源化を推進する。
同社は、より高品質な商品の安定的な提供と生産性の向上を目指して、工場のリニューアルと再編成を進めてきた。今回のリニューアルでは、消費者の嗜好の多様化に応えるための少量多品種製造能力を増強するとともに、中大量品種製造にも対応できる設備の実現を目指した。醸造設備では、従来の100kl仕込設備の更新に加えて、50kl仕込設備一式を追加し、また発酵・貯蔵タンクの半数を小型タンクにするなど、少量多品種をより効率的に製造し、これまで以上に高品質で低コストの工場を実現する。
西野金陵 2-3月に新春4製品投入
【高松】清酒「金陵」の西野金陵(本社・高松市亀井町、西野武明社長)は、2月から3月にかけて新春向け4製品を順次投入すると発表した。毎年恒例の本醸造原酒生酒「寒仕込み・しぼりたて」(720ml税別1000円)、冷酒「味自慢飲みくらべセット」(300ml3種1000円)、「純米無濾過生原酒3本入セット」(全720ml4500円)ほか、特別純米酒「四国紀行」(720ml1200円)もリニューアル発売する。
新「四国紀行」は、精米58%香川県オオセトでアルコール15-16度、日本酒度マイナス1・0、酸度1・4、アミノ酸度1・7。やや濃い爽酒・醇酒タイプで、3月22日発売。「寒仕込み・しぼりたて」は、精米65%オオセトでアルコール17-18度、日本酒度プラス2・0、酸度1・6。爽やかな香りと優しい口当たりの旬の酒で、2月8日発売。
淡麗辛口や本醸造など生貯蔵酒300ml3本を詰め合わせた冷酒「味自慢飲みくらべセット」は特製冷酒グラス1個付きで、受注を受け付けたあと3月15日から順次出荷。蔵元直送250セット限定の「純米無濾過生原酒3本入セット」は、3月中旬の出荷を予定。詰め合わせている製品は精米58%オオセトでアルコール18-19度、日本酒度プラス3・0、酸度1・1、アミノ酸度1・0。
2007年02月08日
平成18CY本格焼酎出荷 52万488klで2・4%の微増
日本酒造組合中央会が発表した平成18年年間(18年1-12月)の単式蒸留焼酎(本格焼酎)課税移出数量は、52万488klで、前年の50万8388klに比し2・4%増加した。
主産地の九州7県と沖縄県(泡盛)の平成18年出荷数量と前年対比は、▽福岡県=4万2216klで1・5%減▽佐賀県=3127klで0・1%微増▽長崎県=3927klで0・4%減▽熊本県=2万8954klで6%減▽大分県=12万4928klで0・7%減▽鹿児島県=15万1634klで6・2%増▽宮崎県=9万8253klで4・7%増▽沖縄県(泡盛)=3万575klで1・9%減--の状況。18年における本格焼酎輸出数量(免税)は、722klで前年比19・3%の著増だ。
平成18年年間の主要原料別本格焼酎出荷数量と前年対比は▽さつまいも=18万746klで12%増▽米=6万2942klで5・5%減▽麦=23万8502klで1%減▽そば=1万4457klで7・6%減▽酒粕=948klで14・6%減▽その他が2万2893klで0・2%微増--の状況で、昨年はやはり芋焼酎がひとり勝ちとなった。
本格焼酎業界は、ここ数年、焼酎ブームで発展を続けてきたが、今後は安定成長に向いて「消費の定着と深化」が大きな課題。個性豊かな酒質の商品開発、さらなる品質向上など、需要の拡大を目指す経営努力と価格の維持、付加価値の向上が一層求められるとみられる。
ミツカングループ、関西に新生産拠点、調味料・納豆の工場が稼動
ミツカングループは1月30日、兵庫県三木市に「味ぽん」「追いがつおつゆ」などの家庭用調味料を中心とした生産拠点となる「大阪ミツカン三木工場」および「金のつぶ」などの納豆の新たな生産拠点となる「ミツカンフレシア三木工場」を新設した。
新工場は、調味料ドライ事業では、全国で8カ所目、納豆チルド事業としては4カ所目となり、西日本における両事業の中心をなす生産拠点となる。また、三木市は澄んだ空気と水という豊かな自然に恵まれた土地で、環境との調和を図るため、敷地の一部をビオトープとして整備し、自然環境の保全にも取り組んでいる。
調味料工場のコンセプトは、「より安心・安全なものづくり」と「製造原価の低減」を両立させることで、製造環境のクリーン化や製造実行支援システムの導入などにより「より安心・安全なものづくり」を実現するとともに、型替え時間短縮などにより「製造原価の低減」を実現していく。
納豆工場のコンセプトは、「高い品質」と「低コスト」の両立で、製造工程トレーサビリティシステムの導入などにより、業界でも有数の高品質を実現し、高能力充填包装設備などにより、競争力のある「低コスト」を実現していく。
【大阪ミツカン三木工場・工場概要】▽工場敷地面積=8万4728平方m▽生産規模=520万ケース/年▽生産品目=味ぽん・つゆなどの調味料▽工場長=大森弘幸▽出荷エリア=西日本中心
【ミツカンフレシア三木工場・工場概要】▽工場敷地面積=4万7596平方m▽生産規模=300万ケース/年▽生産品目=納豆▽工場長=田中力▽出荷エリア=近畿・中国・四国
キリン栃木工場 国内唯一の製造、「ツードッグス」出荷
【栃木】キリンビール栃木工場は2月1日、ブランドの商標権などを取得した低アルコール飲料「ツードッグス」の出荷式を行った。
出荷式の中で三宅占二国内酒類カンパニー社長は、「これまでも好評を博してきた『ツードッグス』の国内生産を2月7日からスタートする。一段とおいしい商品に仕上がった自信がある。昨今は簡便に飲用できるアルコール飲料がシェアを広げており、飲みやすくおいしい新『ツードッグス』にもご支援を願いたい」とあいさつした。
同商品は、果汁をそのまま発酵させたユニークなお酒で、ワインなどと同じ製法で果汁そのものを発酵させるため、果実本来の豊かな風味が生きたさわやかな味わいが特長となっている。ラインアップは、「ツードッグス・レモン」「同・グレープフルーツ」の2種で、「レモン」は、好評だった従来の味覚をベースによりさわやかな果汁感が楽しめるように微調整し、あわせて日本市場向けに新フレーバーの「グレープフルーツ」を開発した。製造は栃木工場が全国で唯一の製造工場で、2007年の販売目標は約65万ケース(250ml×24本)。

国分と秋田県酒類卸が業務提携
国分と(株)秋田県酒類卸(秋田市、大井永吉社長)は2月1日、秋田県エリアの酒類流通における相互機能補完、強化を骨子とした共同ワークに関する業務提携について合意した。
秋田県酒類卸は、秋田県全域を中心に営業展開している県内最大手の酒類卸売業で、両社が相互協力することにより、高品質なサービスとコスト競争力を実現し、エリア内の小売業ニーズに対し的確に機能発揮していくことを目的としている。
業務提携の主な内容は、①エリア内の酒類売り場拡大や商品の共同開発など、営業面を中心とした共同ワークなどを行う②国分は、秋田県酒類卸の株式の若干数を保有する予定。
秋田県酒類卸は、昭和24年に協同組合として発足、資本金8000万円、年商181億9400万円(平成18年3月期)、従業員数107人。
平成18CY清酒課税出荷 71万7千klで3・6%減
日本酒造組合中央会がまとめた平成18年年間(18年1-12月)の全国清酒課税移出数量は71万7237klで、前年(17年)の74万3893klに比し3・6%減少し、年間清酒出荷数量がついに400万石を切ってしまった。
昨年の出荷動向は、清酒に有利となった昨年5月からの酒税改正直後の5、6月の2カ月は、前年を少し上回り、回復傾向に期待が高まったが、9月に起きた飲酒運転問題の影響が清酒消費を直撃したことも痛く、さらに、清酒の最需要期の11、12月が暖冬気味で、特に12月は出荷が前年比6・6%も減少したことが響いて、対前年比マイナス幅を縮小することができなかった。
主産地別の昨年年間出荷数量と前年対比は、▽京都府=11万9743klで0・4%の微減▽兵庫県=21万6365klで3・7%減▽新潟県=5万2934klで4・6%減▽福島県=2万169klで4・8%減▽秋田県=2万6766klで4%減▽愛知県=2万5663klで4・1%減▽広島県=1万8182klで5%減--と、主産地は軒並み前年割れとなった。また、全国的にみても、前年を上回ったのは山梨県、滋賀県、宮城県だけだった。
タイプ別の18年年間出荷状況は、▽吟醸酒=4万6250klで前年比1・5%減(うち、純米吟醸酒は2万3313klで3・3%増)▽純米酒=5万6998klで5・2%増▽本醸造酒=8万3967klで4・8%減▽一般酒=53万22klで4・4%減(うち、生酒は4万559klで5・5%減)--となり、純米酒だけが伸長している。
平成18年における、タイプ別清酒の全清酒出荷数量中の構成比(シェア)は、▽吟醸酒=6・4%(前年6・3%)▽純米酒=7・9%(7・3%)▽本醸造酒=11・7%(11・9%)▽一般酒=73・9%(74・5%)▽生酒=5・7%(5・8%)--で、純米酒の構成比が前年より0・6ポイントもアップしている。特定名称清酒(吟醸酒+純米酒+本醸造酒)の構成比は20%で、前年の25・5%より0・5ポイント上昇した。
また、平成18年における清酒輸出数量(免税)は8401klで、前年の7657klに比し9・7%も増加している。
2007年02月07日
アサヒとカゴメ、包括提携へ、「食と健康」事業で協力
アサヒビールとカゴメは2月6日、両社の業務における協力関係をさらに強化すべく、アサヒビールがカゴメ株の約1割を取得して筆頭株主となるなどの業務・資本提携契約を締結した。
アサヒビールグループは、酒類・飲料を中心とした「食と健康」を事業領域として、国内および東アジアを中心とした海外で、消費者へ生涯を通じた価値提供を行うことを方針として事業展開を行っている。またカゴメは、自然の恵みを消費者の健康的な食生活に役立てることを理念として、野菜果汁飲料・乳酸菌飲料をはじめとする加工食品事業を国内および東アジアなどで展開している。両社は事業方針や販売戦略の共通性から、従来から飲料分野における共同商品開発・販売、海外事業における協力などを取り進めてきた。
両社では、共同開発の取り組みにおいて、カゴメ独自の技術による野菜原料の独占的提供により、野菜入りアルコール飲料の開発を行い、両社のダブルブランドの商品として今年夏にも上市すべく準備を進めている。これを第一歩とするとともに、これまで進めてきた協力関係のレベルを引き上げ、互いの得意分野を生かしてさらなる信頼・協力関係を構築し、「食と健康」の分野における、相互の消費者への新価値提案に協力し合うことで、両社の考えが一致した。こうした取り組みにより、相互の企業価値および株主価値を増大させることを目的として、業務・資本提携を締結した。
2007年02月05日
平成19年度酒税収入予算 課税見込数量は911万6千kl
平成19年度の酒税収入予算額は既報(本紙1月26日付号)の通り1兆4950億円で、前年度予算額1兆5720億円に比し770億円の減収(4・9%減)と見込まれているが、財務省が今国会に提出した平成19年度の租税・印紙収入説明書によると、平成19年度における酒税課税見込数量は911万6千klで、前年度の943万7千klより32万klも減少と見込んでいる。
なお、課税見込数量が前年度を上回っているのは焼酎だけで、前年度より1万9千kl増加している。清酒の課税見込数量は70万3千klで、前年度より8千klマイナスとみており、ビールは342万klで、前年度より20万9千klの減少と、かなり厳しい見積もりをしている。
19年度の酒類課税見込数量で焼酎のみが前年度より増加と見込んでいることに伴い、課税額は、焼酎のみが前年対比50億円の増加とし、清酒は60億円、ビールが460億円、ウイスキー類が30億円、その他の酒類が270億円と、いずれも減収とみている。
土佐宇宙酒2年目で2月高知・東京で行事
【高知】高知県酒造組合(竹村彰夫会長)は、今年2年目を迎える「土佐宇宙酒」について2月に高知と東京で関連行事を実施すると発表した。初年度の昨年は県内17社が乾燥酵母6種を使って仕込んだが、今年は18社に増えて「宇宙生まれのウエット酵母」を使うのが特徴。同時に原料米も宇宙から帰還しており、今後は4月風鳴子、5月吟の夢と宇宙米の田植えも予定している。
土佐宇宙酒は、昨年10月にロシアのソユーズロケットに搭載されて宇宙遊泳した県産酵母を使って4月1日に発売。世界初の試みで大きな話題を呼び、720ml約10万本をほぼ完売。昨年の「休眠状態だった乾燥酵母」と違い、今回は厳格に検査した上で培養した「宇宙生まれのウエット酵母」を使うという。
3月21日発売に向けて、まず同組合で審査員約10人が今年仕込んだ宇宙酒の合否を決める「審査会」を2月19日午前11時から行い、正午からマスコミ公開。22日は東京都中央区銀座4-12-5歌舞伎座ビル1階のレストラン「アリス」で「解禁前VIP試飲会」を開くという。昼は酒販店や飲食店、午後6時からマスコミが対象で各100-150人を予定しているという。
2007年02月02日
カルピス経営方針、ブランドの価値向上
カルピスは、2007年度の経営方針について、今年創立90周年を迎えることから、90周年記念施策と連動した「カルピス」ブランドの価値向上や、中長期的な拡大基調につながる企業・商品ブランド価値向上のためのマーケティング投資を行うチャレンジの年とし、2007年度の売り上げ目標は前年見込み比105%を目指すことを発表した。
<創立90周年を記念した取り組み>
(1)新企業スローガン「カラダにピースCALPIS」=以前の企業スローガン「心とからだの健康に」の考え方を尊重しながら、“健康に貢献する”というメッセージを、親しみがあり、明るく元気に、シンプルに表現。人々の健康に役立ち、社会に貢献する企業を目指して成長を続けていくという願いを込めた。
(2)保育園・幼稚園向けに「大型絵本」プレゼント=毎年、子どもたちの心豊かな成長を願って実施している「『カルピス』ひなまつりプレゼント」で、今回は、子どもたちへの読み聞かせの教材として「大型絵本」を発行。
(3)乳酸菌の働きを紹介した「まんが『乳酸菌のひみつ』」を発行=学研「まんがでよくわかるシリーズ」とタイアップして、日本初の乳酸菌飲料「カルピス」を中心に、乳酸菌などの働きや役割をわかりやすく紹介するもので、全国の小学校や公立図書館に約2万6000部寄付する。
<事業別取り組み>
(1)コンク飲料事業=創立90周年事業と連動し、「カルピス」ブランドのフラッグシップとして、ブランド価値向上に貢献できるマーケティング活動を展開するもので、製品改訂によりさらなる売り上げ拡大を図るほか、ブランド全体でシナジー効果が発揮できる広告や販促活動を展開する。
(2)ギフト事業=ギフト市場全般が縮小の中、既存ギフト商品の改訂と健康機能やプレミアム感を訴求した高付加価値ギフトの開発により商品力を強化し、量販店や百貨店での取り扱いを拡大するとともに、徹底した販促活動により売り上げを拡大し、清涼飲料市場における同社ギフトのシェア向上を目指す。
(3)ストレート飲料事業=乳性飲料は、「カルピスウォーター」を中心とした「カルピス」ブランドのさらなる成長を目指す。その他飲料は、「ウェルチ」「エビアン」のブランド強化、「アミノバイタル」の品揃え拡充などにより売り上げ拡大を図る。また、飲料事業としては、市場トレンドや話題性のある新製品の開発と販売チャネル別の製品開発、販促を積極的に行う。
酒類では、「カルピスサワー」「BARTIME」のブランド認知向上と取り扱い強化を図り、低アルコール飲料市場で独自の存在感を確立する。
(4)自販機事業=販売会社の事業基盤の強化に注力し、自販機の純増体制の確立と効率経営を目指す。
(5)健康機能性飲料・食品事業=「アミールS」「健茶王」の製品改訂および広告・販促を強化し拡大を図る。また、独自素材を活用した「インターバランスL-92」の通年販売、新規素材を加えた新製品の発売などにより、基盤事業としての拡大、成長を目指す。
機能性食品素材分野としては、「アミールペプチド」「L-92乳酸菌」を中心に国内における販売および供給拡大を目指し、国内での「アミールペプチド」の供給を開始するほか、味の素グループなどを中心とした食品メーカーに向けて、機能性食品素材の供給・販売を拡大させる。
醸造機器工業組合 6月に総合カタログを刊行
【東京】全国醸造機器工業組合(薮田亘康理事長)はこのほど、日比谷の松本楼で新年賀詞交歓会を開いた。
冒頭、薮田理事長はあいさつの中で「日本経済はゆるやかな回復が続いているが、景気の回復と個人消費は結びつかないと言われている。早く景気と個人消費が連動することを期待したい。お酒などは、パックや安いものばかりが売れると、設備投資は期待できない。例えば、今日はおいしい刺身で高品質の純米酒などを楽しむということにならないといけない。清酒、焼酎、醤油、味噌などは、一般食品とは違った機器のニーズが出てくることを大いに期待したい。創業100年や、それ以上の伝統ある蔵元から品質の高い醸造品を生み出す設備の発注が多いので、今後ともその方向で対処をお願いしたい。当組合は、今年創立40周年を迎えて、10年ぶりに『醸造機器総合カタログ』を6月ごろに刊行するので、ぜひ購入いただきたい」と語った。
来賓の浅見敏彦・日本酒造組合中央会副会長は祝辞の中で「清酒需要はまだ厳しいが、今年は底打ち宣言ができるよう強く期待しているところだ。さらに、清酒は『質』も『量』も良くなるのを望んでおり、より質にウエイトを置いた方向になりつつあり、質の向上とともに底打ちができる年であってほしい。来年の新年会では、清酒が反転攻勢できた、と言えるように願っている」と、酒造業界の奮起を祈念した。
2007年02月01日
日酒販 有力地場卸2社と提携強化
今回、日酒販が業務提携の強化を発表した北酒販、広島中央酒販とも酒類が主体の酒類専業卸で「共通の文化を共有できる相手先」(日酒販)であり、また、従来から商品の取引を通じて深い関係にあった。
日酒販は、「現在の流通業界は、メーカー、小売業の合併などで巨大化しており、特に酒類食品卸業界は、酒販免許の規制緩和や廃業・M&Aなど業界再編が進行し、厳しい状況が続いている。このような市場環境下、酒類卸として得意先やメーカーからの要望に応えられ、求められる企業として、市場構造の変化に対応できる卸機能の構築、営業・提案力、情報・物流サービスなどの提供の強化に関して、それぞれ協議・検討を重ねてきた」とし、両社と包括的な業務提携を行うことで合意した。
北酒販との業務提携に関しては、「北海道に商圏のない日酒販と、北海道にしか商圏のない北酒販との結びつきは大きなシナジーを生むというメリットがある」とし、北酒販の発行済み株式の30%を日酒販が取得。今後も現経営陣が引き続き同社の経営にあたる。
広島中央酒販との提携では、「当社の各支店や山陰日酒販の既存拠点に広島中央酒販が加わることで、中四国地域のネットワークを一層強化できる」と判断。広島中央酒販が3月に行う7000万円の増資をすべて日酒販が引き受け、増資後、日酒販は同社株式の70%を持つこととなり広島中央酒販は連結子会社となる。役員、従業員はそのまま引き継がれるが、営業および総務・財務担当として日酒販からそれぞれ1名ずつ派遣される。
日酒販の売上高は4513億円(18年3月期)、北酒販は768億円(同)、広島中央酒販は82億円(同)。
1月31日に行われた広島中央酒販との業務提携に関する説明会の席上、広島中央酒販の岡田章会長は、「当社と日酒販の付き合いは何十年にもおよぶ。商売のやり方、生き方は相通じるところがある。日酒販を選んだことは当社にとってはベストだった」と経緯を説明。さらに、「提携後は、県東部の福山市までエリアを広げていきたい」と意欲を見せた。
また、同社・太田宏社長は、「日酒販の商品開発力や調達力を生かしたい。さらに情報の共有化や財務面の強化などで、得意先企業の安心・安全な取引にもつながる」と期待。初年度売上目標を100億円に設定した。
日酒販の松川隆志社長は、「グループとして、仕入れの一元化や広島中央酒販が当社の広島支社および岡山支店の中間にあるという立地を生かした物流の効率化にもつなげていきたい。当社の各支社支店に山陰日酒販、広島中央酒販が加わり中四国地区がほぼカバーできた」と提携のメリットを強調した。また、「これまで広島県内のみでしか流通していなかった優れた県産品を当社のチャネルを使って全国に発信していく」と語った。
今回、提携強化が発表された北酒販、広島中央酒販とも日酒販が主体となって2005年に設立された酒卸ユニオン<創SOU>のメンバー。酒卸ユニオンは、卸売企業の機能を共同化することが目的で、加盟各社の独自性を尊重している。
日酒販の勝田美智雄専務は、会見後の本紙の取材に「酒卸ユニオンのメンバーの中には、すでに日酒販の資本が入っている企業がある。また、提携を強化すべく現在協議が行われている企業もある」と話し、今後もグループの再編・提携強化を含めた話し合いを進めていく考えを明らかにした。
写真は、広島中央酒販との業務提携説明会後に握手する両社トップ

東京卸平成18年12月出荷 全体で前年比約17%増
【東京】東京都卸売酒販組合が発表した、平成18年12月の東京都内酒類卸売業者の酒類卸売状況によると、全酒類合計の卸売数量は14万3087klで、前年の12万2753klに比し16・6%増加した。
主な酒類別卸売状況(前年比)は、▽清酒=1万3268klで11・7%増▽合成清酒=939klで5・6%増▽連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)=1万747klで24・4%の大幅増▽単式蒸留焼酎(本格焼酎)=6479klで15・7%増▽みりん=2595klで13・8%増▽ビール=5万6807klで20・2%増▽果実酒=4937klで6・4%増▽ウイスキー=1815klで12・6%増▽ブランデー=105klで5%増▽発泡酒=1万8283klで12・7%増▽その他の醸造酒=1万858klで0・5%減▽スピリッツ=1962klで58・7%の大幅増▽リキュール=1万3928klで22・3%増▽雑酒=256klを出荷--となった。
なお、平成18年1-12月の東京卸売数量は、136万444klとなった。