アサヒビール 「ビアリー」リニューアル

2023年03月20日

 アサヒビールは、アルコール分0・5%の〝微アルコール〟ビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」「アサヒ ビアリー香るクラフト」の中味とパッケージをリニューアルし、3月出荷分から順次切り替えた。「アサヒ ビアリー」はお酒を飲む人に向けて、「アサヒ ビアリー香るクラフト」は普段あまりお酒を飲まないがビールに興味がある若年層に向けて、それぞれ商品・広告・販促・店頭を連動させた提案を強化する。

 「アサヒ ビアリー」ブランドは、仕込工程で香り豊かでコク深いベースビールを醸造した後、脱アルコール工程でアルコール分をできるだけ取り除く製造方法を採用している。両商品の今回のリニューアルでは、ビールらしいコクを出すためにろ過工程で麦のうまみがより残るように調整することで、さらに本格的な味わいを実現した。

 パッケージには、両商品共通で缶体裏面に2023年から新たに設定した 〝飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ。〟というお酒を飲める人と飲めない人が一緒に楽しめることを表現したメッセージを記載している。上質で落ち着きのある現行デザインをベースに〝New!〟の大きなアイコンを配することで、普段お酒を飲む人に向けて、商品が新しくなったことを訴求。「アサヒ ビアリー香るクラフト」は、手書きの〝香るクラフト〟の文字と〝飲みながらくつろぐ人〟のイラストを描くことで、若年層を中心とした普段あまりお酒を飲まない方が親しみやすく手に取りやすいデザインにした。

 4月からは、アルコール度数別の売り場づくりや「アルコール度数で選ぶお酒の新生活キャンペーン」を開始。体質や気分、シーンに合わせて適切なドリンクを選択できる環境づくりを推進する。

 同社は、「商品を通じてお客さまに多様な選択肢を提案し、グループ理念〝Asahi Group Philosophy〟で掲げる『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』の実現を目指す」としている。