キリンビール ラグビーWCへ期待、「ハイネケン」上方修正

2019年08月24日

 「ラグビーワールドカップ2019日本大会」のワールドワイドパートナーである「ハイネケン」を国内で製造販売するキリンビールは、ヨーロッパナンバーワンプレミアムビール「ハイネケン」の販売好調を受け、年間販売目標を約1割増の約110万ケースに上方修正する。

 「ハイネケン」は、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」に向けた需要の高まりを受けて、飲食・量販企業の取り扱いが大きく増え、2019年1-7月の販売数量が前年比約3割増と好調に推移している。9月の製造予定も前年比約2・5倍と大幅増を予定している。

 好調の要因について同社では、次の3点を示している。

 (1)大会に向けたビール消費高まりへの期待…大会に向けたビール消費の高まりが期待され、「ハイネケン」取り扱い店舗が量販企業で前年末比約6割増、料飲企業の2019年新規取り扱い店舗も約3400店増と、大幅に増えている。

 (2)ラグビー施策への好反応…ワールドワイドパートナーの権利である、通常は入ることができないスタジアムのバックステージエリアとコイントスを間近で見学できるツアーや、試合観戦チケットが当たるキャンペーンが高く評価され、販売数量が大きく伸びている。

 またラグビーのルールをあまり知らない人にも大会を楽しんでもらいたいという想いから「にわかでいいじゃないか」というキーワードで広告を展開し、新たな「ハイネケン」ファンを獲得している。

 (3)ヨーロッパナンバーワンプレミアムビールのブランド力…「ハイネケン」は1873年に誕生したプレミアムビールで、世界192ヵ国で愛飲されている。高いブランド認知とリッチでバランスの取れた味わい、ほのかなフルーツの香りが好評で、リピート需要を獲得している。

 「ラグビーワールドカップ2019日本大会」のワールドワイドパートナーであるハイネケンブランドは大会の機運を盛り上げるべく、さまざまな施策を実施する。試合開催都市で開催されるイベントなどを通じて、国内での地域活性化に取り組んでいく。