徳島県酒造組合酒楽しむ夕べ 阿波の地酒170人満喫

2010年10月14日

 【徳島】阿波の地酒をアピールする第12回「徳島の酒と肴を楽しむ夕べ」が「日本酒の日」の翌10月2日、徳島市一番町の阿波観光ホテルであり、県内を中心に地酒ファン約170人が詰めかけて各蔵が勧める逸品やホテル自慢の料理を楽しんだ。徳島県酒造組合(吉田映治会長)が毎年この時期に開き、今回は2年ぶり。

 パーティーには、県内28社の酒造会社のうち清酒製造20社と焼酎3社の計23社が参加。吟醸や純米など様々なタイプの酒を提供した。同組合が設立した愛好家グループ「とくとく倶楽部」は昨年で解散し、今回は各蔵元が親しい顧客など自社のファンを募って参加者を集めた。

 会場では、徳島県出身のシンガーソングライターで売り出し中の皆谷尚美(かいたに・なおみ)さんによるピアノの弾き語りもあり、美声に酔いしれた来場者は音楽でも満喫していた。

 徳島県酒造組合はいずれも12月末まで開かれる「寿司&地酒まつり」と「とくしま祭り」に協力。吉田会長は「当県は甘口から辛口まで各地域によって様々なタイプの酒を幅広く提供している。10月中旬には社交業組合のイベントにも協賛する予定で、今後も地酒の良さを知ってもらいファンになってほしい」と需要開発に力を注ぐ。