独立行政法人・酒類総合研究所は、酒類醸造講習「清酒上級コース」の受講者を募集している。
清酒製造業者の経営者および技術幹部を養成するために、清酒製造の基本的な技術を身につけた者を対象として、講義・実習を通して自主的に清酒製造が行えるような技術・判断力を習得することを目的として開催するもの。
【講習内容】▽講義=酒類理化学・醸造工学、原料と原料処理、麹、酒母、もろみ、酒類の安全性、清酒の多様化と新製品開発、市販清酒の品質について、酒税法と実務・製法品質表示基準、酒とソムリエ、市販酵母と醸造用資材、酒造経営のマネジメント、日本酒製造業の新しいビジネスモデル、ISO9001認証事例紹介▽実習=官能検査法、官能検査実習(清酒、焼酎とその他蒸留酒、果実酒、ビールと発泡酒)、酵母活性検査実習、微生物管理実習、自由実習、仕込実習、情報検索・IT実習、精米実習。なお、講習修了者には修了証書を授与する。
【受講期間】平成18年10月20日~11月17日。
【場所】酒類総合研究所(広島県東広島市鏡山3-7-1)。
【募集人員】15人以内。
【応募資格】原則として、酒類製造場の経営者の子弟または従業員で、かつ、酒類総合研究所「清酒製造技術講習」あるいは日本酒造組合「中央会技術幹部養成基礎研修」履修者程度の知識・経験を持ち、講習開始時点で満20歳以上の健康な者。
【講習費用】8万円(消費税込み)。なお、教材費、鏡山寮の宿泊費(希望者は入寮できる。月額約3万円、水道光熱費を含む)および食費は含まれない。
【申込期限等】9月8日まで。申込者に対し講習申込書を送付。勤務する酒類製造場の代表者の推薦を得て、講習申込書を酒類総合研究所まで返送する。
【受講者決定の通知】受講の可否を9月29日までに通知する。なお、受講希望者が多数の場合は、対象者の選考を行い、受講者を決定する。
【申し込み先】酒類総合研究所研究企画室(担当=狩野)、TEL082-420-0800、FAX082-420-0802、Eメールinfo@nrib.go.jp。
