サントリー ウイスキー初心者の教科書発刊

2023年04月21日

 【大阪】サントリーホールディングスは4月5日、サントリーウイスキーアンバサダーの佐々木太一氏による「絵とマンガでわかる ウイスキー1年目の教科書」の発刊に伴い、著者による書籍紹介とウイスキーセミナーを大阪市北区のウイスキーダイニングWWW.W(フォーダブリュー)で開催した。

 同書籍は、全国で初めて〝マスター・オブ・ウイスキー〟に認定された佐々木氏が、ウイスキー初心者に向けて分かりやすく、手に取りやすい内容で執筆したもので、4月1日にKADOKAWAから発刊した。

 同日は佐々木氏とKADOKAWAの生活実用第6編集課の篠原賢太郎編集長が出席し、書籍の紹介を行った。

 2人によるトークセッションでは、佐々木氏の経歴紹介ののち、同氏によるウイスキー啓発活動について、「2014年にウイスキー事業部に異動し、ウイスキー啓発活動に携わってきた。ウイスキーセミナー、イベントは多い時で年間60回以上実施し、これまでに延べ3万人にウイスキーの魅力を直接伝えてきた」と説明した。

 今回の書籍出版の経緯について、篠原編集長は「2023年が国産ウイスキー100年という節目の年なので、ウイスキー関連の書籍を出版できないかと思った。そんなことを考えていた時に、佐々木さんの顔が思い浮び、広報部に相談した。ウイスキーの書籍といえば基本的には事典系か教養系の2タイプになるので、そうではなくてビギナー向けの本にしたいと思っていた。佐々木さんがそれを受けてくれるかとの懸念もあったが、即共感してくれて一気に話が進んだ」と振り返った。

 また、ビギナー向けの書籍として意識したこととして、「居酒屋などでウイスキーハイボールはよく飲んでいるがバーには行ったことがない

という人が多いので、そういう人たちがこの本を読んでバーに行きたくなるようにしたいと思った」と語り、親しみやすい内容になることを心掛けたと語った。

 トークの最後に佐々木氏は、「この本を読んだらバーに行きたくなることを意識して書いた。是非夕方に読んでもらって、そのままバーに行ってほしい」と話を締めくくった。

 続いて佐々木氏によるウイスキーセミナーを開催した。セミナーでは「山崎」「ボウモア12年」「メーカーズマーク」のテイスティングと食事との相性を楽しむマリアージュを行った。

 【絵とマンガでわかる ウイスキー1年目の教科書】「そもそもウイスキーってどんなお酒なの?」「どうやって飲むの?」といった基本的な疑問を持つビギナー向けに、ウイスキーを楽しむための基礎知識をイラスト、マンガ、文章で分かりやすく解説している。

 また「世界5大ウイスキー」の蒸溜所と代表的なボトルを掲載し、それぞれの歴史からテイスティングノートまでを収録している。

 ▽判型=四六判▽総ページ数=288ページ▽定価(税込)=1870円

 【佐々木太一氏略歴】1971年生まれ。サントリースピリッツカンパニー・ウイスキー事業部シニアスペシャリスト。「マスター・オブ・ウイスキー」初代合格者。バレーボール元日本代表選手。1994年のアジア大会で金メダル獲得、1995年のワールドカップでは5位入賞。引退後、ウイスキーアンバサダーとして全国を駆け回り、蒸溜所のPRなどウイスキーの啓発活動をする一方、バレーボールの解説者としても活躍している。