霧島酒造「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」 『八重紅枝垂』植樹

2023年03月29日

 【宮崎】霧島酒造が直営の「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」 (江夏順行社長、都城市志比田町)敷地内に約70本のしだれ桜『八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)』を植樹した。〝焼酎の里づくり〟コンセプトを進化させ「より行きたくなるガーデン空間としての魅力を向上させるため」。3月下旬ごろから濃紅色の花が咲き始め、敷地内各所で花見ができる。

 同ガーデン内にはクラフトビール工場・レストラン「霧の蔵ブルワリー」があり、いろいろ楽しめそう。①芝生エリアにテントやレジャーシートを持ち込んでお花見ピクニック②ホワイトサンドの砂場「KIRISHIMA BEACH PARK」で桜を見ながら砂遊び③地元の食材を使用した花見にぴったりな料理をテイクアウトして(要予約)④KIRISHIMA BEERレギュラー5種を中心にお好みのビールをテイクアウト⑤「霧の蔵ベーカリー」で焼酎モロミを使用したパンやピッツァも買って。

 同社は1986年「21世紀への焼酎の里づくり グリーン計画」を策定。96年から志比田工場エリアの緑化を開始し、霧島ファクトリーガーデン(現「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」)として整備した。以降、霧島圏域の自然、霧島酒造の歴史や焼酎の味わい、焼酎とともにくつろぐ〝だれやめ〟のひとときなど「焼酎のすべてを味わえる里山をイメージした空間づくり」に取り組んできた。

 志比田工場(霧島ファクトリーガーデン)は、財団法人日本緑化センターが主催する緑化優良工場等表彰制度において2009年「日本緑化センター会長賞」、15年「経済産業大臣賞」を受賞。

 18年には、志比田第二増設工場竣工に伴い、志比田工場エリアの約5000平方mの敷地に約2700本の樹木、約1万2000株の草花計61種類を植栽。焼酎を育む自然や里山の安らぎをさらに身近に感じてもらえるよう整備した。

 19年「歴史と革新が醸す、霧島体験を。」とのテーマのもと「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」へ名称変更。施設ロゴも一新した。ロゴは霧島山をメインに、山の美しさだけでなく、空・太陽の光・霧・森・大地・霧島裂罅水が織り成す霧島の大自然を表現している。

 「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」は21年、公益財団法人都市緑化機構主催「第9回みどりの社会貢献賞」を宮崎県で初めて受賞。地域社会に開放された緑地空間を適切に管理し、質の高い緑地として地域に認知されていることが評価された。