日本酒造組合中央会 11月の課税移出数量

2023年01月23日

 日本酒造組合中央会は令和4年11月の清酒、単式蒸留焼酎の課税移出数量をまとめ発表した。令和4年11月の清酒の課税移出数量は3万4194㎘となり前年同月の4万7358㎘に比べて27・8%の減少となった。単式蒸留焼酎の課税移出数量は3万5651㎘となり前年同月の3万7588㎘に比べて5・2%減少した。

 令和4年11月の清酒主産地の課税移出数量は、▽新潟県=4473㎘で6・5%減▽京都府=9730㎘で3・3%減▽福島県=823㎘で10%減▽秋田県=1623㎘で9・8%減▽広島県=841㎘で1・2%減――となり、いずれも減少となった。

 タイプ別の課税移出数量は、▽吟醸酒=7324㎘で9%減(うち純米吟醸酒は4954㎘で2・5%

減)▽純米酒=5042㎘で17・7%減▽本醸造酒=2589㎘で22・2%減▽一般酒=1万9237㎘で35・6%減(生酒は3006㎘で25・3%減)――となり、いずれも減少となった。

 なお、11月の輸出免税数量は、1449㎘で39・9%減と大幅な減少となった。

 また、単式蒸留焼酎の主産地の課税移出数量は、▽福岡県=3366㎘で10・6%減▽佐賀県=394㎘で4・9%増▽長崎県=227㎘で4%増▽熊本県=1110㎘で19・2%減▽大分県=8078㎘で0・9%増▽鹿児島県=8186㎘で7・6%減▽宮崎県=1万1841㎘で3・8%減▽沖縄県=1333㎘で6・8%減――となり、佐賀県、長崎県、大分県を除いて減少となった。

 原料別の課税移出数量は、▽さつまいも=1万6208㎘で6・8%減▽米=2675㎘で10・6%減▽麦=1万4950㎘で2・7%減▽そば=667㎘で0・8%増▽酒かす=45㎘で4・2%減▽その他=1106㎘で1・5%減――となり、そばのみ増加となった。

 なお、単式蒸留焼酎の11月の輸出免税数量は、96㎘で18・7%減と減少した。