アサヒビール 好調の「ドライゼロ」最盛期1割増産へ

2019年07月11日

 アサヒビールは、ノンアルコールビールテイスト飲料「ドライゼロ」の販売好調を受け、最盛期となる7月から8月にかけて、前年実績に対して1割増産する。

 今年1―5月のノンアルコールビールテイスト飲料市場は前年比99・4%と下回ったことが推定されるなか、「ドライゼロ」は106・6%と市場を大きく上回った。今年1月のクオリティアップに伴い、原材料の配合バランスを最適化し、従来品より炭酸ガスの強さを高め「コクとキレ」が向上したことで、よりビールに近い味わいとなったことなどが評価されている。

 同社では、ノンアルコールビールテイスト飲料の新たな需要創出に対する取り組みとして、オリジナル動画を活用したSNS施策を展開する。健康や翌朝の仕事が気になる30~50代をターゲットに、7月からアサヒビール社の公式TwitterやFacebook、Youtubeなどで、「次飲むならドライゼロ」をキーメッセージとしたオリジナル動画を配信し、新たな需要の創出を目指していく。