アサヒグループホールディングスは、オーストラリア子会社を通じて、ニュージーランドのインディペンデント・リカーグループ(ILグループ)の持株会社であるフレイバード・ビバレッジズ・グループ・ホールディングス(FB社)の全株式取得に合意し、ニュージーランドおよび豪州の酒類事業での拠点を獲得した。
同社は、2009年に買収したシュウェップス・オーストラリア社を通じてオーストラリアで飲料事業を展開している。これに加えて、今年7月4日に公表したオーストラリアのP&N社のミネラルウォーター類および果汁飲料事業の取得と、ニュージーランドのチャーリーズ社株式の公開買付けによる取得も予定している。これにより、同社グループのオセアニア地域における飲料事業がさらに拡大することとなる。
今回、FB社の全株式を取得することにより、ニュージーランドおよび豪州における酒類事業の基盤を新たに確保することになる。また同地域における同社グループの飲料事業との協業を進めることにより、オセアニア地域全体で同社グループの企業価値の向上を見込んでいる。
ILグループは、ニュージーランドのニュージーランドおよび豪州で低アルコール飲料を主力とした酒類事業を展開し、同ジャンルでの販売シェアはニュージーランドで第1位、豪州で第3位を占めている。ニュージーランドと豪州にそれぞれ1工場を擁し、両地域全土を網羅する広範な流通網を有している。商品面では、「ウッドストック」「クルーザー」「コーディーズ」といったRTDカテゴリーの主力ブランドのほか、スピリッツやワイン、ビールなど酒類カテゴリー全般にわたる商品を展開している。
同社では、アジア・オセアニア地域の既存事業とシナジーを追及し、アジア・オセアニア地域での酒類事業・飲料事業の成長を図っている。今回のオセアニア地域の事業拡充と、今後さらに積極的な事業取得などを展開していくことで、長期ビジョンに掲げる海外売上高比率を20~30%に引き上げていくことを目指している。
