オエノンHD・合同酒精 苫小牧に2つの新工場

2009年04月10日

 オエノンホールディングスと同子会社の合同酒精は、北海道苫小牧市に苫小牧工場をそれぞれ完成させ、4月1日から稼働する。

 オエノンホールディングスの苫小牧工場は、同社が参画する「北海道バイオ燃料地域協議会」の「バイオエタノール技術実証プラント」。農林水産省が推進する「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」においては、同社がバイオエタノール製造の実施主体となり、2011年を目処に、米を主原料とするバイオエタノール製造の実用化に向けた技術実証に取り組んでいく。

 また、合同酒精の苫小牧工場は、年間4万5000klのアルコールが製造可能な大規模な酒類・工業用アルコール工場であり、オエノングループのアルコール事業の基幹工場となる。原料をタンカーからパイプラインを通じて直接工場内へ受け入れられるバース(船の停泊場所)を活用することで、高品質で価格競争力のあるアルコール生産が可能となる。