アサヒビール 新社長に塩澤賢一氏

2019年02月15日

アサヒグループホールディングスは2月14日開催の取締役会で、アサヒビールの新社長に塩澤賢一アサヒグループ食品副社長を充てる人事を内定した。3月19日付で就任。平野伸一社長は退任する。

また、子会社のエノテカの新社長には黒木誠也アサヒビール常務取締役が3月15日付で就任する人事も内定。櫻井裕之社長は退任する。

今回の人事について同社では、「新グループ理念〝Asahi Group Philosophy〟の制定に基づき、2016年から取り組んでいる中計を更新し、新たな成長ステージにおいて〝グローカルな価値創造経営〟を推進することによる、持続的な企業価値の向上を目指す。特に酒類事業においては、イノベーションとコストリダクションの高度化、国内酒類のリーディングカンパニーの地位確立を重点課題としており、新経営体制のもと、主要ブランドの強化や新たな飲用機会の拡大、将来の競争優位性を実現する独自技術の創出を通じて〝グローカルな価値創造経営〟を目指す」ためとしている。

なお、新社長は各社の株主総会後に開催される取締役会で正式に就任する。

【塩澤賢一新社長略歴】

1958年9月19日生まれ。東京都大田区出身。慶応義塾大学商学部卒業後アサヒビール入社。大阪支社長、営業戦略部長、常務取締役兼常務執行役員経営企画本部長兼営業統括本部副本部長、常務取締役兼常務執行役員営業本部長、アサヒグループ食品取締役副社長などを歴任。

【黒木誠也新社長略歴】

1958年12月13日生まれ。福岡県出身。早稲田大学商学部卒業後アサヒビール入社。宣伝部長、九州地区本部副本部長兼営業企画部長、エルビー(名古屋)社長、エルビー(東京)社長、アサヒビール執行役員中国統括本部長、執行役員広域営業本部長、常務取締役兼常務執行役員営業本部長兼量販統括本部などを歴任。