日EU-EPA発効で記念式典

2019年02月08日

 日本とEUとの間で2月1日に発効したEPA(経済連携協定)を祝う記念イベントが同日、駐日欧州連合(EU)代表部で開催され、EU側からEU代表部のフロア大使を始め加盟国の大使・外交官らが出席。また、日本側からは吉川貴盛農林水産大臣、茂木敏充経済財政政策担当大臣ら複数の閣僚らが参加し盛大に開かれた。

 日EU―EPAの発効により、6億3500万人の巨大市場が誕生、また世界のGDPで3割の経済圏が創出された。フロア大使は、「今日は歴史的な一日。関税を引き上げようとしている国があるなか、EPAは9割の関税を撤廃し、貿易障壁も無くし、開かれた自由で公正な市場ということを世界に発信した。欧州ワインやスピリッツが好きな人なら今日をもって安くなる」と欧州ワインの日本でのさらなる普及に期待した。

 茂木大臣は、「世界最大の経済圏の誕生は、大臣としてもワイン愛好家としてもうれしく思う。また、日本酒の関税も撤廃されることになる。ぜひ、EUでも日本産品を広めてもらいたい」と期待した。

 伊佐進一財務政務官は、「EPAの最も大事なプロダクトがお酒。EPAを基礎に、お酒と料理のマリアージュを高め、経済についてもマリアージュを高めていきたい」と話した。