サントリー 「ボジョレー・ヌーヴォー」市場7%減見込む

2018年11月21日

 サントリーワインインターナショナルは、2018年のボジョレー・ヌーヴォーの活動ポイントについて発表した。

 同社によると、2018年の「ボジョレー・ヌーヴォー」対日輸出数量は前年比7%減の見込みとなっており、その中で同社の受注実績は7万9000ケース(9l換算)で前年比6%減となった。

 同社では今年のマーケティング活動について、昨年から開始している「ボジョパ」の提案活動を今年も継続・強化し、ハロウィンとクリスマスの間の新たな催事として、ボジョパの接点拡大活動に取り組んでいく。

 ボジョパとは、ボジョレー・ヌーヴォーを楽しむパーティーのことで、ボジョレー・ヌーヴォー市場の活性化を図るため、ボジョレー・ヌーヴォーをまだ飲んだことのない20-30代、昔楽しんでいた40-50代をターゲットに提案している。「ボジョレー・ヌーヴォー解禁」というワイン好きのためのテイスティングイベントが、「ボジョパ」という皆で解禁を楽しむイベントに生まれ変わることで、ボジョレー・ヌーヴォーとともに楽しむ・味わう・シェアするパーティーとしての広がりを目指している。

 ボジョパの接点拡大に向けた新たな取り組みは次のとおり。

 【オフィスボジョパの提案】サントリーグループと接点のある法人に対して、懇親パーティと講師によるミニワインセミナーなどがセットになったパッケージ“オフィスボジョパ”を提案する。社内イベントとして、従業員同士のコミュニーケションの機会となり、従業員満足度の向上にもつながると評価され、14法人(参加予定人数約1200人)で実施を予定している。

 【解禁週の週末に向けた「ボジョパ」のSNSライブ配信】ボジョパの消費者接点拡大を目的に、最もヌーヴォーが飲まれる解禁週の週末に、家にいながら一緒に“ボジョパ”を楽しんでいる感覚が味わえる特別番組をライブ配信した。

 【ボジョパの歌“解禁TODAY”の製作・配信】ボジョパの親しみやすさを向上させるために、ボジョパの歌を作成。その歌にあわせて、様々なシーンで解禁を楽しむ様子を動画で表現し、SNS上で配信することで、消費者との接点拡大を図る。

 【小売店、飲食店への“ボジョパ”訴求ツールの提供】ボジョパの接点拡大に向け、小売店、飲食店に様々な訴求ツールを提供する。