ニッカウヰスキー 「ブラックニッカ アロマティック」を発売へ

2017年10月31日

 【東京】アサヒビールは「ブラックニッカ アロマティック」を11月21日から全国で発売する。

 同商品はニッカウヰスキー㈱が製造するウイスキーの主力ブランド「ブラックニッカ」の数量限定商品で、華やかな「宮城峡モルト」や、甘く伸びのある「カフェグレーン」などをブレンドし、華やかでフルーティーな香り、甘くやわらかい味わいに仕上げた。アルコール度は40%で、容量/参考小売価格は700mlびん/2000円(税別)。

 パッケージはスクエアボトルに赤色のフロスト塗装加工を施し、ラベル中央にブランドの象徴である「キング・オブ・ブレンダーズ」と、やわらかい味わいが沸き立つイメージをデザインした。今年発売した期間限定商品の中で最も華やかでフルーティーな味わいとなっており、20代~30代の男性を中心としたウイスキーのエントリー層をメインターゲットとしている。

 発売に先駆けて10月24日に表参道で開催された発表記者会見では同社のマーケティング第三部長である笹原俊一氏が商品説明や、「ブラックニッカ」ブランドの現状の説明を行った。

 笹原氏はブランドについて「ブランド全体の年間販売目標を360万箱(700ml×12本換算)へと上方修正し、5年連続で過去最高の売上を目指す」とし、今年1月~10月15日の販売数量は「売上273万箱で前年比115%となっている。樽詰めハイボールは前年比139%となっており、2万7000店舗へ導入実績がある。今後はさらなる間口拡大を図る」と述べた。

 また、設備投資については「ニッカウヰスキー柏工場において来年5月の稼働を目標に、樽容器の製造ラインを増強する。製造能力を約2倍に拡大し安定した商品供給体制を構築する」と発表した。