国税庁発表 平成28FYの課税は全酒類合計で0・7%の減少

2017年07月07日

 国税庁は平成28FYの課税移出数量をまとめ発表した。平成28FYは、清酒、本格焼酎、ビール、果実酒などが減少するなど、合計で877万3031klとなり、前年に比べて0・7%の減少となって着地した。

 国税庁が発表した平成28FY(平成28年4月~平成29年3月)の酒類課税出荷数量によると、平成28FYの全酒類課税出荷は、877万3031klで前年の883万6722klに比べて0・7%の減少となった。

 主な種類の平成28FYの課税出荷は▽清酒=53万8045klで前年の55万4030klに比べて2・9%減▽連続式蒸留焼酎=38万5307klで前年の39万9693klに比べて3・6%減▽単式蒸留焼酎=47万9428klで前年の48万5539klに比べて1・3%減▽ビール=270万9762klで前年の276万4483klに比べて2%減▽果実酒=36万8301klで前年の37万8971klに比べて2・8%減▽ウイスキー=14万8828klで前年の14万2155klに比べて4・7%増▽発泡酒=73万2061klで前年の76万7180klに比べて4・6%減▽その他の醸造酒=49万8770klで前年の52万308klに比べて4・1%減▽スピリッツ等=56万8671klで前年の50万346klに比べて13・7%増▽リキュール=219万1439klで前年の216万5698klに比べて1・2%増――となり、ウイスキー、スピリッツ等、リキュールが堅調に推移した。

 また3月の主な種類の課税出荷は▽清酒=4万9862klで1・3%減▽連続式蒸留焼酎=3万4724klで7・9%減▽単式蒸留焼酎=4万4821klで1・9%減▽ビール=22万196klで1・7%減▽果実酒=3万218klで3・7%増▽ウイスキー=1万3843klで3・3%減▽発泡酒=6万1435klで2・8%減▽その他の醸造酒=4万1582klで2%減▽スピリッツ等=5万2399klで4%増▽リキュール=17万9679klで1%減――となり、果実酒、スピリッツ等が前年を上回って着地した。